Sasayama’s Weblog


2009/05/30 Saturday

“戦い過ぎて日は暮れて”って感じですかね-新型インフルエンザ裨益思惑の乱舞-

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:49:27

2009/05/30(Sat)
 
京都風にいえば「ひとまず(for now)戦いすんで、日は暮れて」とはなりますが。

うーん。

今思えば、今回のパンデミック・パニックの深層心因になった要因として、過去のNHKの「感染爆発」的特集や、映画「感染列島」の場面が国民の心をよぎったんじゃないかと。

これらのネーミングで国民の不安をあおった人間は、いまとなれば戦犯ものですね。

しいていえば、国民のパンデミック・パニックの深層心理で、裨益を得る人種が、WHOを含め、この世界にはある程度、いるってことなんでしょうかね。

『感染症を自らのステータス・アップの踏み台にしようとしている輩』とでもいうんかしら。

これじゃあ、踏み台となるウイルスがかわいそうです。

すくなくとも、『感染症が発生するたびに、それに裨益するオピニオン・スターが誕生する』ってことはいえるんじゃないかと–

SARSで図らずも世界に名をはせた、現在WHOの某高官などなど。

この前、国会で過激な意見を述べた検疫官、一瞬は、勇気ある発言だと感心しましたが、あとで、厚生労働省批判のおどろおどろしい題名の本を出していると知った時は、失望へと代わりました。

少なくとも、飯を食っているところに対しては、名指しでの批判はしないもんですが。

これに限らず、感染に関するおどろおどろしい名前の著者の背後にある屈折した裨益心・功名心の存在、これは否定できないんじゃあないかと–

ウイルスの顕微鏡をジッとみながら、自らの心のなかでは、裨益心・功名心をインキュべートしている、って姿は、想像したくないものです。

いかがなもんでしょう。

それに、ネットからテレビに発信情報媒体を移動させたのはいいが、あまり大衆的になって、当初の質のいいグローバルな観点からの情報発信目的を逸脱し、あまりに市民的なマスク功罪論に埋没してしまった方もいるようです。

いわば、インディーズで知る人ぞ知る底堅いファンがいたミュージシャンが、ある日、突然、有線で演歌をうたいだしたことへの失望感、とでも言うんでしょうかね。

科学者の功名心、これは、最大のウイルスの敵(というか、逆に、最大の味方になるんでしょうか?)ですね。

その点、日本の厚生労働省なんて、グローバルスタンダードらしきものを律儀に守る子羊みたいなもんで、かわいいもんです。

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

2009/05/29 Friday

10月末までかかりそうな、アメリカのH1N1新型インフルエンザ対応ワクチン製造

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:54:09

2009/05/29(Fri)
 
ロイターの今日の記事
「Companies starting work on H1N1 vaccine- CDC」によれば、今週木曜日にアメリカの衛生担当官がかたったところによると、アメリカでのH1N1新型インフルエンザ用ワクチンの製造状況は、下記のようであるとしている。

すなわち、ワクチン製造会社は、ワクチン製造の準備作業に取り掛かり、今後、数ヶ月間にわたる臨床実験を始める模様である。

しかし、新ワクチンは、広くいきわたりうる準備は、今年の10月までは、出来ないようである

今回のH1N1新型インフルエンザウイルスは、ヒトにとって新しいウイルスではあるが、季節性インフルエンザウイルスとよく似ていて、子供や若い世代にかかりやすいもののようである。

CDCでは、数日前に、いくつかのワクチン製造会社に対して、ウイルスのサンプルをおくった。

AstraZeneca’s (AZN.L) は、リバース・ジェネティックの技術を持つ会社であるが、ここからいくつかの会社に対して、販売権のライセンスをあたえている。

その会社の中には、Sanofi-Aventis SA (SASY.PA), Novartis AG (NOVN.VX) and GlaxoSmithKline Plc (GSK.L)などが含まれている。

今後数週間以内に、これらの会社は、臨床実験に使う新ワクチンの候補ロットを作り始めるが、これで夏は過ぎるであろう、としている。

ただ、ここにきていくつか問題があるのは、
�.錺�チンはひとつ打てばすむのか、二つうたなければならないのか?
�∈2鵑陵祝廟楴錣砲�いては、年齢層がことなると、異なった結果となるのか?
��アジュバンドとよばれる免疫系ブースターが、よい応答をえるのかどうか?
等に付いてである。

