Sasayama’s Weblog


2004/12/31 Friday

遅い日本のスマトラ沖地震津波追加支援額決定

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:36:47

  
2004/12/31
これまでのところ、日本の津波支援は、
国際緊急援助隊派遣法に基づく海上自衛隊の艦艇派遣
国際緊急援助隊医療チーム計33人派遣
緊急援助物資2600万円相当の引き渡し
150万ドルの現金と日本のNGO(非政府組織)を通じた1300万円相当の支援物資供与
タイに、約1000万円相当の緊急援助物資

というところだが、肝心の資金援助決定は、12月28日に3000万ドル拠出を発表し、追加援助については、年明けのようである。
12月28日時点では、「アメリカをも上回る援助額」であったのだが、その後各国とも、追加支援額を表明している。
1月6日に国連は、緊急援助アピールを発表し、各国に支援要請をする手はずようである。
ブッシュ提案の日本、オーストラリア、インドとの「中核(コア)グループ」立ち上げの中でのものとなるのか。
国連は、表向きは、これら中核グループと国連との連携はうまくいくとは言っているが、私のブログ「国連対アメリカの「けち(stingy)」論争」にも書いたように、ブッシュ政権の津波支援の立ち遅れには、国際的な批判が高まっている。
その間に、既に、五十−六十カ国が二億二千万ドル(約二百三十億円)の支援を表明している。
特に目立つのは中国の動きだ。
中国は、先に二千百六十三万RMB(中国人民元)の援助を発表していたが、今日になって、五億RMB(六千四十六万ドル)の追加支援を発表した。
イギリスも、当初の三倍の追加支援を決定した。
当初、援助の出し渋りと非難されたアメリカも、今日になって、三億五千万ドルの援助を、パウエル国務長官が表明した。
また、各国の高官の被災地派遣も早く、パウエル国務長官は、1月2日には、現地入りするが、これにはブッシュ大統領の弟も加わっているという。
これに対して、日本の武部自民党幹事長の現地入りは、1月7日とのことである。
これら、機敏な各国の対応に比べ、正月とはいえ、いかにも、漫漫デーの日本の対応のように見受けられるのだが。

参考
各国の津波支援金額(2004/12/29現在)

世界銀行: $250m イギリス: $96m(その後追加支援あり) スゥエーデン: $75m スペイン: $68m 中国: $60m(その後追加支援あり) フランス: $56m EU $44m オランダ: $36mアメリカ: $35m(その後追加支援あり) カナダ: $33m 日本: $30m
オーストラリア: $27m スイス: $23m ノルウェー: $16.6m デンマーク: $15.6mサウジアラビア: $10m 台湾: $5.1m フィンランド: $3.4m クゥエイト: $2.1m UAE: $2m

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遅い日本のスマトラ沖地震津波追加支援額決定

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:36:13

  
2004/12/31
これまでのところ、日本の津波支援は、
国際緊急援助隊派遣法に基づく海上自衛隊の艦艇派遣
国際緊急援助隊医療チーム計33人派遣
緊急援助物資2600万円相当の引き渡し
150万ドルの現金と日本のNGO(非政府組織)を通じた1300万円相当の支援物資供与
タイに、約1000万円相当の緊急援助物資

というところだが、肝心の資金援助決定は、12月28日に3000万ドル拠出を発表し、追加援助については、年明けのようである。
12月28日時点では、「アメリカをも上回る援助額」であったのだが、その後各国とも、追加支援額を表明している。
1月6日に国連は、緊急援助アピールを発表し、各国に支援要請をする手はずようである。
ブッシュ提案の日本、オーストラリア、インドとの「中核(コア)グループ」立ち上げの中でのものとなるのか。
国連は、表向きは、これら中核グループと国連との連携はうまくいくとは言っているが、私のブログ「国連対アメリカの「けち(stingy)」論争」にも書いたように、ブッシュ政権の津波支援の立ち遅れには、国際的な批判が高まっている。
その間に、既に、五十−六十カ国が二億二千万ドル(約二百三十億円)の支援を表明している。
特に目立つのは中国の動きだ。
中国は、先に二千百六十三万RMB(中国人民元)の援助を発表していたが、今日になって、五億RMB(六千四十六万ドル)の追加支援を発表した。
イギリスも、当初の三倍の追加支援を決定した。
当初、援助の出し渋りと非難されたアメリカも、今日になって、三億五千万ドルの援助を、パウエル国務長官が表明した。
また、各国の高官の被災地派遣も早く、パウエル国務長官は、1月2日には、現地入りするが、これにはブッシュ大統領の弟も加わっているという。
これに対して、日本の武部自民党幹事長の現地入りは、1月7日とのことである。
これら、機敏な各国の対応に比べ、正月とはいえ、いかにも、漫漫デーの日本の対応のように見受けられるのだが。

