Sasayama’s Weblog


2009/02/28 Saturday

小沢一郎さんの「第7艦隊で十分」発言は正論

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:36:48

2009/02/28(Sat)
 
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小沢一郎さんが「在日米軍駐留は第七艦隊の存在で十分」と発言したことで、政府・与党からの批判のみならず、民主党内でも批判をあびているようだが、この小沢発言は、本人が「米軍がやらなくても、自衛隊でやれることはやっていけばいい。米国の負担が軽くなれば、それだけ在日米軍も少なくて済む。ごく当たり前の話をしただけだ」「(自衛隊が)他国の有事に参加するなどということはあり得ない。われわれの安全保障に対する原則は突然、変わるわけがない」と発言しているように、至極当然の正論をいったまでのことで、なぜ、このように、反響が大きいのか、よくわからない。

おりしも、アメリカのオバマ大統領が、ノースカロライナ州の海兵隊基地での演説で、約14万人に上るイラク駐留米軍のうち、2010年8月末までに主要な戦闘部隊を撤退させる計画を表明した。

今回のイラク撤兵は、もちろん、アフガニスタンへの兵力の集中という目的があるが、それ以上に、現在の経済危機とアメリカの財政危機の状況では、とても、これまでの海外駐留兵力を維持できないわけだから、今後も、イラクにかぎらず、世界各地域から、米軍の撤退(U.S. Troop Withdrawal)は始まるとみているが、どうなのだろう。

要は、経済・財政危機を契機にしての「やむを得ざる軍縮」(inevitable disarmament)(これには、核軍縮も含んでいる。)の機運が、アメリカを始めとして、おこってきたということ、そして、世界の軍事力の減感作療法ともいうべき現象が始まった、世界における地域紛争の可能性と非可能性とを、ともに、十分、比較秤量しての、「軍力と覇権力との慎重な将棋崩し」が始まった、と、見るべきなのだろう。

その意味では、今回の小沢発言は、けっして、「日米同盟に亀裂をもたらす」「軍拡路線に転換」なんてものではなく、むしろ、オバマ政権に対し、「塩をいち早く送った」、「タオルを投げてあげた」、という意味合いは大きいのではなかろうか。

今回、駐日アメリカ大使に決まったジョセフ・サミュエル・ナイ・ジュニア(Joseph Samuel Nye, Jr.)氏の持論は、ハード・パワー(軍事力や埋蔵資源など)によらず、ソフト・パワー(政治力、文化的影響力など)によるべし、とのものであり、また、オバマ大統領自身も、かねてからの軍縮論者である。

もっとも、このサイト「Lofty Rhetoric Must be Translated into Action」のように、「修辞学的にはオバマは軍縮論者であっても、経済危機のもと、1.5兆ドルに及ぶ世界軍事予算の再配分がもとめられているにもかからわず、また、外国での730に及ぶ米軍基地の解体(disarming and dismantling )がもとめられているにもかかわらず、実際には何も出来ていない(今回の予算教書に反映されていない、の意味か?)ではないか」、との批判もある。

(注-ちょっと数字が古いが、2005年時点で、海外の米軍基地数は735であり、要員数は、196,975人、うち、現地国調達外人要員数は、81,425人、これらの基地での所有建物は、バラックや関連施設、病院などを含めて32.327戸、借り屋数は、16,527戸といわれている。
基地所在地マップは、こちらのサイトをクリック
海外の国別基地名一覧については「BASE STRUCTURE REPORT-2005-」の62ページから80ページ参照
その他参考「The American Empire
U.S. Military Bases = Global Empire」))

しかし、アメリカの経済危機・財政危機を逆手に取ったオバマ政権の軍縮方向への舵は、すでに切られているのではないのか、というのが、私の見方である。

それにしても、一般紙の見る今回の小沢発言をめぐる論調には、そのような観点からの考察はいっさいないのには、おどろかされる。

日本のマスコミは、「いまだに、強いアメリカの幻視を、見続けている。」そんな感じもしないではないのだが—–

サイト「Obama Soft Power, Smart Power II」では「いまや、 地球上における偉大なる国、アメリカ」(the “greatest country on earth”)の呪縛(mantra)からのがれ、ヒラリー・クリントンの目指す「より少なき敵と、より多き協力者」を探すために、スマート・パワーを駆使するとともに、ジョセフ・ナイ の目指す「恐怖と支配から逃れ、インスピレーションと希望を得る」ためのソフト・パワーを駆使する、として、オバマ政権は、このスマート・パワーとソフト・パワーの元において、アメリカの再建をしていくであろう、との展望をこころみている。