これらについて、CDCのMichael Shaw氏は、次のようにいっている。

�/轡錺�チンは、アジュバンドを使って薄められるであろう。
これによって、服用数を増やすことが出来る。
��現在候補に検討しているアジュバンドには、二-三種類が上がっている。
これらは、これまでアメリカでは使われたことのない種類のものではあるが、使用の要請があれば、緊急時対応として認められうるものがいくつかある。
��ワクチン製造会社は、このほかにも、CDCが必要とするならという前提で、バルク製品の開発もしているという。

いずれにしても、これらのことは、臨床実験が終わってからのことである、としている。

また、ワクチンの製造量についてであるが、その決定がされるのは、北半球の夏か初秋になってからだという。

この製造開始の合図は、いまインフルエンザシーズンが始まった南半球で、今回の新型インフルエンザウイルスがどのように働くかによってなされるという。

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

10月末までかかりそうな、アメリカのH1N1新型インフルエンザ対応ワクチン製造

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:51:55

2009/05/29(Fri)

ロイターの今日の記事
「Companies starting work on H1N1 vaccine- CDC」によれば、今週木曜日にアメリカの衛生担当官がかたったところによると、アメリカでのH1N1新型インフルエンザ用ワクチンの製造のロードマップは、下記のようであるとしている。

すなわち、ワクチン製造会社は、ワクチン製造の準備作業に取り掛かり、今後、数ヶ月間にわたる臨床実験を始める模様である。

しかし、新ワクチンは、広くいきわたりうる準備は、今年の10月までは、出来ないようである

今回のH1N1新型インフルエンザウイルスは、ヒトにとって新しいウイルスではあるが、季節性インフルエンザウイルスとよく似ていて、子供や若い世代にかかりやすいもののようである。

CDCでは、数日前に、いくつかのワクチン製造会社に対して、ウイルスのサンプルをおくった。

AstraZeneca’s は、リバース・ジェネティックの技術を持つ会社であるが、ここから五つの会社に対して、販売権のライセンスをあたえている。
その会社は、
Sanofi-Aventis SA,
Novartis AG,
GlaxoSmithKline PLC,
CSL Ltd,
AstraZeneca.
の五社である。

今後数週間以内に、これらの会社は、臨床実験に使う新ワクチンの候補ロットを作り始めるが、これで夏は過ぎるであろう、としている。

ただ、ここにきていくつか問題があるのは、
�.錺�チンは一回打てばすむのか、二回うたなければならないのか?
�∈2鵑陵祝廟楴錣砲�いては、年齢層がことなると、異なった結果となるのか?
��アジュバンドとよばれる免疫系ブースターが、よい応答をえるのかどうか?
�さ╂畧�インフル用と新インフル用とのどちらのワクチンの製造を優先するのか
等に付いてである。

これらについて、CDCのMichael Shaw氏は、次のようにいっている。

�/轡錺�チンは、アジュバンドを使って薄められるであろう。
これによって、服用数を増やすことが出来る。
��現在候補に検討しているアジュバンドには、二-三種類が上がっている。
これらは、これまでアメリカでは使われたことのない種類のものではあるが、使用の要請があれば、緊急時対応として認められうるものがいくつかある。
��ワクチン製造会社は、このほかにも、CDCが必要とするならという前提で、バルク製品の開発もしているという。

いずれにしても、これらのことは、臨床実験が終わってからのことである、としている。

また、ワクチンの製造量についてであるが、その決定がされるのは、北半球の夏か初秋になってからだという。

この製造開始の合図は、いまインフルエンザシーズンが始まった南半球で、今回の新型インフルエンザウイルスがどのように働くかによってなされるという。

なお、ワクチンができるまでの過程については、このサイトがわかりやすい。

検疫段階での感染者発見を先行指標とすれば、外来サーベイランスのガイドライン遵守は、必要ないのではないのか?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:20:21

2009/05/29(Fri)

 
国内で新型インフルエンザウイルスの感染が広がっていることをいち早く察知するため、 国が整備していた「外来サーベイランス」という監視システムが、全国ほとんどの自治体 で運用されず、機能していなかったことがわかったという。

このシステムは、全国のおよそ7500の医療機関が、高熱やけん怠感などインフルエンザに似た症状を訴えた患者の人数を、毎日、国に報告するというもので、空港や港で感染に気づかず、入国した人がいても、国内で感染が広がり始めた段階で異変を察知するのがねらいで、厚生労働省は、5月1日システムの運用を始めるよう都道府県などに通知したという。

