2009/05/30(Sat)
京都風にいえば「ひとまず(for now)戦いすんで、日は暮れて」とはなりますが。
うーん。
今思えば、今回のパンデミック・パニックの深層心因になった要因として、過去のNHKの「感染爆発」的特集や、映画「感染列島」の場面が国民の心をよぎったんじゃないかと。
これらのネーミングで国民の不安をあおった人間は、いまとなれば戦犯ものですね。
しいていえば、国民のパンデミック・パニックの深層心理で、裨益を得る人種が、WHOを含め、この世界にはある程度、いるってことなんでしょうかね。
『感染症を自らのステータス・アップの踏み台にしようとしている輩』とでもいうんかしら。
これじゃあ、踏み台となるウイルスがかわいそうです。
すくなくとも、『感染症が発生するたびに、それに裨益するオピニオン・スターが誕生する』ってことはいえるんじゃないかと–
SARSで図らずも世界に名をはせた、現在WHOの某高官などなど。
この前、国会で過激な意見を述べた検疫官、一瞬は、勇気ある発言だと感心しましたが、あとで、厚生労働省批判のおどろおどろしい題名の本を出していると知った時は、失望へと代わりました。
少なくとも、飯を食っているところに対しては、名指しでの批判はしないもんですが。
これに限らず、感染に関するおどろおどろしい名前の著者の背後にある屈折した裨益心・功名心の存在、これは否定できないんじゃあないかと–
ウイルスの顕微鏡をジッとみながら、自らの心のなかでは、裨益心・功名心をインキュべートしている、って姿は、想像したくないものです。
いかがなもんでしょう。
それに、ネットからテレビに発信情報媒体を移動させたのはいいが、あまり大衆的になって、当初の質のいいグローバルな観点からの情報発信目的を逸脱し、あまりに市民的なマスク功罪論に埋没してしまった方もいるようです。
いわば、インディーズで知る人ぞ知る底堅いファンがいたミュージシャンが、ある日、突然、有線で演歌をうたいだしたことへの失望感、とでも言うんでしょうかね。
科学者の功名心、これは、最大のウイルスの敵(というか、逆に、最大の味方になるんでしょうか?)ですね。
その点、日本の厚生労働省なんて、グローバルスタンダードらしきものを律儀に守る子羊みたいなもんで、かわいいもんです。
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