その新しいアメリカを見据えた上での、国家戦略が、いま、日本にとって、必要な時だというのに——-

2月26日のファイナンシャル・タイムズの記事「Diplomatic feint that looks to leave Japan in the cold」(レジスターしていない場合はこちらで)でPhilip Stephens氏は、次のように書いている。

「私は、すこし以前の記事で、「コンパスを持っていない日本は、新しい地政学的ランドスケープのもとで、自らの居場所を見つけることが出来ないでいる」と書いた。
そして、いまも、そのように見える。」
(Some time ago I wrote that Japan, lacking a compass, had yet to find its place in the new geopolitical landscape. It seems that it is still looking.)

参考1.「Obama plans to Disarm America-YouTube 」



参考2.「Obama Vows to Disarm America

参考3.「Obama’s plan to unilaterally disarm the U.S.」

参考4.「Obama wants to reduce stockpiles, not disarm

 

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2009/02/27 Friday

ウズラのH5N1感染・死亡例は、ありますよ。

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 19:04:12

 
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愛知県が2月27日、高病原性鳥インフルエンザ(H7N6)が検出されたと発表したことに対して、発生元の愛知県豊橋市のウズラ農場経営者の男性(68)は「県の『陽性』との判断は納得がいかない」「県の勇み足だ」とし、さらに、「ウズラの鳥インフルエンザに関するデータは無いはずなのに、ニワトリと同様に検査し、陽性と判断している。それで処分だというのはおかしい」としているのだが。

じつは、ウズラの鳥インフルエンザ感染については、いろいろな研究がされている。

このサイト「Quail May Be Key Link in Spread of Bird Flu」は、メリーランド大学のダニエル・ペレツ博士の研究を紹介したものだが、これによると、ウズラは、東南アジアにおいて、鳥インフルエンザ拡大の重要な役割を果たしているという。

すなわち、ウズラは、鳥インフルエンザの14の異なったStrain(H2.H7.H9が、この場合、多いという。)を運んでいるとし、厄介なことに、ウズラ自体は、鳥インフルエンザに感染しても、症状を示さないことが多いので、長期間にわたって、ウイルスを広めてしまう役割をしてしまうという。

(今回の豊橋市のウズラのH7鳥インフルエンザ感染について、共同通信が次のような書き方(「ウイルスはH7型で、農場でウズラがほとんど死んでいないことから感染力の弱い弱毒性とみられ、愛知県と同省は感染拡大の可能性は小さいとみている。」)をしているが、この意味で、正確ではない。
また、2009/02/28朝日新聞朝刊2面の「ニュースがわからん! 鳥インフル、「H5」や「H7」って?」でも、「ウズラはウイルスに敏感と言われてるのに今回は1羽も死んでいない」との記述があるが、上記の「ウズラの鳥インフルエンザに感染しても、症状を見せにくい特性について、見逃した記事の書き方をされているのには、気になる。)

さらに、感染したウズラのウイルスは、哺乳類に感染しやすい分子的特性をもっているという。

つまりウズラは、鳥にも哺乳類にも適応しうるレセプターをもっているため、このことから、ウズラは、”Mixing Vessel Model”(混合容器モデル)といわれているようだ。

このウズラ感染媒介説については、H9についてのものだが、このサイト「Role of Quail in the Interspecies Transmission of H9 Influenza A Viruses: Molecular Changes on HA That Correspond to Adaptation from Ducks to Chickens」の、St. Jude Children’s Research Hospital の研究もある。

これは2002年発表のものだが、この研究は、1970羽のアヒルについて、H9ウイルスが、鶏とウズラにどう複写・伝達されるかをテストしたものだが、ここでは、ウズラは、鶏よりも、これらのウイルスの影響を受けやすく、HA遺伝子が、容易に複写・伝達されることがわかったという。