しかし、全国のほとんどの自治体では、医療機関に運用開始を知らせるなどしておらず、システムが機能していなかったという。

運用を始めていない自治体は「通知に気づいていなかった」とか、「水際対策で手いっぱい だった」などと理由を話しているという。

という報道なのだが—

ということで、そのガイドラインの現物をみてみますと–

このサイト
「新型インフルエンザ対策(フェーズ 4 以降)におけるサーベイランスガイドライン」
7
や
このサイト
に実施要領がかいてありますが、

まことに整然としたマニュアルではありますが—–

ひとえに、それゆえに、機能しなかったのも無理もないような風にもおもわれ—

専門家は「感染拡大の発見の遅れにつながった可能性もある」などと指摘しているようだが、私から見ると、それ以前の問題、このガイドライン自体に問題がある、ようにもおもわれますね。

特に、フェーズに直にリンクしてしまっている点が問題にもみえますし—

というか、成田の検疫段階で感染例が見つかったら、それを先行指標(鳥インフルエンザにおける指標鳥/DIVAシステム的考えのようなもの)としてとらえ、下記の�△痢屮機璽戰ぅ薀鵐好�イドライン」に基づく行動はすっ飛ばしで、いち早く、�イ痢岼緡殿寮�に関するガイドライン」に基づく行動に移行しないと、末端の医療機関に余計な報告負荷のみがかかってしまうことになるんではないんでしょうかね。

つまり、
下記�,慮 ̄崔奮�での感染例発見を「国内に不顕性感染者侵入」の先行指標としてとらえれば、
�△痢峭馥發某�入した症例を一刻も早く発見」の役割は、ほぼ達成、という考え方に立てることになり、
限られた感染対策資源の有効化に資する、という考え方ですね。

厚生労働大臣は、検疫段階での感染者発見を「時間稼ぎ」といっていましたが、実際には、これが時間稼ぎになってはいなかったということがわかった以上、スキームのスリム化による感染対策資源の省資源化を図る意味では、むしろ、これは、先行指標ととらえて、対処しうるスキームに変えられたほうがよろしいようです。

キーワードは「感染対策スキームのスリム化による、感染対策資源(人・物・金・時間)の省資源化と、機会費用(逸失利益)の最小化と、動態的かつ戦略的視点にたった実効ある資源投入の実現と」です。

現在の大鑑巨砲主義的な感染対策スキームでは、いけません。

ちなみに、先に述べた鳥インフルエンザにおけるイタリアでの指標鳥(おとり鶏(sentinel birds)システムやDIVAシステム(Differentiating Infected and Vaccinated Animals )は、感染鶏のワクチン抗体のあるなしによって、ワクチン接種の判断をするための先行指標という考え方ですね。

成田で検疫にかかったヒトを鳥扱いにしてしまうのは、はなはだ失礼なことなのですが、考え方としては、鳥も人間もおんなじですので、ご容赦を—

お役所の方々などが優秀な頭の体操で作ったガイドライン、実地ではあんまり役立たなかったみたいで—作り直しでしょうかね

ちなみに、現在のガイドラインの段階別対応としては、
�仝 ̄屮�イドライン
↓
�▲機璽戰ぅ薀鵐好�イドライン(国内に侵入した症例を一刻も早く発見)、
↓
��積極的疫学調査ガイドライン(発生初期の対応)、
↓
�ち甦�対応戦略ガイドライン
↓
�グ緡殿寮�に関するガイドライン(国民への医療サービスの維持と新型インフルエンザの流行による被害拡大を最小限に抑える)、
↓
�Π緡纏楡濺�における感染対策ガイドライン、
↓
�О緡典ヾ悗砲�ける診断検査ガイドライン、
↓
�┘錺�チン接種に関するガイドライン、
↓
��抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドライン、

など、13のガイドライン群からなっているようです。

これらのガイドライン制定にいたるまでの討議などの資料については、
こちら

のサイトご参照

参考
「清浄国神話に毒された「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」総理コメント」

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

2009/05/27 Wednesday

マスク有効論・非有効論-原典に当たっての検証-

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 11:44:29

2009/05/27(Wed)
 
