Sasayama’s Weblog


2009/01/30 Friday

上杉隆vs池田信夫は、池田氏の勝ちかな?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:50:14

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ちょっと見慣れない対決構造だが、ご本人たちは、それぞれのメディアで、自論を展開しているのだが。

池田氏言い分

ラジオ(J-WAVE)を聞いていたら、また上杉隆氏が「定額給付金はやらないよりマシだ」と繰り返していた。ダイヤモンド・オンラインでも、同じ趣旨のことを書いている。彼は当ブログの読者なので、あまりにも初歩的な間違いを訂正しておこう。根本的な誤解は、次の記述だ:
今回の定額給付金を含む第二次補正予算案と消費税はまったく無関係の予算案だ。定額給付金を実施したからといって、消費税率が上がるということは一切ない。
彼は、定額給付金の財源が天から降ってくるとでも思っているのだろうか。給付金という変な名前がついているが、これは税の還付だから、国債が増額される。国債は税で償還するしかないので、2兆円は何らかの形で必ず増税になる(消費税とは限らない)。
つまりこれは、1万2000円の税金で1万2000円の給付金を買う朝三暮四の政策なので、納税者が合理的なら効果はない。
欧米で行なわれている財政政策も、政治的には何かやらざるをえないだろうが効果は疑わしい、というのがMankiwなど多くの経済学者の見方である。

オバマも演説でいっていたように、アメリカの財政政策もケインズ的な総需要管理政策ではなく、インフラ投資によって長期的な潜在成長率を高める政策だ。
減税は所得再分配の意味が強い。欧米の政治家はケインズを卒業したのに、日本ではいまだにジャーナリストも経済学を勉強しないで、古くさい「景気対策」を振り回すのは困ったものだ。悪いけど、あなたはすごく「日本的」だよ、上杉さん。

追記:「財源は埋蔵金だ」とか「国有財産を処分すればいい」とかいうコメントが多いが、これらは国債の償還財源だから、流用したらそのぶん国債費(税)が増えるだけだ。政府の収入は、本質的には税しかないのである。

上杉氏言い分

給付金は、税の還付であるかどうかは議論の分かれるところだが、少なくともその財源について〈国債の増額〉〈必ず増税〉ということはない。
今回の第二次補正予算でも明らかなように、その大部分には「埋蔵金」が当てられる。
本コラムでも示したとおり、筆者の見方でも「埋蔵金」は広義の意味での「税」であるという点では賛同できる。
だが、それはあくまで特別会計の剰余金であり、「埋蔵金」が池田氏のいう「国債」や「増税」に当てはまるかというと甚だ疑わしい、というのが財務省含め、多くの官僚の見方だろう。
未曾有の世界的な金融危機に際して、結果として、欧米の政治家は「ケインジアン」になっているということを述べているのだが、池田氏にはそのあたりの現実が見えないようだ。日本ではいまだにこうした評論家が、経済学の観点からのみで世界を見ようとする、古くさい「評論分析」を行なうから困ったものだ。悪いけど、あなたはすごく「日本的」です、池田さん。

以上が両氏のバトルの内容なのだが、
論点が二つほどあるようで

 崢螻杁詆婉發虜仆个蓮特別会計の剰余金である埋蔵金の振り替えによっているので、必ずしも、増税にはつながらない」とする上杉氏の言い分に対して、

「埋蔵金の振り替えによったとしても、これらは国債の償還財源だから、流用したらそのぶん国債費(税)が増えるだけだ。」とする池田氏の言い分

◆屮▲瓮螢の財政政策もケインズ的な総需要管理政策ではなく、インフラ投資によって長期的な潜在成長率を高める政策」となっているという池田氏の言い分に対して、
「未曾有の世界的な金融危機に際して、結果として、欧米の政治家は「ケインジアン」になっている」と言う上杉氏の言い分

,砲弔い討澆譴弌△二人とも、静態的な問題のとらえ方をしているので、その観点からの評価ができにくいのが残念だが、要は、定額給付金が国の歳入に対して、どのようなインセンティブを発揮し、どのようなパフォーマンスとなるのか、ということなのだろう。

静態的にとらえれば、上杉氏の言われる「埋蔵金の振り替えによっているので、必ずしも、増税にはつながらない」という麗しい見解ともなりうるのだが、定額給付金のインセンティブが、歳入増に働かなかった場合は、それこそ、大穴になるわけだ。

上杉氏がFX投資などをやられているかどうかわからないが、たとえば、個人投資勘定口座に余裕金としてとどめている状態が埋蔵金なのであって、これをいざ投資市場にExposureした段階で、その評価増か評価減かに分かれるのである。

定額給付金がレバレッジを伴って、歳入に帰ってくればしめたものなのだが、そうは問屋がおろさないのではなかろうか。

また、△砲弔い討世、これは、池田氏に軍パイが上がると、私は見ている。

すなわち、今回の世界恐慌で世界を歩き出しているのは、「ケインジアンの亡霊」なのではなく、「今日的な混合経済」の試行なのではないかと思う。

これを「新混合経済」という新しいパラダイム名で呼ぶこともできるような感じもしますね。

これまでの古来からある混合経済(Mixed Economy)論は、私的資本と公的資本との合体の元での経済であり、その母体は、電気ガスなどの公的企業体をさしていたが、リーマンショック以降の世界経済を見てみると、市場主義からのゆり戻しの受け皿として、新しい混合経済と、それを支える新しい母体が必要な気がしている。