その理由として、アミノ酸配基列において、ウズラは、7つのポジションにおいて、アヒルと鶏の中間のポジションに位置しているところから、ウズラから鶏へのH9感染は、容易であると結論付けている。

一方、2006年発表のShantou University Medical College(汕頭大学医科大学)等の共同研究「Evolution and Molecular Epidemiology of H9N2 Influenza A Viruses from Quail in Southern China, 2000 to 2005」では、中国南部において、2000年から2005年にかけて、H9N2に呼吸器感染したウズラが、4つのChicken/Beijing/1/94 (Ck/Bei-like) と16のQuail/Hong. Kong/G1/97 (G1-like)との二種のウイルスの遺伝子型を持ち合わせていたところから、当初、Quail/Hong. Kong/G1/97 (G1-like)に感染したウズラが、Chicken/Beijing/1/94 (Ck/Bei-like)に変異し、そのChicken/Beijing/1/94 (Ck/Bei-like)が、ウズラを経て、家禽に感染したのではないかとしている。

さらに、ウズラにおけるH9N2とH5N1との関係が、H5N1の感染を広めたのではないかとの推測もしている。

では、H5N1についてはどうかというと、このサイト「Bird Flu Outbreak In Quail Farm In South Korea」のように、2006年12月に、韓国の金堤市(Kimje)の27万飼養のウズラ農場で、三千羽が死亡した例があるほか、クゥエイトやインドネシア、タイでも感染例がある。

特に、タイでは、2005年7月に、十二万二千羽のウズラが死亡したとされている。

また、中国では、2002年の湖南省での感染例(A/quail/yunnan/092/)や、2005年から2006年にかけて、貴州でのウズラ感染例がある。

アメリカでは、2005年11月に、サンバレーで、H5N1ではないが、低レベルでの感染例がある。

 

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2009/02/17 Tuesday

中川さんとアルコール依存症と睡眠薬との関係は?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 20:20:51

2009/02/17(Tue)
 
中川一郎さんが札幌のホテルでなくなったのが、1983年1月9日。

当時の写真週刊誌を見て驚いたのだが、その直前、新年交礼会のパーティーの壇上での背広姿の中川さんの背中は、汗でびっしょりに見えた。

当時のその写真の解説には、壇上を見守る(総裁選挙時の債権者らしき)偉丈夫な男性軍に威圧されての大量の汗、などとのもっともらしい解説があったが、果たしてそうなのだろうか?

中川一郎さんは、新年会の席上、ウイスキーの水割りを四杯飲み、部屋に入ってからもストレートに近い水割りを何杯も飲み、夫人から睡眠薬を三回もらい飲んだという。

どうも、今回のご子息の中川昭一さんの場合も、この睡眠薬とアルコールの相互作用のなせる業が、背後に感じられるのだ。

いつだったか、私は、パリのドゴール空港の売店で睡眠薬をもとめ、それを帰国機内で飲んだところ、とたんに、前後不覚の状態となって、成田で、あわてて、目を覚ました、という経験がある。

外国の睡眠薬は、恐ろしいものだと、そのとき感じた。

今回の場合は、実際、どうだったのだろう。

日ごろの中川さんの酒好きと(外国のものかもしれない)睡眠薬の摂取の相乗効果が、今回の一件につながってはいないのだろうか。

以下は、毎日新聞の記事の引用だが、次のゴチックの部分の記事が、すごく気になる。

「中川氏はG7出席のため13日昼、羽田発の特別便に搭乗。同行筋によると、機内のファーストクラスの席でカゼ薬などを多めに飲んだ上、酒も飲んだという。

約13時間のフライトを経て同日夕(現地時間)にローマに到着。直後のガイトナー米財務長官との初の日米財務相会談やG7夕食会は無難にこなした。その後、中川氏は男性新聞記者など「親しいひとたち」(中川氏)とサンドイッチをつまみながら、ジントニック3〜4杯を飲んだ。その際、睡眠薬を服用したという。

また、こんなブログ記事も、気になるのだが。

参考
アルコール依存症と睡眠薬との関係について

1.「DANGEROUS AND ILLICIT DRUGS
Regulated Drug - Which includes self-inducing sedatives, such as secobarbital, phenobarbital, pentobarbital, barbital, amobarbital and any other drug which contains a salt of a derivative of a salt of barbituric acid; any salt, isomer or salt of an isomer, of amphetamine, such as benzedrine or dexedrine, or any drug which produces a physiological action similar to amphetamine; and hypnotic drugs, such as methaqualone, nitrazepam or any other compound producing similar physiological effects; (As amended by PD No.1683 dated March 14, 1980).