外岡立人さんの「マスク非有効論」のよってたつ根拠については、この3年近く前の外岡さんのサイト
『マスクの功罪』
に書かれているのだが。

ここては、外岡さんは
『パンデミック・インフルエンザ発生の際にマスクが意義があるかどうかは不明であると米国医学研究所は発表した。
効果は不明ながらもパンデミックが発生したなら数百万人の人々が効果を信じてマスクを着用し、さらに再使用しないことから、多くのマスクの供給が必要になると同研究所は判断している。
同研究所は国立アカデミーの一組織で、最も信頼性ある科学者の組織である。 』
といわれている。

その外岡さんの根拠としているのが、CDCのこのサイト
「Interim guidance on the use and purchase of facemasks and respirators by individuals and families for pandemic influenza preparedness」
だといわれるのだが。

そこで、このCDCのサイトをじっくり読んでみることにしたのだが。

まず、その前に、一口にマスクと日本語で言っても、このCDCのサイトでは、facemask と respiratorとを厳格に分けて、論じている。

また、CDCがこの問題を論じるにいたる前提として
U.S. Department of Health and Human Services が出した市民向けのガイダンス
「Interim Public Health Guidance for the Use of Facemasks and Respirators in Non-Occupational Community Settings during an Influenza Pandemic」
の存在がある。

このガイダンスの中では、これまで、facemask と respiratorの使い方について言及されたガイドブックがなかったとの前提で、

「3.Prevent/Limit Exposures 」(曝露への防止と制限)

との一項のなかで

facemaskは、機密性が保たれていないので、インフルエンザ感染のウイルス粒子をフィルターすることはできないが、マスクをしている人のウイルスのついたdroplets をブロックするには、有効である。
としている。

このことは、子供にも有効ではあるが、子供の場合は、マスクを常に正しく装着していることが困難である、という難点がある、としている。

また、ウォッシャブルなfabric masks は、東南アジアなどに使われているが、これについては、ほとんど効果がない、としている。

N95 などのレスピレーターについては、機密性がたもたれ、顔が小さい子供でも、フィットしうるようになっている、とその有効性を評価している。

そこで、市民がfacemask と respiratorとのどちらを選択すべきなのか、についてだが、その前提として考えるべきは、
�ゝ〔�性
��感染持続期間 
�A�着性(facemask のほうが respiratorに比して装着性がいいが、ウイルスへの防御性は低い。)
などをあげている。

外岡氏が参照にしているのは、この市民向けガイダンスでの「facemask か respiratorか」についてのCDCの補足説明なのである。

すなわち、CDCの
「Interim guidance on the use and purchase of facemasks and respirators by individuals and families for pandemic influenza preparedness」
においては、

facemask も respiratorも、感染の機会を減らす(decrease)ことはできるが、なくす(eliminate)することはできない、としている。

つまり、マスク装着は、「有効」だが、「万全ではない」といっているのだ。

また「facemask や respiratorの感染予防への有用性」については、

まだよくわからないとはいえ( Although)、一定の状況の下での装着は、パンデミックの下では必要と( warranted )されている。

(ここで ”warranted”を『必要とする』と訳す点については こちらのサイトご参照)

としている。

facemaskは、特に、人ごみの中において、他人の鼻や口と、自分の鼻や口との接触を避けうるという意味で有効であり、装着者のくしゃみや鼻水を他人に及ぼすことを回避しうる。としている。

また、 respiratorは、感染者への接触が不可避なときに有効である。としている。

こうして原典にあたってみると、やや、外岡氏のサイドに分が悪いようにかんじられるのだが。

私も、以前は、海外のニュース記事を鵜呑みにして、ブログ記事を書いていたこともあったが、最近では、かならず、その記事で引用された原典の記事なり論文を読んでみることとしている。

参考
2009年5月27日改訂版CDCの暫定推奨「Interim Recommendations for Facemask and Respirator Use to Reduce Novel Influenza A (H1N1) Virus Transmission」

WHO インフルンエザA(H1N1)アウトブレイクにおける市中でのマスク使用に関する助言 暫定的な手引き

同上英語版原典

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

2009/05/26 Tuesday

H1N1新型インフルエンザ・ウイルスの3Dマッピング解析

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:14:14

2009/05/26(Tue)
 
シンガポールのAgency for Science, Technology and Research (A*STAR)のSebastian Maurer-Stroh博士など5人が、
Biology Directの2009/05/20号で、今回のH1N1新型インフルエンザのタンパク質・ノイラミニダーゼ構造について、マッピングによる3D解析を行っていて興味深い。