参考
各国の津波支援金額(2004/12/29現在)

世界銀行: $250m イギリス: $96m(その後追加支援あり) スゥエーデン: $75m スペイン: $68m 中国: $60m(その後追加支援あり) フランス: $56m EU $44m オランダ: $36mアメリカ: $35m(その後追加支援あり) カナダ: $33m 日本: $30m
オーストラリア: $27m スイス: $23m ノルウェー: $16.6m デンマーク: $15.6mサウジアラビア: $10m 台湾: $5.1m フィンランド: $3.4m クゥエイト: $2.1m UAE: $2m

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2004/12/30 Thursday

国連対アメリカの「けち(stingy)」論争

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:36:00

  
2004/12/30
ことの発端は、月曜日の国連緊急援助調整官室(OCHA)のイゲランド(Jan Egeland)室長(事務次長)の記者会見に始まった。
サイトhttp://edition.cnn.com/2004/US/12/27/un.tsunami/ にその概要があるが、この席で、イゲランド室長は、津波被災国に対する援助について触れたくだりで、次のような発言をした。
「もし、実際、多くの国の対外援助額が、国民総所得の0.1パーセントから0.2パーセントであるならば、私の思うに、実際、それは、けち(stingy)であると思う。私には、それは、決して、気前のいいものとは、思えない。」
この発言が、既にその前に、津波被害国に対して、一千五百万ドルの援助を発表していたアメリカを、刺激した。
アメリカの現在の対外援助額は、DDP対比では、0.13パーセントである。
しかし、この数字には、イラク・アフガニスタンへの対外援助額は含まれていない。
国連は、各国の国内総生産に対する対外援助比率を、0.7パーセントにあげるように説得しているが、この水準に到達しているのは、スカンジナビア諸国など、一握りのヨーロッパ諸国に過ぎない。
このイゲランド室長の発言は、アメリカを名指ししたものとして、パウエル国務長官は、翌火曜日に、当初の援助額に加えて、追加の支援を、記者団に対して約束した。
また、ブッシュ大統領は、イゲランド室長の「アメリカ・ケチ発言」に対して、名指しを避けながら、「そのような発言をする人は、間違いであり、誤った情報の元の発言である。アメリカは、気前がよく、心優しい国である。」とコメントした。
ワシントンポスト紙は、ブッシュ大統領が、この危機の時に、テキサスの牧場で、クリスマス休暇を取っていないで、世界の先頭に立つべきとの論説を張った(Aid Grows Amid Remarks About President’s Absence By John F. Harris and Robin Wright 2004/12/29)が、大統領側近は、「クリントン前大統領が、天災の後に、カメラの前で、感情を込めてやったような(”Actions speak louder than words,”)パフォーマンスは、ブッシュは踏襲しない。」としている。
その後、イゲランド室長は、29日になって、「あの発言は、アメリカなどの特定国を指したものではない。」とのコメントを出した。
火曜日になって、アメリカの国際開発庁(Agency for International Development)は、津波援助として、二千万ドルの追加を発表した。
こうして、アメリカの津波援助額は、合計三千五百万ドルになったわけだが、これは、イゲランド室長の「アメリカ・ケチ発言」の効果と見ていいだろう。
ただし、アメリカが、あといくらの追加をするのか、その金額については、まだ明言していない。