2.「Relative Abuse Liability of Hypnotic Drugs: A Conceptual Framework and Algorithm for Differentiating Among Compounds

Recreational abuse of hypnotics is nonmedical use for
purposes of becoming intoxicated or “high.”2 An example
of this type of abuse would be the use of a large dose
of pentobarbital, flunitrazepam, or diazepam, perhaps in
combination with opioids or alcohol. Recreational abusers
are typically young males between 18 and 25 years old
who usually obtain their hypnotics illicitly.

Common adverse effects associated
with many hypnotics include a withdrawal syndrome,
overdose toxicity, psychomotor impairment and risk of
falls, memory and cognitive impairment, and interactions
with alcohol.

3.「ALCOHOL AND OTHER DRUGS OF ABUSE

AMA - Alcohol and Other Drug Abuse

Alcohol and Drug Problems

その他の文献検索結果一覧

海外メディア発信の映像一覧 





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2009/02/14 Saturday

夕べ、焼けてしまった「トトロの家」

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 17:30:08

 
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うちから程近いところにある「トトロの家」が、夕べ、全焼してしまったのを知ったのは、今朝になってからだ。

何しろ、昨晩は、新宿でホッピーをしこたま飲んで、そのまま家に帰り、寝込んでしまったこともあり、そんな近所での火事さわぎも、まったく、知らなかった。

午前2時頃、センサーの反応があったといわれ、放火の疑いも、濃厚であるという。

それにしても、杉並は、一見、安全な区のように見えるが、結構、この所、犯罪が多い区になってしまっているようだ。

不審火も、このところ、今年に入ってのものだけを数えても、井草、高円寺、阿佐ヶ谷北と、立て続けにおきているし、それも、ほとんど未解決のようだ。
(今年に入っての杉並区での不審火例 
1月03日午前0時ころ、高円寺北4丁目の馬橋公園の植え込みで雑誌が燃えているのを通行人が発見。その後、午前1時10分ごろまでに、高円寺北4丁目付近や阿佐谷北の計3カ所で、路上の植え込みに放置された雑誌や、ブロック塀に張られたゴミ収集日の表示板が燃えた。区立馬橋小学校の裏門付近では、枯れ木が燃えたほか、杉並区下井草の路上でゴミが燃えるなど、約2時間に不審火が5件相次いだ。
1月21日午前1時ごろ杉並区井草2丁目、
1月23日午前0時40分杉並区井草2丁目
2月03日午前4時前、杉並区井草2件、
2月12日19:11頃、杉並区阿佐谷北1丁目
2月14日02:34頃、杉並区阿佐谷北5丁目、
2月14日13:22頃、杉並区清水3丁目)

また、阿佐ヶ谷駅前郵便局帰りの現金盗難事件も、いまだに未解決のようだ。

厚生労働省元幹部への傷害事件も、まだ、記憶に新しい。

私の家の車庫では、昨年、堂々と、車上アラシがおこなわれたこともある。

杉並区では、安全パトロール隊や「杉並区防犯カメラの設置及び利用に関する条例」(防犯カメラ条例)にもとずく街頭防犯カメラやスーパー防犯灯(街頭緊急通報システム)の設置とNシステム(自動車ナンバー自動読み取りシステム)の設置などを売り物にしているが、こうも、立て続けに事件が続くと、行政は、いったいなにしてんの?とも、いいたくなる。

逆に、杉並区生活安全及び環境美化に関する条例にもとづく行政サイドのやりすぎが、区民の自立的な行動の育成をはばみ、怠惰を招いている、というような見方も成り立ちうる。