この解析結果の3D画像は、こちらのBioinformatics Instituteのサイト「From Sequence to Function 」で、誰でも、Javaで見ることが出来る。
(画像上にマウスを当て、左クリックしたまま、画像上でマウスを引き回すと、構造が、裏からも表からも見えます。
また、マウス右クリックのまま「Surface」にあて、そのまま左クリックで「Molecular Surface」に当てると、該当の画像が見えます。)

この分析によると、今回のH1N1は、系統樹的には、北米のH1N1よりも、ヨーロッパのH1N1豚インフルエンザウイルスや、H5N1鳥インフルエンザウイルスに近いとしている。

ノイラミニダーゼ構造は、1918年スペイン風邪H1N1よりも、H5N1鳥インフルエンザウイルスに近いとしている。

ウイルスの変異は、過去のワクチン接種によるノイラミニダーゼにたいする効果を弱めている。

ただ、変異がタンパク質の表面であるために、タミフル、リレンザ、peramivirなどの各種阻害剤の有効性は保たれているとしている。

ワクチン開発と深く関係しうる抗原部位(antigenic regions )については、従来のものと異なっているため、それぞれの患者のこれまでのウイルスの曝露歴によって、異なってくる、としている。

論文名は
「Mapping the sequence mutations of the 2009 H1N1 influenza A virus neuraminidase relative to drug and antibody binding sites」である。

なお、この研究グループて゜は、そのほかにも、いろいろなシステムを生み出している。

すなわち
�.Εぅ襯垢琉篥岨劵掘璽吋鵐垢鬚い疏瓩�解析することが出来るチップ
the Genome Institute of Singapore (GIS)で、開発
��2時間以内に、インフルエンザウイルスを識別することが出来るマイクロキット
the Institute of Bioengineering and Nanotechnology (IBN)で開発
��新H1N1と季節性インフルエンザウイルスを見分けることが出来る分子診断検査
the Institute of Molecular and Cell Biology (IMCB)で開発

なお、いつも参考にさせていただいているブログ「内科開業医のお勉強日記」でも、この論文を取り上げているが、ここでは、「新型の豚ウイルス流行、2月に警告 欧州の研究者ら」との関係があるのではないか?との推測されているのが興味深い。

参考
��2月に発表されたヨーロッパのH1N1豚インフルエンザウイルスについての論文
「A human case of swine influenza virus infection in Europe – implications for human health and research 」

��New 3D structural model of critical viral protein presents timely molecular information on the fast evolving H1N1 virus

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

2009/05/25 Monday

浅薄な事実認識での官房長官の「インフルエンザ終息方向」発言

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 19:09:53

2009/05/25(Mon)
 
河村建夫官房長官は25日午前の会見で、新型インフルエンザの感染拡大について、終息に向かっているとの認識を示し、ここにきて「日を追うごとに発生者が減ってきている」と述べた上で、「終息宣言を出すところまでには至っておらず、推移を十分注意するが、一つの終息の方向に向かっている感じを持っている」と語った。

というのだが、事実認識に関しては、あまりにお茶の間的な解釈/認識なのではなかろうか。

「終息」を全肯定しての発言ではないにしても、内閣官房長官が、この段階で、記者会見の中で、「終息」の二文字を使うこと自体、常軌を逸した発言であると思う。

この場合、
�〆2鵑慮�生労働省の方針の転換(行動計画の修正)
�⊃祁織ぅ鵐侫襯┘鵐狂〆才僂�PCRキットが現場では枯渇し、保健所での検査は不能となりつつあること、
�8従譴砲�ける新型インフルエンザと季節性のインフルエンザの区別が不可能になりつつあること
などで、
「社会的閾値」(social threshold )が変化してきており

このことによって、表面にあらわれて来る感染者数が、少ない数字になってきつつある。

という解釈の方が事実認識としては適切なのだろう。

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

新H1N1ワクチン候補株の選定が、主要課題に

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:21:18

2009/05/25(Mon)
 
H1N1新型インフルエンザ問題も、どうやら、対応するワクチン候補株の選定に注目が集まっているようだ。

昨日のこのサイト
「H1N1 Swine Flu Vaccine Candidates Created」
によると、アメリカCDCのAnne Schuchat博士の言として、CDCはNew York Medical Collegeから、ワクチン候補株のひとつを受け取ったとしている。