新混合経済(New Mixed Economy)については、まだ、海外サイトでも論じられているサイトは、少ないのですが、たとえばこのサイト「Towards a ‘New Mixed Economy’」では、SME(Small and Medium-sized Enterprise 小さい企業体)が私的資本と公的資本との間の接合点に立って、機能するという、新混合経済論を展開しているようですね。

今日的な「既存の私的資本と既存の公的資本との接合点」の母体としては、NPO的なものもかんがえられるし、それらが、グリーン・ニューディール政策の主役なり、パートナーシップの接合機能体として躍り出ると言う可能性もあるわけですね。

いまから10年ほど前、私は、自身のサイトの小論「あえて改革至上主義に訣別し、新たなパラダイムを構築する時」で次のように書いた、

「計画経済健在なりし頃は、 二重経済とか混合経済とかいう概念で、市場と国家の問題を論じた時代もあったが、その意味では、現在は、三重経済であり、複合経済の時代でもある。
バブル崩壊の過程で、市場も失敗し、政府も失敗した。ここに新しいセクターとして、利他主義であり自己実現的である、公民・NPOの登場に期待したい。」

政府の失敗、市場の失敗を償いうるのは、公民・NPOの登場によるしかないのであり、このことこそが、新しい混合経済の真の担い手になりうると言うことが、その後10年を経て、今、世界恐慌到来のこのときにこそ、リアルに感じられるのである。

 

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2009/01/25 Sunday

中国での今年に入ってからのH5N1感染・死亡例

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:33:51

2009年1月25日

 

)無市朝阳区三间房の19歳の女性
2008年12月24日に発病、12月27日に入院、2009年1月5日午後7时20分死亡
ビデオはこちら

∋嚇貍鋪仔郢圓27歳女性
2009年1月5日発病、病状悪化後入院、2009年1月17日18時40分死亡

5州省黔東南州で、16歳男性
2009年1月8日に貴州で発病、1月16日に懷化市第一人民醫院に転院、1月20日死亡

せ垣松箆の孫У岨圓如2歳の女子
2009年1月7日に湖南で発病、2009年1月11日に祖父母を伴って山西に到着、発病後,1月14日に山西省汾陽醫院で検査、1月14日に山西省兒童醫院に転院、平穏に向かっている。
ビデオはこちら

タ戟撤魯木齊頭屯河區の31歳の女性
2009年1月10日に発病、病状悪化後入院、2009年1月23日死亡
ビデオはこちら

Φ州省貴陽市雲岩区の29歲の男性
2009年1月15日に発病、即日送往省人民醫院で受診、1月23日に分泌物採取、現在危篤状態
ビデオはこちら

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安易な帰農論ではなく、農業者のダイバーシフィケーションの観点からのスキーム構築が必要

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 13:24:36

2009年01月25日

 
このところ、派遣切りなどにあった労働力の受け皿として、農業の場をという、新たな帰農論が、ジャーナリズムで幅を利かすご時世となった。

これについては、大分以前のことだが、このブログでも、「「建設帰農」というパラダイムの光と影」と言う題で、その疑問点を提示したことがあった。

ここにきての農村回帰説をとなえているのは、中央のオピニオン・リーダーたちであるが、当の既存の農業従事者たちの本音はどうなのだろう?

これら榊原英資さんなどのオピニオン・リーダーたちが構想しているらしきものは、
〆2鵑遼犹づ失業状態にある方々のための雇用の受け皿に農業生産の現場を、あわせて、日本の食料自給率の向上を
というものと、
△海譴蕕里たがこれまではたらいてきた産業現場で得たスキルを、農/工/商一体のスキームのもとに、農業の活性化につなげよう
というものとに大別されうるようだ。

,砲弔い討澆譴弌農村なり農業を、摩擦的失業者の雇用の現場に選んだ場合、問題は、大きくふたつあって、住の問題をどうするのか、ということと、繁閑差の問題をどうするのか、ということが上げられるだろう。

△砲弔い討澆譴弌△海譴蕕離好ルを活かせるスキームが、そもそも、農村部には、システム的に備わっていない
ということなのだろう。

さらに、これらの摩擦的失業者が、どのような目線なり立場で、参画していくのか、永続的な参加が可能なのか、いいとこ取りに終わらないのか、についての農村地域・農業者側の疑心暗鬼というものは、容易には、払拭しきれないであろう。

定年帰農は、社会政策とトレードオフにはなりえない、農村社会にとってハームレスなスキームであるが、派遣帰農は、社会政策とのトレードオフの元に行われる、場合によっては、農村社会なり農村経済に新たな負荷を加えうる存在になりかねない、という違いがある。

では、どうしたらいいのか。

そこに、農村社会にとっても、都市部・産業部門からの新規流入者にとっても、ウィン・ウィンの関係が生じうるスキームなり戦略でなければならないのだろう。

その意味で、急に世論に浮上してきたかに見える安易な帰農論には、基本的な戦略スタンスが整っていないように見える。

ここでの基本的な戦略スタンスとは、あくまで、農業者側主導型でのダイバーシフィケーションの振興をめざすため、これら摩擦的失業人材の活用をしよう、と言う戦略的視点である。