その代表的な例が、もくひろいを徹底し、捨てた人の目の前で煙草を拾う「環境美化パトロール隊」のいたれりつくせり、だ。

ディズニーランドじゃあるまいし、この過剰な区民へのサービスが、その意図とは裏腹に、区民の自立心を損なう怠惰へとつながっているようにも見える。

町内レベルでのご近所パワーによる安心安全体制のスキーム確立が、今、見直されてしかるべきなのだろう。

ちょっと話がずれたが、この「トトロの家」は、日本の都市計画家の近藤謙三郎さんご自身が設計したご自宅で、「トトロの家」の愛称は、宮崎駿さんが著書「トトロの住む家」で紹介されたところから、ついたものだ。

なんでも、付近にアトリエを構えていた宮崎さんが、その著書で「たまたまその前を通りかかって釘づけになってしまった」と紹介したことで、有名になったものらしい。

一九二九年建築の木造平屋約七十二平方メートル、敷地三百八十五平方メートルのもので、庭にはバラ、キンモクセイやカキ、夏ミカンなどの木々が茂っている。

近藤氏の死後、めいの元デザイン学校教員の近藤英さんが譲り受け、三十五年以上暮らしてきたが、英さんの隣への転居に伴って、土地が借地のため、取り壊しの懸念が市民の間に強まり、その荒廃化を懸念した6千人をこえる市民の要望で、杉並区が買い上げ、区の景観重要建造物に指定し、2010年一般公開を目処にして、4億円の巨費を投じて、周辺景観を含めての改修工事を行っていた矢先のことである。

私も、近所のせいか、なんども、見ているが、なにしろ、道路事情が悪いところで、小型車がようやく通れるような、一方通行だらけのところにある。

今回の火事も、おそらく、その消火には、てこづったに違いない。

この近藤 謙三郎さんというかた、銀座通りの改修工事にあたったさい、その舗装に日本初の木煉瓦を使われたかただと言う。

そのほか、旧満州国の都市計画などにも参画された方のようだ。

現在の首都高速の原型となったスカイウェイ構想は、昭和24〜26年頃、近藤謙三郎氏によって考えられたものであるという。

スカイウェイ構想は、渋谷、新宿、池袋、横浜、浦和、松戸、千葉方面へ向かう7つの放射線と、それらを小径環状と大径環状の2つの環状道路で結ぶというものであった。

それらの近藤さんの思い入れのつまった「トトロの家」だったのだが、できうれば、焼失後の場所での再建を強く望みたいものだ、

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2009/02/09 Monday

「民間資本が市民に歯向かう」という構図ですね。

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 18:53:50

2009/02/09(Mon)
 
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市場の失敗と政府の失敗という構図の中での、気息えんえんたる市民の現状ですが、俯瞰して言えば、「民間資本が市民に歯向かう」という構図なのでしょうね。

では、この救世主が何か、と言うことなのでしょうが、利を求めない市民団体ということになるのでしょう。

これに公共資本がどのような援護射撃をしうるのか、と言うことになっているのではないでしょうか。

それにしても、政治家の無力さを、ことさら感じますね。

過去のアメリカの世界恐慌において、活躍したのは、意外にも、アルカポネ等の世の中の嫌われ者でした。

アルカポネが主催するスープバー(free soup kitchen)には、連日、多くの失業者が詰めかけたといいます。

ここに写真集がありますが—。

日本においても、日ごろのキラワレものの義民としての活躍の場がととのった感じがしますが—

そういう発想にそれらの方々が立てるかどうか、ひとつの試金石ですね。

どうなんでしょう? 山*組さん—

 

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2009/02/07 Saturday

加藤秀俊氏の「米国の「刺激金」」についての誤り

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 16:54:15

2009/02/07(Sat)
 
null茨城県の県会議員井手よしひろさんのブログ「ほっとメール@ひたち「アメリカの減税政策「刺激金」と日本の「定額給付金」」」に光栄にも私の過去のブログ記事「定額給付金の所得制限−アメリカではどうだったか?」が引用されていたので、何事かと思ったら、1月26日付けの産経新聞の加藤秀俊氏の記事「正論 】「給付」を「寄付」にできないか 社会学者・加藤秀俊 」のなかで、加藤氏が
「昨年の春から夏にかけて、アメリカ国民はひとりの例外もなく政府発行の「刺激金」という名の小切手を受け取った。」
「基礎になっているのが社会保障番号だから、年収数億円の富豪にも、裏町に暮らす失業者にも平等に配られた。ブッシュ前大統領だって、ビル・ゲイツ氏だって受け取ったはずである。」
などと、誤った記事を書いたものだから、井手氏が、そうではないですよ、との意味で、私のブログ記事を引用したようなのである。