追記(2005/01/01)
続く「アメリカはケチか?」論争

この問題については、その後も、サイトhttp://www.csmonitor.com/2004/1231/dailyUpdate.html などで、今回、国連の緊急援助調整官室(OCHA)のイゲランド(Jan Egeland)室長(事務次長)が提起した、富裕国ケチ論についての、米国各誌の論調を比較して伝えている。
ニューヨークタイムズは、木曜日の「Are we stingy? Yes 」との社説で、「その通りケチである。」との論説を展開した上で、共和党がブッシュ大統領就任祝祭イベントに使う予算の半分以下の援助しか、世界最大の富裕国アメリカができないことについて、疑問を呈している。
これに対して、ワシントンタイムズ紙は、「Odious tsunami politics」との論説で、ニューヨークタイムズ紙とイゲランド(Jan Egeland)室長は、高望みの楽観主義者であるとしている。
つまり、天災をネタに、関係国債務の逓減をさせようという政治的アジェンダを推進しようと、意図しているとしている。
これは、天災による死者への冒涜であるとしている。
しかし、ロサンジェルスタイムズは、「Stingy? Depends who’s counting」との論説で、ソンニ・エフロン氏は、ケチかどうかは、そのカウントの仕方によるとしている。
すなわち、総額で見れば、アメリカは、世界第一の援助国ではあるが、アメリカ国民一人当たり、または経済の富裕度に対しての援助額ということになると、アメリカは、世界で、もっとも気前が悪い国であるということになるとしている。
デトロイトニュースは、「Be Generous Disaster is no time for tempered U.S. response 」との論説で、この見解に賛同する形で、今回、もっとも被災を受けた国であるインドネシアは、世界でもっともイスラム教徒の多い国であり、その国でのアメリカの信頼回復ができるかどうかは、大切な問題であるとしている。
しかし、フィナンシャルタイムズ紙は、「US sees chance to revive ties with Asians」との論説で、たとえ、これらの国へアメリカが援助の手を差し伸べたとしても、アメリカのイメージの失墜は取り戻せない、としている。

バンコクにある米国空軍のデーブ・モブレイ中佐は、「ブッシュ大統領は、今週、津波問題に対して、反応が遅く、しかも、わずかな反応しかせず、この問題について、当初玄関払いしてしまった。今、望むことは、大統領が、この問題について、世界のリーダーシップをとることである。そして、この機会に、世界のイスラム教徒からの信頼回復にとめるべきである。」と、いっている。

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2004/12/27 Monday

インドネシア・スマトラ島沖地震津波情報・リゾート地別掲示板等リンク集

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:35:47

2004/12/27
 
このサイトの情報は、毎日、新しい情報が追加されております。

緊急!!! 国際赤十字(ICRC)が、今回のインドネシア・スマトラ島沖地震津波にかかわる尋ね人リンク-FamilyLinks-を設置しました。

利用される方は、http://www.icrc.org/web/eng/siteeng0.nsf/html/685EV6?OpenDocumentのなかのFamilyLinksをクリックして、サイトhttp://www.familylinks.icrc.org/home.nsf/home/webfamilylinksを出し、その下のほうの
Bay of Bengal earthquake and tsunamis
Family News Network for persons affected by the natural disaster in :
Sri Lanka, Indonesia, Thailand, India - All other countries.
のなかの尋ね人をしたい国をクリックして、
「What to do if you are looking for a relative」
というサイトが出たら、コンタクトすべきアドレス先が出るので、そこをクリックし、コンタクトして下さい。
http://www.channelnewsasia.com/stories/
afp_world/view/124722/1/.html
ご参照
そのほかにも、次のブログで、いろいろな、行方不明者を探す方法が記されていますのでお試しください。
funk.exblog.jp 「インド洋津波、親類・友人の安否をウェブで探す方法 」
http://funk.exblog.jp/1570414
また、イタリアのValerio Nataleという名の14歳の少年が開設しているサイトで、行方不明者の発見の実績のあるサイトが次にあります。ただし、イタリア語です。altavistaで英語に翻訳してご覧ください。
http:/www.tuttosimpsons.altervista.org/index.htm
英語による津波行方不明者探索サイトです。
http://www.icrc.org/home.nsf/home/webfamilylinks#a9

タイの行方不明者ネット検索サイト
http://www.csiphuket.com/

IAAアライアンス スマトラ沖大地震・インド洋津波へ対応した IAAシステム(被災者登録検索システム)
http://www.iaa-alliance.net/subscribe.html
IAAアライアンス 大規模IAA 被災者登録検索
http://query.crl-iaa.net/MonsterIAA/servlet/Top?LANGUAGE=ja&NAME=List