もうすこしいえば、安易な工業部門から農業部門への雇用のシフトは、そのまま、農業部門のただでさえ少ないパイの農業・農村部門での奪い合い、という結果にも終わりかねないと言うことなのだ。

この経済恐慌で図らずも得た工業部門から農業部門への雇用のシフトを生かし、農村地域に、これまでにない、いかに多様な農業兼業部門におけるスモール・ビジネスを輩出させ、農村地域総体でのパイの拡大を目指すためのスキームでなければ、単に、農業・農村部門は、恐慌避難民のための広大なシェルターと化してしまう懸念もなくはないのだ。

ただでさえ少ない農村部の恒久的雇用の場が、これらシェルター難民のために、クラウディングアウトされてしまうという懸念もあるだろう。

そうならないためには、このチャンスに、農業・農村部門で多様な換金回路が構築できるような公的支援措置を行政サイドで用意することが必要なのだと思うのだが。

つまり、ここでは、帰農のスキームではだめで、起農のスキームでなくてはならないのだ。

そのためには、いまこそ、EUのLEADERプログラムによる事業展開に習った政策スキームの構築が必要な気がしている。

参考
参考1.EUのLEADERプログラムによる事業例

アグリビジネス・商業

・地元農産物の販売促進(例:販路拡大、流通システム整備)
・農業特産物の生産
・地場産品の付加価値向上(例:農産物加工業、手工芸品の生産振興)
・地場産品を紹介するための情報技術の活用
・デジタル通信
・人材育成、職業訓練、技術研修
・地元企業の改革促進、競争力強化
・企業誘致の促進
・公共/民間サービス分野における新しい取り組み
・特定のテーマでの分野横断的協力

観光業

・旅行者用の新しい宿泊施設の整備
・自炊宿泊施設として活用するための古い農舎の修復
・共同販売、地元の余暇活動、レクリエーション施設
・地元住民と旅行者の交流活動
・当該地域の観光の質を高めるプロジェクト
・全天候型施設への投資など、季節変化への対応
・品質システムの導入など、持続可能な観光業の発展に資するプロジェクト

「欧州連合(EU) の農村振興政策―LEADER 事業―」(国立国会図書館、調査及び立法考査局行政法務課 西川 明子 著)より

参考2.欧州連合(EU)の農村開発政策

参考3.「半定住人口による自然居住地域支援の可能性に関する調査 海外における地域資源保全及び保全施策実態調査 報告書」(農林水産省農村振興局 事業計画課)

 

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2009/01/23 Friday

米国債へのデフォルト・リスク移転への不気味な予感

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 12:10:38

2009/01/23(Fri)
 
一昨日あたりから米国国債の、特に年限の長い30年債や10年債を中心に比較的大きな売り物が見えているという。

来週、2年物と5年物の米国債が売り出される予定であるが、その売れ行きにも注目が集まっているようだ。

近時入札があったドイツのソブリン債は札割れとのことである。

その背景に、何か不気味なものを感じるのだが。

難産の末、議会承認された新財務長官候補のTimothy Geithner氏は、上院指名ヒアリングの席で、オバマ政権は、対中国への通貨政策要求について、ブッシュ政権よりも、「よりアグレッシブになるだろう。」としている。

Timothy Geithner氏は、「強いドルは、アメリカにとっての国益である。」としながらも、一方で「オバマ大統領は、中国は、通貨のマニュピレーターであり、中国に対して、通貨再編成を求める」と言ったことで、中国との通貨問題についての緊張関係をもたらし、このことで、さらに、アジア諸国の中央銀行が、米国債の購入を抑制するのではないかとの疑心暗鬼を生み出している。

つまり、この一連の動きの結果として、オバマ新政権は、元切り上げのプレッシャーを、ブッシュ政権よりも、明確に中国側に要求していくであろうとの見通しのようにも見える。

それに対応しての中国側の切り札は、保有する米国債の放出ということが考えられる。

アナリストは、この新財務長官の今回の発言が、直ちに、中国側をして、保有米国債の減少を招かないとは見ているが、米中間に、いつ爆発するかわからないひとつの地雷が設置されたと見てもよいだろう。

米国債の販売の帰趨は、そのまま、アメリカの財政危機に直結しうる。

つまり、公的資本注入によって、アメリカの民間市場のデフォルトリスクは、完全に、政府資本に移転し、政府資本のデフォルト・リスクは、そのまんま、米国債のデフォルト・リスクとなって、体化していくからだ。

中国側は、すでに昨年の7月時点で、大量保有していたファニーメイなどのGSE機関債を米国債へとシフトさせていた。

今度は、オバマ政権の対中国強行為替政策の到来に先駆けて、いち早く、その牽制球を投げ始めたとみるのは、うがちすぎであろうか。

その日中の米国債の雪合戦のはざまで、手も足も出せずにおろおろするばかりの、これまた米国債を大量保有している雪だるま的日本だったとしたら、対岸の火事とばかり、悠然としているわけにはいかないのではなかろうか。

参照
A New U.S. Policy for China?