もっとも、この加藤氏の誤りは、産経新聞の編集局では、すでに気づいていたらしく、論文の終わりに「【訂正】 本文にある米国の「刺激金」には15万ドルの所得制限がありました。」とつけくわえていたのには、ちょっと「笑」なのだが、所得制限があるとないとでは、加藤氏の論文の趣旨がまるっきり変わってしまう説得力を失うキーポイントとなってしまうのだから、産経新聞の注釈も、「時にすでにおそし」なのである。

それに、この産経新聞の注釈自体も、正確には、誤りで、「15万ドルの所得制限は、所得税の夫婦合算申告(married filing jointly )の場合であり、夫婦合算申告(married filing jointly )でない場合は、修正総所得(AGI=Adjusted Gross Income )が年間七万五千ドル以上には、所得制限がある。」と言う注釈をつけるべきなのである。

まさに、これでは、「正論」ではなく「誤論」である。

つまり、加藤氏は
「このことを日本の報道機関はほとんどとりあげなかったが、いま論議沸騰の「定額給付金」というのも、もともとはアメリカの「刺激金」とおなじ性質のものであったのではないか。」
との論旨を、所得制限なしの前提で展開しており、その後段でも
「おもしろいことに、アメリカでは高額所得者は「辞退」すべきだ、といったようなバカげた議論はなかった。閣僚や要職にあるひとが、オレはもらわないよ、などとはおっしゃらなかった。なぜなら、余裕のあるひとは受け取った300ドルにしかるべき上積みをしてそのまま慈善団体などに寄付したからである。」
等と、まことしやかなことをいわれているのだが、そもそも、アメリカの税還付小切手には、所得制限があったのだし、また、その名のとおり、税還付小切手なのだから、所得階層のアシキリをともなった減税措置だったのであり、もともと、決して、加藤氏のいわれるような高額所得層の寄付は生じなかったのであり、加藤氏がいっているような
「おもしろいことに、アメリカでは高額所得者は「辞退」すべきだ、といったようなバカげた議論はなかった。」
のは、そもそも、そのような議論が生じ得ないスキームであったのだ。

このところ、売文によった論説者とリナックス型の無報酬の論説者との対決が、よくあるが、この前の上杉vs池田の対決にみるように、売文評論家の敗北が目だつようになった。

今回の一件も、あえなく、加藤氏の敗北に終わりそうなのだが、これも、ネットを駆使し得ない旧体制評論家のハンディなのであろうか?

 

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2009/02/05 Thursday

定額給付金寄付という珍奇なスキーム

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 06:29:49

2009/02/05(Thu)
 
null松本市が定額給付金の寄付を受け付けることを明らかにし、寄付された給付金は一般会計とは別枠で、経済、雇用、福祉などの施策に使うという。

川崎市、つくば市、久留米市にも同様の動きがあると言う。

これについての総務省の見解は、「住民の意思に基づいて、地域のために使われるのなら、それはそれで一つの考え方」としている。

まあ、定額給付金は、本来の政策インセンティブからいえば、当然、所得制限を設けるべきなのだが、私のブログ「定額給付金の所得制限−アメリカではどうだったか?-」にも書いたとおり、アメリカでは、納税者番号(Taxpayer Identification Number-TIN-)、社会保障番号(Social Security Number-SSN-)が整備されていたため、この仕切りが早期にできたのに対して、日本ではそれが困難だったという事情が、所得制限を困難にしていると言うことなのだろう。

その結果として、定額給付金寄付という、いわば、競馬のウィンズでの勝ち馬券の自動払戻機の横に、寄付コーナーを設けると言うような発想につながったのだろう。

コバンザメ商法と言うか、こじき精神丸出しの自治体の発想ではあるが、それもこれも、定額給付金という政策スキームの貧困さゆえのあだ花であるともいえる。

 

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2009/02/03 Tuesday

佐竹五六さんを弁護する

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 17:00:20

2009/02/03(Tue)
 