スマトラ島沖地震・地域別NGO支援情報
http://www.janic.org/sumatra_ngolist.html

リゾート地別総合情報

http://www.stworld.co.jp/

TheSouth-EastAsiaEarthquakeandTsunami 』(東南アジアの地震と津波)

タイ・プーケット
http://www.hellothai.com/

http://6106.teacup.com/slater/bbs

http://tcup7001.at.in
foseek.co.jp/andante/bbs

http://pako.phuket.th.co
m/BBS/imgboard.cgi

http://fcgi2.gcc.ne.jp/~nama/cgi-bin/picturebord3.cgi?user=sds

http://blog.goo.ne.jp/with_ho
pe_1226/

http://www.doblog.com/weblog/myblog/19682

病院名入院者名-国別になっているところと、なっていないところがあります。-

http://www.phukethospital.com/news_sos_phuket
_hospital_popup.html


http://hospital.moph.go.th/krabi/tsunami/tsunami__patient1.htm

http://hospital.moph.go.th/krabi/

http://www.phukethospital.com/

タイ・カオラック

http://www5.rocketbbs.com/15/bbs.cgi?id=edive

http://www.bluemarine.info/topsab/phuket-now/khao-lak.htm

モルディブ共和国

http://www.maldives-net.com/

http://www.kt.rim.or
.jp/~yukay/maldive3.cgi

http://www.haveeru.com.mv/?page=engdetails&id=4198

http://www.minivannews.com/

http://www.dhivehiobserver.com/

http://www.maldives-net.com/

http://www10.
ocn.ne.jp/~letsgomv/MyPage/menu0.html

スリランカ 
http://6214.teacup.com/lanka/bbs

http://www.sirasa.com/ 
  
http://www.tamilnet.com/  

http://news.bbc.co.uk
/1/hi/world/south_asia

http://www.newslk.com/   

http://www.dailynews.lk/

http://www.lk.undp.org/ndmc/index.html

インドネシア・アチェ

http://www.nindja.com/gempa.html

現地別状況ビデオ

BBC
http://news.
bbc.co.uk/1/hi/world/4126019.stm#Indonesia

による被災各国の状況ビデオリンクです。

インド    http://news.bbc.co.uk/nolavconsol
e/shared/player/player.stm?title=
Hundreds of Indian fishermen missing&clipurl=http://news.bbc.co.uk/media/
news_web/video/40667000/
nb/40667083_nb_16×9.ram&cs=news
   

スリランカ  http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/s
hared/player/player.stm?title
=Sri Lanka appeals for international help&clipurl=http://news.bbc.co.uk/
media/news_web/video/40667000/nb/
40667863_nb_16×9.ram&cs=news
 

インドネシア http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/sha
red/player/player.stm?title
=Indonesian island death toll grows&clipurl=http://news.bbc.co.uk/media/news_
web/video/40666000/nb
/40666911_nb_16×9.ram&cs=news

スマトラ沖地震・津波の映像Blog
http://nullpo.2log.net/home/tsunami/

アマチュアカメラマンが写した迫力の津波映像

サイトサイトhttp://www.nbr.co.nz/home/column_article.asp?id=11035&cid=
3&cname=Technology
より

http://www.nbr.co.nz/Images/tsunami.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/penang.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/sri-lanka-tsunami.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/patong-beach.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/Tsunami_Sri_Lanka_by_Camiseta.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/british-tourist.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/patong_beach3.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/sea-spills.mp4
http://www.nbr.co.nz/Images/kenya.asx