China notes U.S. yuan charge, to hold anger in check

米国債イールド一覧

 

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2009/01/21 Wednesday

オバマ大統領就任演説(全文とビデオ)

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 16:31:42

 

オバマ大統領就任式ビデオ

フル・ビデオ

http://www.opposingviews.com/articles/video-full-video-of-obama-s-inauguration-speech

編集済みビデオ


その他の就任式ビデオリンク集

http://www.hulu.com/spotlight/obamapresidency

演説(英文)

My fellow citizens:

I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you have bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors. I thank President Bush for his service to our nation, as well as the generosity and cooperation he has shown throughout this transition.

Forty-four Americans have now taken the presidential oath. The words have been spoken during rising tides of prosperity and the still waters of peace. Yet, every so often the oath is taken amidst gathering clouds and raging storms. At these moments, America has carried on not simply because of the skill or vision of those in high office, but because We the People have remained faithful to the ideals of our forbearers, and true to our founding documents.

So it has been. So it must be with this generation of Americans.

That we are in the midst of crisis is now well understood. Our nation is at war, against a far-reaching network of violence and hatred. Our economy is badly weakened, a consequence of greed and irresponsibility on the part of some, but also our collective failure to make hard choices and prepare the nation for a new age. Homes have been lost; jobs shed; businesses shuttered. Our health care is too costly; our schools fail too many; and each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet.

These are the indicators of crisis, subject to data and statistics. Less measurable but no less profound is a sapping of confidence across our land - a nagging fear that America’s decline is inevitable, and that the next generation must lower its sights.

Today I say to you that the challenges we face are real. They are serious and they are many. They will not be met easily or in a short span of time. But know this, America - they will be met.

On this day, we gather because we have chosen hope over fear, unity of purpose over conflict and discord.

On this day, we come to proclaim an end to the petty grievances and false promises, the recriminations and worn out dogmas, that for far too long have strangled our politics.

We remain a young nation, but in the words of Scripture, the time has come to set aside childish things.

The time has come to reaffirm our enduring spirit; to choose our better history; to carry forward that precious gift, that noble idea, passed on from generation to generation: the God-given promise that all are equal, all are free, and all deserve a chance to pursue their full measure of happiness.

In reaffirming the greatness of our nation, we understand that greatness is never a given. It must be earned. Our journey has never been one of short-cuts or settling for less. It has not been the path for the faint-hearted - for those who prefer leisure over work, or seek only the pleasures of riches and fame. Rather, it has been the risk-takers, the doers, the makers of things - some celebrated but more often men and women obscure in their labor, who have carried us up the long, rugged path towards prosperity and freedom.

For us, they packed up their few worldly possessions and traveled across oceans in search of a new life. For us, they toiled in sweatshops and settled the West; endured the lash of the whip and plowed the hard earth.

For us, they fought and died, in places like Concord and Gettysburg; Normandy and Khe Sahn. Time and again these men and women struggled and sacrificed and worked till their hands were raw so that we might live a better life. They saw America as bigger than the sum of our individual ambitions; greater than all the differences of birth or wealth or faction.

This is the journey we continue today. We remain the most prosperous, powerful nation on Earth. Our workers are no less productive than when this crisis began. Our minds are no less inventive, our goods and services no less needed than they were last week or last month or last year. Our capacity remains undiminished. But our time of standing pat, of protecting narrow interests and putting off unpleasant decisions - that time has surely passed. Starting today, we must pick ourselves up, dust ourselves off, and begin again the work of remaking America.

For everywhere we look, there is work to be done. The state of the economy calls for action, bold and swift, and we will act - not only to create new jobs, but to lay a new foundation for growth. We will build the roads and bridges, the electric grids and digital lines that feed our commerce and bind us together. We will restore science to its rightful place, and wield technology’s wonders to raise health care’s quality and lower its cost. We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories. And we will transform our schools and colleges and universities to meet the demands of a new age. All this we can do. And all this we will do.

Now, there are some who question the scale of our ambitions - who suggest that our system cannot tolerate too many big plans. Their memories are short. For they have forgotten what this country has already done; what free men and women can achieve when imagination is joined to common purpose, and necessity to courage.

What the cynics fail to understand is that the ground has shifted beneath them - that the stale political arguments that have consumed us for so long no longer apply. The question we ask today is not whether our government is too big or too small, but whether it works - whether it helps families find jobs at a decent wage, care they can afford, a retirement that is dignified. Where the answer is yes, we intend to move forward. Where the answer is no, programs will end. And those of us who manage the public’s dollars will be held to account - to spend wisely, reform bad habits, and do our business in the light of day - because only then can we restore the vital trust between a people and their government.

Nor is the question before us whether the market is a force for good or ill. Its power to generate wealth and expand freedom is unmatched, but this crisis has reminded us that without a watchful eye, the market can spin out of control - and that a nation cannot prosper long when it favors only the prosperous.

The success of our economy has always depended not just on the size of our Gross Domestic Product, but on the reach of our prosperity; on our ability to extend opportunity to every willing heart - not out of charity, but because it is the surest route to our common good.

As for our common defense, we reject as false the choice between our safety and our ideals. Our Founding Fathers, faced with perils we can scarcely imagine, drafted a charter to assure the rule of law and the rights of man, a charter expanded by the blood of generations. Those ideals still light the world, and we will not give them up for expedience’s sake.