渡りを6回も繰り返したとして、元水産庁長官の佐竹五六さんばかりが、たたかれているが、昔から佐竹さんをよく存じ上げている私からすれば、なんで、佐竹さんだけが、という同情を禁じえない。

私の過去のサイト「ファクト・ファインディングのすすめ 」に書いたとおり、佐竹さんは、官僚の世界の中では、どちらかと言えば、学究肌のかたである。

最近では、「ローカル・ルールとコモンズ」と言うような問題意識で、非常にユニークな視点からの本も書かれている。(参考「ローカルルールの研究−海の『守り人』」)

それだけに、見識も豊かであり、また、若い頃、当時の国土庁(初代・国土庁土地局土地利用調整課長(1974年))に出向されたり、後年、環境庁水質保全局長をつとめられたりと、農林水産省という狭い枠にとらわれない考え方をもたれたかたである。

その学究肌であるがために、弁解をせず真実を堂々と言われたことが、今回の一件では、かえって、あだになっている感じさえ、見られる。

佐竹さんのみを攻める民主党さんも、もっと、他の事例を探ってみてはいかがなものであろうか。

巧妙な手口を駆使した例が、みつかるはずである。

参考
‘09.1.24の
「みのもんたのサタデーずばッと」でのA氏(78)すなわち佐竹氏へのインタビュー

取材者: (辞めた後「次ここありますから」と紹介は?)
A氏(78): 「そういう言い方ですよねえ,もちろん。」

取材者:(役所を辞めた直後,最初に天下る際の待遇について)
A氏(78): 「昔はねえ,公務員の給与は低かったからねえ,3割増しとかなんとかいう時代もありました。」

取材者: 「よく秘書付き,車付き,部屋付きだとか言われていますが,そういうもんなんですか。」
A氏(78): 「あのーまあそうですね。それは事実でしょう。」

(「渡り」のあっせんの禁止について)
A氏(78): 「言えないというか,分からないから,判断の材料がないから何とも言えません。」
取材者: 「昔は,必要だったですか。」
A氏(78): 「だから,ぼくはーあのーあれですねえ,要するに,組織に対する忠誠心をきちっとしている,という意味で必要だったと思いますねえ。要するに,きちっとした仕事をして,それなりにまあいわゆる偉くなるっていうかな,ならば,それだけのことは報いてもらえるものだという,そういうこう安心感ですよ。」

(天下りの禁止について問われて)
A氏(78): 「それは,難しいんじゃないんですかねえ。」
「今の人事管理を支えているシステムなんですよね。」
「今のやり方っていうのは,それこそその組織に対する忠誠心の根底にあるわけですから。」
「それをなくしちゃったら,ガタガタに人事管理ができなくなるということじゃないかと思うんですよ。」

 

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2009/02/01 Sunday

工程表作成に協力しない谷人事院総裁を辞めさせられない訳

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:53:51

2009/02/01(Sun)
 
公務員制度改革の工程表作成に協力しない谷人事院総裁をやめさせることができないのは、以下の理由によるようですね。

まあ、一見、二重三重に守られている人事院総裁の立場のようですが、人事院総裁を工程表作成の場に引き出せないで悔しがる甘利行政改革担当大臣にアドバイスとすれば、けっこう、国会決議なんてのが、渋る人事院総裁の勢子役としての働きはあるようにも思われますね。

つまり弾劾の事由となりうる「職務上の義務に違反し、その他人事官たるに適しない非行があること 」の前段としての状況証拠作りという意味での国会決議ですね。

人事院総裁をやめさせることができない根拠

/融院は、国家公務員法第3条に基づいて設置された合議制の機関である。
人事官の官職は、人事院の職務を執行する職員ではなく人事院を組織する構成員の職である。
⊃融官3人をもって組織され、人事官のうち1人は、人事院を代表する人事院総裁を命ぜられる。
人事官の身分は、特別職の国家公務員である。
た融官は、人事行政に識見をもつ者のうちから、衆議院及び参議院の同意を得て、内閣が任命する。
タ融官は認証官とされ、その任免は天皇から認証され、人事院総裁は、人事官のうち1人に内閣が命ずる。
人事官については、その中の二人が、同一政党に属し、又は同一の大学学部を卒業した者となることとなつてはならない。
Э融官は、公正中立を保つ保障として、裁判官並の強い身分保障が与えられている。
欠格条項を満たした場合と、12年以上在任した場合を除くと、国会による訴追に基づく弾劾裁判を経なければ意に反して罷免されることはない。