津波ビデオリンク集
http://www.nbc10.com/news/4026938/detail.html
http://www.noaanews.noaa.gov/video/tsunami-indonesia12-2004.qt
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=index2&cid=2338
http://www.dinosoria.com/video_tsunami.htm
http://www.liputan6.com/v.php?id=92879
http://www.rulla.com/maremoto-tsunami-india-foto-video-terremoto.htm
http://bigjim.org/archives/2004/12/27/tsunami-photo-video
http://xtra.co.nz/broadband/0,,10979-3995905-300,00.html
http://rss.bit.ch/Waxy.org_Links/Video__Tsunami_wave_hitting_
Phuket_beach__RealVideo_format

http://www.usc.edu/dept/tsunamis/video/
http://www.boingboing.net/2004/12/30/
tsunami_update_micro.html

http://bigjim.org/archives/2004/12/27/tsunami-photo-video/
http://thelastminute.typepad.com/blog/2004/12/tsunami_video.html
http://www.spiegel.de/wissenschaft/e
rde/0,1518,334557,00.html

http://www.woai.com/news/national/
story.aspx?content_id=0BC580C1-C6F0-489D-8447-3931BEF5CBBC

http://www.masternewmedia.org/2005/01/02/full_tsunami_video_footage_pictures.htm
http://www.livejournal.com/users/hyperpoem/15620.html
http://www.boingboing.net/2004/12/29/amateur_video_footag.html
http://www.boingboing.net/2004/12/29/amateur_video_footag.html
http://www.caspuh.com/
http://littlegreenfootballs.com/weblog/?entry=14123
http://channels.lockergnome.com/search/archives/20050102_
how_to_find_tsunami_video_footage.phtml

http://www.waxy.org/archive/2004/12/28/amateur_.shtml
http://online.wsj.com/public/article/0,,SB110470611254614746,00.html
http://calacanis.weblogsinc.com/entry/1234000227025208/
http://www.lostremote.com/archives/003333.html
http://www.lostremote.com/archives/003337.html
http://www.tourbus.com/full-tsunami-video-footage-news.html
http://www.speedzone.be/artikel/739_tsunami_overspoelt_azieuml.html
http://www.masternewmedia.org/news/2005/01/02/tsunami_video_footage_where_to.htm
http://wizbangblog.com/archives/004651.php
http://bradboydston.blogspot.com/2004/12/tsunami-home-video.html
http://www.smartmobs.com/archive/2005/01/04/tsunami_video_h.html
http://blogs.law.harvard.edu/jim/2005/01/03
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ukfs_news/hi/newsid
_4130000/newsid_4132700/bb_wm_4132781.stm

http://www.e-jul.com/2004/12/29/video-tsunami/
http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID
=102&Body=tsunami&Body1=

http://edition.cnn.com/2004/WORLD/asiapcf/12/28/quake.videos/
http://www.chicagoreport.net/archives/2004/12/noaa_tsunami_vi.php
http://emptybottle.org/coasters/discarded/2004/12/tsunami_video.php
http://www.katc.com/Global/story.asp?S=2744317&nav=EyAzUeJr
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/
la-quake-videos,1,4760464.videogallery

http://www.humboldt.edu/~geodept/
earthquakes/tsunami!/Tsunami_Videos

http://www.gfa.org/gfa/tsunamivideo
http://politicalex.blogs.com/politicalex/
2004/12/tsunami_video_h.html

http://www.washingtonpost.com/wp-srv/mmedia/politics/122904-5v.htm
http://www.firstadopter.com/fa/archives/000576.html
http://edition.cnn.com/video/
http://forum.japantoday.com/fb.asp?m=299396
http://www.uselessjunk.com/modules.php?name=News&file=article&sid=
1056&mode=nestedorder=0&thold=-1

http://forums.designtechnica.com/showthread.php?threadid=6271
http://www.garbage-house.com/index.php?p=631
http://www.tucsoncitizen.com/index.php?page=national&story_id=010105wave_lines
http://www.preventtruthdecay.com/2004/12/tsunami-video-and-tsunami-information.html
http://www.preventtruthdecay.com/2004/12/tsunami-video-and-tsunami-information.html
http://forum.digitalspy.co.uk/board/showthread.php?t=178922
http://suicidegirls.com/news/culture/6225/
http://www.abovetopsecret.com/forum/thread107680/pg1
http://www.gocool.org/index.php?p=348
http://forums.anandtech.com/messageview.aspx?catid=52&threadid=1477262&enterthread=y
http://www.latimes.com/news/printedition/front/la-quake-videos,1,5952785.videogallery?coll=la-headlines-frontpage
http://www.latimes.com/news/printedition/front/la-quake-videos,1,5952785.videogallery?coll=la-headlines-frontpage
http://www.freerepublic.com/focus/f-news/1311066/posts
http://www.digitalvoodoo.de/blog/archives/asien/video-der-flutkatastrophe-flutwelle-tsunami-asien-thailand-phuket-phi-phi-island.phphttp://www.3dgameman.com/vr/thermaltake/tsunami_case/video_review.html
http://www.cyberjournalist.net/news/001820.php