And so to all other peoples and governments who are watching today, from the grandest capitals to the small village where my father was born: know that America is a friend of each nation and every man, woman, and child who seeks a future of peace and dignity, and that we are ready to lead once more. Recall that earlier generations faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with sturdy alliances and enduring convictions. They understood that our power alone cannot protect us, nor does it entitle us to do as we please. Instead, they knew that our power grows through its prudent use; our security emanates from the justness of our cause, the force of our example, the tempering qualities of humility and restraint.

We are the keepers of this legacy. Guided by these principles once more, we can meet those new threats that demand even greater effort - even greater cooperation and understanding between nations. We will begin to responsibly leave Iraq to its people, and forge a hard-earned peace in Afghanistan. With old friends and former foes, we will work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet. We will not apologize for our way of life, nor will we waver in its defense, and for those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents, we say to you now that our spirit is stronger and cannot be broken; you cannot outlast us, and we will defeat you.

For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness. We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus - and non-believers. We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth; and because we have tasted the bitter swill of civil war and segregation, and emerged from that dark chapter stronger and more united, we cannot help but believe that the old hatreds shall someday pass; that the lines of tribe shall soon dissolve; that as the world grows smaller, our common humanity shall reveal itself; and that America must play its role in ushering in a new era of peace.

To the Muslim world, we seek a new way forward, based on mutual interest and mutual respect. To those leaders around the globe who seek to sow conflict, or blame their society’s ills on the West - know that your people will judge you on what you can build, not what you destroy. To those who cling to power through corruption and deceit and the silencing of dissent, know that you are on the wrong side of history; but that we will extend a hand if you are willing to unclench your fist.

To the people of poor nations, we pledge to work alongside you to make your farms flourish and let clean waters flow; to nourish starved bodies and feed hungry minds. And to those nations like ours that enjoy relative plenty, we say we can no longer afford indifference to suffering outside our borders; nor can we consume the world’s resources without regard to effect. For the world has changed, and we must change with it.

As we consider the road that unfolds before us, we remember with humble gratitude those brave Americans who, at this very hour, patrol far-off deserts and distant mountains. They have something to tell us today, just as the fallen heroes who lie in Arlington whisper through the ages. We honor them not only because they are guardians of our liberty, but because they embody the spirit of service; a willingness to find meaning in something greater than themselves. And yet, at this moment - a moment that will define a generation - it is precisely this spirit that must inhabit us all.

For as much as government can do and must do, it is ultimately the faith and determination of the American people upon which this nation relies. It is the kindness to take in a stranger when the levees break, the selflessness of workers who would rather cut their hours than see a friend lose their job which sees us through our darkest hours. It is the firefighter’s courage to storm a stairway filled with smoke, but also a parent’s willingness to nurture a child, that finally decides our fate.

Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends - hard work and honesty, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism - these things are old. These things are true. They have been the quiet force of progress throughout our history. What is demanded then is a return to these truths. What is required of us now is a new era of responsibility - a recognition, on the part of every American, that we have duties to ourselves, our nation, and the world, duties that we do not grudgingly accept but rather seize gladly, firm in the knowledge that there is nothing so satisfying to the spirit, so defining of our character, than giving our all to a difficult task.

This is the price and the promise of citizenship.

This is the source of our confidence - the knowledge that God calls on us to shape an uncertain destiny.

This is the meaning of our liberty and our creed - why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent mall, and why a man whose father less than sixty years ago might not have been served at a local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath.

So let us mark this day with remembrance, of who we are and how far we have traveled. In the year of America’s birth, in the coldest of months, a small band of patriots huddled by dying campfires on the shores of an icy river. The capital was abandoned. The enemy was advancing. The snow was stained with blood. At a moment when the outcome of our revolution was most in doubt, the father of our nation ordered these words be read to the people:

“Let it be told to the future world…that in the depth of winter, when nothing but hope and virtue could survive…that the city and the country, alarmed at one common danger, came forth to meet [it].”

America. In the face of our common dangers, in this winter of our hardship, let us remember these timeless words. With hope and virtue, let us brave once more the icy currents, and endure what storms may come. Let it be said by our children’s children that when we were tested we refused to let this journey end, that we did not turn back nor did we falter; and with eyes fixed on the horizon and God’s grace upon us, we carried forth that great gift of freedom and delivered it safely to future generations.

演説(日本語訳)

翻訳中

 

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2009/01/18 Sunday

面白いNHKの「出社が楽しい経済学」

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:04:38

 
NHKで1月10日からはじまっている「出社が楽しい経済学」は、身近なケースに置き換えてみると、いちいち、おもしろい。

第一日が「サンク・コスト」
第二日が「機会費用」
第三日が「比較優位」
第四日がインセンティブ
第五日がモラルハザード
第六日が逆選択
第七日が価格差別
第八日が裁定
第九日が囚人のジレンマ
第十日が共有地の悲劇

このうち、機会費用については、私自身も、むかし、大学の卒業論文でもとりあげた、なじみのあるものだ。

このときは、開発投資の投資基準論で社会的費用として取り上げたものだったが、そこで例として出したのは、チェネリー(Hollis B. Chenery)の考え方で、生産物や費用の評価を、市場価値ではなく、機会費用(オポチュニティ・コスト)として、とらえよう、というものであった。

機会費用を一言でいえば、「それが、なかりせば、かかったであろう費用」と言うことなのだが、その「それ」をインフラにおきかえれば、ある高速道路の路線がなかりせば、かかったであろう費用が、その高速道路の路線の建設コストを上回っていれば、その投資は、社会的にペイしうる投資と是認される、と言った考え方だ。

で、この「それ」を高速道路ではなく、人的資本である「後期高齢者」に当てはめてみるとどうなるのだろう?