このワクチン候補株は、今回の新H1N1ウイルスと他のウイルスとの遺伝子の組合せ(combining)から生まれたものであるとしている。

CDCは、このほかFDAと協力し、リバース・ジェネティック技術を使って、第二のワクチン候補株を用意しているという。

今後、CDCは、この二つのワクチン候補株について、抗血清の反応性を検査するとしている。

Anne Schuchat博士によれば、早ければ今月中にもワクチン向けの株を選び、製薬会社に渡せるとしている。

もし、このワクチン候補株のひとつか両方かでも有効であれば、製薬会社は、パイロット・ロットでの治験用のワクチン製造に取り掛かり、7月には量産が可能になるとしている。

The Department of Health and Human Servicesの発表では、これらのために10億ドルの予算を組んで゜いるという。

なお、新型インフルエンザのウイルス開発に向けては、韓国・忠南大学の徐相熙教授が候補株を発見したと主張していたが、CDCの広報担当Thomas Skinner氏は、徐教授の使った手法では有効なワクチンを製造できないと述べている。

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

外岡立人さんがマスク有効是非発言で2chで祭りにあったらしき経緯

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:18:43

2009/05/25(Mon)
 
大分以前(H20.05.10)書いた私のブログ記事
「孤立感漂う外岡立人先生の日記」
にこのところ妙にアクセスが多いので気になっていたら、どうやら、外岡さんの「マスク有効・非有効・是非」発言をめぐって、2chで祭りにあっていたらしいのだが。

ついぞ、知らなかった。

参照
http://pandemic.seesaa.net/article/119159656.html
http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20090511/1242056503

よく、政治家でも、マスコミで有名になったものは、後に、マスコミにたたかれる、というジンクスがあるのだが、これは、ネットの世界でもいえるのかもしれない。

とくに、ネットの世界で名を成したものが、今度は、メディアを変えて、テレビなどでの発言比重を高めると、この傾向が強いような気もする。

どうも、”上位メディアへの成り上がり”と、ネラーには、解釈されているのかもしれない。

アーティストでも、インディーズから名を成したものが、メジャーに進出すると、これまで育てられた母体などから、あれこれ言われるのと同じ構図なんでしょうかね。

まさに
「からくり民主主義」
とおんなじ構図です。

もしかして、ネットの世界では、嫉妬されない作法というものがあるのかもしれませんね。

自らの発言の放つ機会費用(逸失利益=発言したことで、有名にはなるが、反面、それがために、余計なわずらわしさに見舞われる、ということでしょうかね?)を抑制し、発言の費用対効果を高めるには、そのようなテクニックも必要なのかもしれません。

野村監督の「ぼやき発言」など、その祭り抑制テクニックの最たるものなんじゃあないかと—

これも若いときに散々たたかれた人のみのもちうる奥義なんでしょうが。

参考
2chでの状況

YouTubeでのマスク関連ビデオ

CDC推薦N95レスピレーター(Respirator)


マスクのファッションショー

鳥インフルエンザ用マスク

家庭でのパンデミック対応チェックリスト


オーストラリア政府のパンデミック対応啓蒙ビデオ

カリフォルニアでのパンデミック講演会ビデオ

「Face masks fight the flu」


 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service

2009/05/23 Saturday

やはり新型ではなかった、今回のH1N1新型インフルエンザ・ウイルス

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:53:26

2009年5月23日
 
5月22日のサイエンス・エキスプレスの記事
「Antigenic and Genetic Characteristics of Swine-Origin 2009 A(H1N1) Influenza Viruses Circulating in Humans 」
(アブストラクトはこちら 図表等はこちら ご参照)
では、CDCのNancy J. Cox 氏をはじめとする59人からなる研究チームが 、今回のH1N1 新型インフルエンザウイルスについて、初めて本格的な遺伝子学的な分析を試みている。

それによると、

今回のH1N1 新型インフルエンザウイルスについて、メキシコと北米から76検体を採取し、これについて分析した結果、今回のH1N1は、ユニークな遺伝子セグメントのコンビネーションとなっているという。

研究者たちは、これを「混合物の混合」(Mixture of Mixture)と表現している。

すなわち、一部は、1998年に発見されたような、トリプル再集合ウイルスの一部を含み、また、一部には、1999年に発見された香港型ウイルスに遺伝子セグメントが近いユーラシア株を含んでいるという。