(国家公務員法
第8条  人事官は、左の各号の一に該当する場合を除く外、その意に反して罷免されることがない。
一  第五条第三項各号の一に該当するに至つた場合
二  国会の訴追に基き、公開の弾劾手続により罷免を可とすると決定された場合
三  任期が満了して、再任されず又は人事官として引き続き十二年在任するに至つた場合
○2  前項第二号の規定による弾劾の事由は、左に掲げるものとする。
一  心身の故障のため、職務の遂行に堪えないこと
二  職務上の義務に違反し、その他人事官たるに適しない非行があること
○3  人事官の中、二人以上が同一の政党に属することとなつた場合においては、これらの者の中の一人以外の者は、内閣が両議院の同意を経て、これを罷免するものとする。
○4  前項の規定は、政党所属関係について異動のなかつた人事官の地位に、影響を及ぼすものではない。

第5条  
○3  次の各号のいずれかに該当する者は、人事官となることができない。
一  破産者で復権を得ない者
二  禁錮以上の刑に処せられた者又は第四章に規定する罪を犯し刑に処せられた者
三  第三十八条第三号又は第五号に該当する者

第38条  次の各号のいずれかに該当する者は、人事院規則の定める場合を除くほか、官職に就く能力を有しない。
三  懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から二年を経過しない者
五  日本国憲法 施行の日以後において、日本国憲法 又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者 )

┸融官の弾劾制度は、国家公務員法第9条、人事官弾劾の訴追に関する法律によって定められた手続きによる。
人事官の弾劾裁判は、最高裁判所が行い、裁判所への訴追は国会が行う。

(第9条  人事官の弾劾の裁判は、最高裁判所においてこれを行う。
○2  国会は、人事官の弾劾の訴追をしようとするときは、訴追の事由を記載した書面を最高裁判所に提出しなければならない。
○3  国会は、前項の場合においては、同項に規定する書面の写を訴追に係る人事官に送付しなければならない。
○4  最高裁判所は、第二項の書面を受理した日から三十日以上九十日以内の間において裁判開始の日を定め、その日の三十日以前までに、国会及び訴追に係る人事官に、これを通知しなければならない。
○5  最高裁判所は、裁判開始の日から百日以内に判決を行わなければならない。
○6  人事官の弾劾の裁判の手続は、裁判所規則でこれを定める。
○7  裁判に要する費用は、国庫の負担とする。 )

国会に人事官弾劾の訴追があったときは、衆議院議長がこの件に関する国会の代表となり、参議院議長と協議して両議院の議員のなかから訴訟を行う者を指定する。
国会から最高裁判所への訴追には、国会の議決が必要である。
国会から議決に基づく人事官弾劾の訴追事由を記載した訴追状の提出を受けた最高裁判所は、訴追状の受理後、30日以上90日以内の間に裁判開始の日を定め、裁判開始から100日以内に判決を行う。
裁判の手続きは、人事官弾劾裁判手続規則(昭和25年最高裁判所規則第5号 )に従ってなされる。

ということで、Г暴颪い討△襪茲Δ某融院総裁が罷免されうるのは、

〃膤幣鮃爐鯔たした場合
12年以上在任した場合
9餡颪砲茲訌閉匹亡陲鼎弾劾裁判を経た場合

であり、

このうち、,侶膤幣鮃爐蓮国家公務員法第38条において規定されており
人事院の人事官又は事務総長の職にあつて、国家公務員法(第4章 罰 則)第109条から第111条までに規定する罪を犯し刑に処せられた者

(第38条  次の各号のいずれかに該当する者は、人事院規則の定める場合を除くほか、官職に就く能力を有しない。

四  人事院の人事官又は事務総長の職にあつて、第百九条から第百十二条 までに規定する罪を犯し刑に処せられた者

第109条から第112条については省略)

ということになっている。

ということで、公務員制度改革の工程表作成に協力しない谷人事院総裁をやめさせることは、上記に該当しない限り、できない。

ということになりそうだ。

 

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