「それが、なかりせば、かかったであろう費用」は、後期高齢者の場合は、すでに「時間の腐食」(タイム・ディケイ)がすすんでいるために、少なくなってしまっている。

にもかかわらず、その腐食を補填しうるのは、人道的見地、または、時間の腐食をおぎなって余りあるボラティリティの急上昇と言うことになるのだろう。

後期高齢者の社会的価値のボラティリティの急上昇のチャンスは、社会的な大変動によって、社会的な価値観が後期高齢者の必然的に持つ価値観に擦り寄っていくことによってしか生まれ得ない。

となれば、この世界的大恐慌の到来は、そのひとつのチャンスになりえるのかもしれない。

サンク・コストは、英語では、Sunk Costであり、直訳すれば「埋没費用」だ。

撤退しても、回収できない費用ということで、初期投資費用から回収費用を除いても、残る費用ということだが。

この概念などは、投資をして損切りできずに、大損をしてしまったFX投資家などに取ってみれば、まことに頭の痛い、身につまされる概念であるといっていいだろう。

つまり、すでにいったん投下した費用については、その投資効果があろうとなかろうと、その投資決断を正当化しようという欲求が、人々には、必然的に備わっているということだ。
参考「Passing the Time: Other-Regarding Behavior and the Sunk Cost of Time

または、昭和天皇の原爆投下後の終戦決断などというものは、昭和天皇が日本という国のサンク・コストをある段階で、さけえたひとつの例になるのかもしれない。

環境の経済学から見れば、このサンク・コストを軽減しうる−すなわち、回収費用に対峙する回収利益をたかめえる技術、社会的環境の整備が、必要ということになるのだろう。

サンク・コストを軽減するインセンティブを、社会的に用意することも必要なのだろう。

減価償却は、古来からある、そのひとつのインセンティブたりうるのだが、このインセンティブは、税収減とトレードオフの関係にあるのだから、社会的費用全体としては、社会的費用間の移転にしか過ぎない。

もうすこし、別の今日的なインセンティブも必要になってくるのかもしれない。

つまり、時間の概念を取り入れた、ミチゲーションの概念のスキームの構築等だ。

たとえばこのサイト「サンク・コストと治水経済評価」では、既存のインフラの更新において、既存のインフラのサンク・コストを「すでにサンクしている」とは考えないで、連続したものとしてコスト評価するという、斬新的な考え方をしている。

あるいは、環境オプションの概念の導入なども必要になるのかもしれない。

いまの3R−リデュース・リユース・リサイクル-の概念では、たんなる製品の上市期間の延長と言う概念でしか、処理できていない感じもする。

新たなインセンティブをもって、早期に上市期間を終息させ、そのことでもって、サンク・コストの軽減を図ると言う知恵も必要となりそうだ。

不良債権処理のためのジャンク債処理機関としてのサービサーの存在と言うのも、このサンク・コストの社会的軽減と言う観点からは、ちょっと、頓珍漢なインセンティブのように思える。

つまり、ジャンク債として投げ出す金融機関にとってのみの税効果会計のもとでのインセンティブであって、債務者にとってのサンク・コスト軽減のインセンティブではないからだ。

これから放映予定の比較優位についてみると、ここでも、時間の概念との関係が微妙である。

人的資源配分を機会費用の少ない特定の分野に特化させることによって、競争力を得るという概念だが、はたして、そうなのだろうか。

近時のトヨタの凋落ぶりは、比較優位の神話の崩壊を感じさせる。

時間の推移にしたがって、ダイナミックな比較優位の変遷を考えていかないと、妙なイクスキューズとして、この概念が使われしまう懸念も、無きにしも非ずだ。

こうしてみると、総じて、上記の三つ(ゝ_馮駘儉▲汽鵐・コストH羈嗟グ)は、時間の概念を捨象した、摩擦的なトレードオフの概念に過ぎないようにも、見える。

新たに時間の概念を取り入れた概念の創出が必要なのではなかろうか。

 

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「本降りになって出て行く雨宿り」

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 06:19:24

2009/01/18(Sun)
 
null今朝のTBS「時事放談」で、片山善博さんが、解散しようにもできない麻生さんを皮肉って、「本降りになって出て行く雨宿り」との江戸の川柳を持ち出したのには、おもわず、笑ってしまった。

たしかに、これから9月の任期切れまでに、いま、自民党に降り注いでいる雨がやむようには、見えない。

なぜなら、この雨は、麻生さんが総裁であるがための雨ではなく、賞味期限が切れた自民党に対する「飽き雨」(あきさめ)なのだからだ。

それにしても、自民党自身が昨年10月25日付で調査した全国選挙区の調査結果には、驚いた。

選挙対策委員長ご自身が、選挙区で大負けしていると言う結果なのだから。

秋田でも、自民党が勝っているのは、元参議院議員が出る秋田2区のみ、あとの選挙区は、ボロ負けであった。

自民党さんは、その後の調査もされたのだろうが、いい結果はそのあとも、生まれていないのだろう。

何でも、この川柳は、『柳多留』(参考サイト)という、江戸時代中期から幕末までの長期にわたって、毎年刊行された川柳の句集に納められているもののようだ。

ほかにも、今の政権になぞらえると面白い句をいくつか。

ちかづきを考えて居る雨宿り
なんか、傘もってる、知ったやつ、とおらんかいな。

雨やどり額の文字を能く おぼえ
額の文字には、解散とかいてあるんかな?