また、このH1N1 新型インフルエンザウイルスの遺伝的多様性がすくないところから、このウイルスは、単数か複数かのイベントによって、人間に導入されたものとみている。

遺伝的多様性がすくないという点は、季節性インフルエンザ・ウイルスによく見られるものであり、また、近年の豚インフルエンザ・ウイルスにおいても、よく見られる特徴であるという。

さらに、分子マーカー(Molecular markers)から見ると、人間への適応性は、現在はないところから、以前に検知されない分子決定要素がヒト間の感染をゆるした、とみている。

抗原性の点から見ると、このウイルスは、アメリカの豚インフルエンザH1N1ウイルスとおなじものであるが、季節性インフルエンザH1N1とは異なるものであるとしている。

研究チームの遺伝子分析によれば、8つのセグメントのうち、ヘマグルチニン(H)を含む3つの遺伝子セグメントは、1918年のスペイン風邪のH1N1に由来するものであり、その後、ずっと豚に存在していたものであるが、その間においても、変異はしていなかったとしている。

その理由として、豚は、長生きしなかったため、短期間での再感染が許されなかったため、としている。

Nancy J. Cox 氏によれば、再感染が免疫系を回避しうるウイルスの変異をもたらすのだが、この場合は、その再感染がなかったとしている。

その他の遺伝子セグメントでは、ポリメラーゼB(PB)遺伝子はヒト由来、他の二つは鳥由来であったとしている。

また、1918年のH1N1とH5N1とは、毒性があることを示す遺伝子セグメントを、同じNS1セグメントにおいて有しているが、今回の新H1N1は、そうではないという。

感染性を示す遺伝子セグメントにおいても、今回の新H1N1は、1918年のH1N1にあったものを失っているという。

これらのことから、今回の新型H1N1は、1918年のH1N1が、人間への感染を可能とする変異をみせていないものであるために、 その他の要素が、今回の人間への感染を促したものと、研究者たちはみている。

今回の新H1N1のノイラミニダーゼ(NA)が、ユーラシアの豚インフルエンザウイルスと近い関係にあることについて、これは、1979年頃に、豚から鳥に跳んだものだと推定している。

研究者たちは、 今回のH1N1は、、北米とユーラシアの豚由来インフルエンザウイルスが、長い間、みつけられないまま、比較的に安定的なまま、豚と人間の間に循環してきたものであると見ている。

Nancy J. Cox 氏は、世界のどこかの豚集団において、長い間、見つけられないまま、静かに循環していたものと、推定している。

Nancy J. Cox 氏は、これらについて、いくつかのシナリオが考えられる、としている。

そのシナリオの中には、今回の新型H1N1が生まれるイベントにアジアか南北アメリカにおいて、ウイルスの再集合があった可能性も含まれるという。

また、一定の動物がウイルスのリザーバー(貯蔵所)として機能し、自らは、病気にかからないが、他への感染の媒体になり、その過程で、起源を特定できない「失われた環」(Missing Link)を生んだ可能性もあるという。

もし、世界の獣医師の中で、これらの起源となりうる豚インフルエンザウイルスをフリーザー貯蔵していれば、この「失われた環」を埋めることが出来ることになり、このことで、今回の新H1N1が再び変異して循環することは防ぎうる、としている。

そのためには、豚のウイルスについての、更なる世界的かつ組織的な研究が必要である、と、Nancy J. Cox 氏は、いう。

なぜなら、豚インフルエンザウイルスについては、アメリカにおいても、世界的規模においても、これまで、組織的な研究がされていなかったからだという。

今回のH1N1新型インフルエンザウイルスは、たしかに、1988年に見られた鶏-豚-ヒトの三つの宿主を持つトリプル再集合ウイルスの一種ではあるが、このウイルスが、今回以前に発見されたことはない、としている

また、 このH1N1が、いつ、どこで、なぜ、今回の人間の感染に向かったのか、については、いまだわからないという。

ただ、朗報としては、今回の研究において、新型H1N1が決して新型ではなく、大きな変異を示していないことがわかったことで、現在のインフルエンザワクチンでは、今回のH1N1新型インフルエンザウイルスへの防御効果はおそらくないとしても、このウイルスは、抗ウイルス薬に影響を受けやすく、新H1N1対応ワクチン設計はしやすいとしている。

 

お知らせ:
日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル
「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。

内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。

お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリックしてください。


Check Page Rank of any web site pages instantly:


This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service