餅はつく是から嘘をつくばかり
ふんふん。なんとなく、消費税問題にも重なってきますね。

あくる日は夜討と知らず煤をとり 
政権交代間近しというのに、三年後の消費税問題を話し合っているおめでさたさ—-ってとこですかね。 

雨宿り はるかむこうは 蝉の声 
えっ?せみの声を聞く頃でも、解散は無理かも——
いやいや。せみの鳴く頃には、自民党を利する別の一件も浮上か—
自民党に残された起死回生ってのは、このことなんでしょうかね—

その他

逃げしなにおぼえてゐろは負けたやつ
問ふ人が ただの人なら ただの鳥

 

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2009/01/12 Monday

日本も見習うべき、今日発表のイギリスの雇用対策プラン

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 11:23:26

2009年01月12日
 
nullこのところ、就任当初の不人気を振り払い急速に国民的人気を取り戻しているイギリスのブラウン首相だが、ブラウン首相が率先しての、今回の金融危機に早急に対処しての画期的イギリス型雇用対策プラン(Jobs Package Plan)に、世界の関心が集まっている。

今日、イギリス・ロンドンのScience Museumで開かれる雇用対策サミット(Job Summit)には、イギリス中の大企業・福祉関係団体、労働組合、雇用者団体の幹部100人が出席する。

ブラウン首相は、この場で、今回の金融危機で職を失った人に対して、彼らが一日も早く新しい職を見つけ、また、新たなスキルを得られるように、今後、あらゆる努力をする旨を確約し、さらに、現在の社会経済状況は、短期的な失業が、長期的な失業になりかねない状況にあるとし、長期的失業は、彼らのスキルや自信の減価につながりうるとし、今後6ヶ月後も、失業の怖れのあるものに対しては、集中的なサポートをしうる政府の保証を与える用意がある、との言明をするものと見られる。

ブラウン首相は、「われわれのとる(雇用対策の)いかなる行動にもコストがかかることをわれわれは、承知している。しかし、最大のコストは、何もしないことによるコストであろう。」(’We know that any action we take has costs. But the biggest cost of all would be the cost of doing nothing.)とし、さらに、「われわれは、常には、国民が失業することを防ぎえないが、しかし、われわれは、それらの人々が次なる職を得られるよう、助けることはできる。」(”We cannot always prevent people losing the last job but we can help people get the next job.”)との演説をする予定であるという。

そして、具体的には、そのような失業者を雇用したものに対しては、インセンティブとして、一千ポンド(日本円で135、000円)を与え、さらに、それらの失業者のトレーニングも施し、彼らを”Golden Hello”(優秀な新入社員に与えられる多額の仕度金)の対象者にした雇用者に対しては、二千五百ポンド(日本円で339、000円)のインセンティブを与える、とのプランを提示するものと見られている。

さらに、八千三百万ポンド(日本円で113億円)をかけて、6ヶ月以上の失業者のための75000箇所のトレーニングの場所を作り、失業中のものの起業資金を現金助成する。

これらの総額予算は、五億ポンド(679億円)にのぼる。

いずれも、今年4月までに実施される。

これまで、政府は、短期的な失業者対策として、13億ポンド(1,767億円)の予算で、ジョブ・センターの六千箇所の設置や、閉鎖中のジョブ・センターの再開などの策をとってきたが、今日発表される上記対策は、今回の金融危機による失業は、長期間に及ぶことを見越しての長期的対策を中心にしている点が特徴だ。

これらイギリス政府の急速な失業対策確立に呼応して、企業側にも、あらたな動きが出てきた。

Vauxhall自動車では、既存の賃金体系、労働時間体系を見直した上で、Ellesmere Port,Cheshire,Lutonの三工場で、五千人の雇用をすると発表した。

また、スーパーマーケット大手のMorrisons は、5,000人の新規雇用を発表した。

以上が、イギリスが今日発表する「五億ポンド・プラン」の概要だが、派遣村問題という部分最適化対策にのみ終始している日本の雇用対策に比して、かなりのビッグ・プッシュ的な政策効果発現を狙った対応であることがわかる。

日本政府が、今回のイギリスの雇用対策に学ぶべき点があるとすれば、
ー唆箸長期化するとの見通しにいち早く立っての、ビッグ・プッシュ対策である点、
企業・労働組合・福祉団体・労働組合団体・雇用者団体などからなるボードをいち早く設置し、その官民総力体制を築き上げることを優先した、という点
にあるのではなかろうか。

参考
£2,500 ‘golden hellos’ to get jobless back to work Brown’s £500m plan to ease unemployment fears

 

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2009/01/09 Friday

「年越し派遣村」と「コモンズの悲劇」

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 22:11:34

2009年01月09日
 

nullコモンズの悲劇」(Tragedy of the commons )とは、羊を連れ込んで、自由に羊たちが草が食める牧場を作ったところ、あまりに過剰な羊を連れた人が牧場に入り込んだために、せっかくの自由に食める草がたちまち、枯渇してしまった、というような事例だ。

つまり、共有の利益が得られるためには、そこに、暗黙のルールがないと、共有のメリットは、たちまち失われてしまう、という教訓だ。

もちろん、行政に先駆けて、今回、日比谷公園を「年越し派遣村」にして、切り捨てられた声なき声の派遣社員の声を政治行政につなげたNPO法人の実行力は、すばらしいと思うし、尊敬する。

問題は、この問題を、点的な問題と捉えてしまった行政の対応なのだろう。

すなわち、この派遣村の報道が大きくなるにつれ、行政は、この派遣村に集まった人への対応のみ、集中・先行したようだ。

舛添要一厚生労働相は1月9日の衆院予算委員会で、仕事と住まいを失い東京都内の4カ所に宿泊している「年越し派遣村」の失業者のうち266人から生活保護の申請があったことを明らかにし、「(施設の使用期限である12日までに)ほぼ全員に手当ができる」との見解を示したという。

異例の早さである。

また、厚生労働省は1月7日、仕事と住まいを失い東京都内4カ所の廃校などに宿泊している「年越し派遣村」の失業者らに対し、東京都社会福祉協議会を通じて最大5万円を緊急融資する方針を決めたという。

これも、異例の早さである。

では、ちょっと見方を変えて、この日比谷公園に集まらなかった派遣切りにあった人や、その他、多くの失業者への政治・行政の対応は、同じものとなるのだろうか?

大いに、疑問である。

その他、多くの派遣切りにあった人や、その他、多くの失業者にとっては、オープンアクセスとはなっていないので、コモンズに入ることは、できないのである。

そして、政治・行政にとっては、年越し派遣村が、一過性・限定的な存在として扱われている限り、コモンズの悲劇は、避けうるという、妙な意識が生まれていないとも限らないのである。

年越し派遣村の対象者へのインセンティブは、ローカル・ルールであるにもかかわらず、あたかも、それが、すべてであるかのような幻想を、行政も、政治家も、それを報道するジャーナリズムも、陥っているのではなかろうか。

いわば、部分最適の総和をもって、全体最適であると、錯覚している部分が、かなり、あるのではなかろか。

このことは、当事者が意図としている、いないにかかわらず、早急な行政の対応をいまだに受けられていない多くの全国の失業者たちにとっては、「アンチ・コモンズの悲劇」の到来でしかない。

市場経済の弱体化は、私的資本から公的資本への、デフォルト・リスクの移転をもたらす。

であるからこそ、公的資本の配分には、公正さを担保しうる暗黙のルールが、所得再配分をつかさどる行政側にあってしかるべきなのではないか、などと、思っている。

参考
「部分最適-Suboptimization-の総和は、必ずしも、全体最適とはならない。」
( “the whole is more than the sum of its parts” )
Principles of Systems and Cybernetics: an evolutionary perspective
by Francis Heylighen 

 

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2009/01/08 Thursday

情報処理推進機構(IPA)職員が情報流出とは—トホホ

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 15:01:31

2009/01/08(Thu)
 
情報処理推進機構(IPA)30代職員が私物PCでファイル交換ソフトを使ってウイルスに感染し、以前、システム開発委託先の情報を流出させたのには、あきれ返った。

このうち、西武百貨店社員の個人情報には、2000年当時の社員6296人分の所属や名前、メールアドレスがはいっていたという。

このほか、この職員が以前勤務していたソフトウエア会社やその取引先の業務関連データ(大手食品メーカーや官庁、家電メーカーなど計10社のデータが流出したようだ。

おまけに、この職員の妻がネットで洗剤などの販売をしたことも、ばれてしまったらしい。

いわば、刑務所の職員が鍵を盗まれたようなもんで、こうなると、何を信じていいものやら、ってとこですね。

この職員が使っていたファイル交換ソフトは、Shareのようだとのことだが、情報処理推進機構(IPA)のサイトでは、昨年末12月15日に「漏れたら大変!個人情報」というコンテンツを公開していたというから、なんともはや–である。

なお、情報処理推進機構(IPA)のサイト「緊急対策情報・注意喚起 一覧

には、いまのところ、自らの不始末の情報は記載されていないようだ。

「おいおい。自分(あえて「てめえ」とはいわない。)のところの注意喚起が先じゃないか。」ともいいたくなるのだが。

参考 情報処理推進機構(IPA)の2008年12月22日の「年末年始における注意喚起」より(クフフwwwうはwwwwおkwwww)

USB メモリ等の外部記憶メディアの利用における対策
 利用者の不注意や利用目的の誤りにより、ウイルス感染および感染の拡大を招くことがあります。USB メモリ等の利用においては、被害を未然に防ぐため、できる限り以下の原則に従うようにしましょう。

(1)自身が管理していない USB メモリや所有者の不明な USB メモリは、自身のパソコンには接続しない。

(2)自身が管理していないパソコンや不特定多数が利用するパソコンには、自身の USB メモリを接続しない。

(3)自宅から職場にウイルスを持ち込んだりしないよう、個人所有の USB メモリを会社のパソコンに接続しない。また、会社所有の USB メモリを自宅のパソコンに接続しない。

 

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