津波映像リンク

http://www.turnto10.com/news/4029499/detail.html

スリランカのタミールネットのビデオ

http://www.tamilnet.com/art.html?catid=71&artid=13750

Yahooのスライドショー(249枚のスライド)
http://story.news.yahoo.com/news?g=events/wl/122604indonesiaquake&a=&tmpl=sl&ns=&l=&e=1&t=&prev=4

壊滅的な被害を受けたというインドのAndaman & Nicobar Islands の写真
サムネイルをクリックすると、大きな写真になります。
http://www.and.ni
c.in/images_of_earthquake.htm

BBCの現地写真スライド集
http://news.
bbc.co.uk/1/hi/in_pictures/4129533.stm

http://news.
bbc.co.uk/1/hi/in_pictures/4129799.stm

http://news.
bbc.co.uk/1/hi/in_pictures/4126227.stm

http://news.
bbc.co.uk/2/hi/in_pictures/4125643.stm

インド政府提供の津波前・津波後のAndaman and Nicobar Islands の衛星画像 http://sify.com/news/imagegallery_slideshow.php?gid=13639836&imgidx=1&gname=Satellite+images+of+Tsunami-hit+areas&lid=1&gord=A&view=

特にフォト6のAndaman and Nicobar Islandsの壊滅ぶりが目立つ。

日立ソフトが提供するインドネシア スマトラ島沖地震 津波被害の衛星画像
http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News295.html

死亡者行方不明者の状況

以下、情報が新しい順(18-1)に記載されています。

18.スリランカの津波の死者数は、三万人に膨れ上がる。

http://canadaeast.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050103/CPW/72612034
によれば、月曜日に、スリランカの津波による死者数は、三万人となった。
さらに、三万五千人になるであろうと、当局ではいっている。
昨日までのスリランカの公式発表の津波による死者数に加えて、この24時間のうちに1,467 増加して、30,196人となった。
その理由として、スリランカ北東部のトリンコマリー(Trincomalee)での大量の死者の発見によるものである。
しかし、依然として、4,000人が、行方不明とされている。

17.スリランカ東北部の地区別死亡者数・行方不明者数一覧

       死亡者行方不明者
Amparai    11225 5300
Batticaloa   2040 6000
Jaffna &
Vadamaradchi
East    778 2000
Mullaitivu   1666 2750
Trincomalee   947 2431
Total    16656 18481

サイトhttp://www.tamilnet.com/ による。

16.スリランカのヤラ国立公園での津波被害者の近況

スリランカのYala National Parkでは、日本人、英国人、ドイツ人、フランス人の外国旅行者が、津波の犠牲になったものと見られている。
スリランカ全体では、既に104の外国旅行者の死が確認されているが、その他行方不明とされる二千の外国旅行者のほかに、67名の外国人旅行者がいるものと思われ、その多くが、このヤラ国立公園南方のUnawatunaの海岸で、津波に遭遇したものと推測されている。
既に、ここでは、数人のアメリカ人の死が確認されており、スリランカには、各国から、死体確認のための法医学者たちが、現地にはいっている。
日本人の死体は、これまで8人が確認されているが、残りの4人については、依然として、不明である。
ここ、ヤラ国立公園は、野生動物の宝庫であるが、サイトhttp://economictimes.indiatimes.com/articleshow/978534.cmsに見るように、不思議なことに、人間の死骸は見つかっても、野生動物の死骸が、まったく見当たらないとのことである。
関係者の話では、おそらく野生動物は、本能探知で、津波の襲来を知って、避難したのではないかといっている。
海中のイルカや鯨は、いち早く方向転換して、難を免れたようだし、
陸上動物も、「六感」を働かせて、避難したものと、国立公園の野生動物担当官は、言っているという。

15.タイの津波死亡者の地区別状況

Time is GMT + 8 hours
Posted: 02 January 2005 2006 hrs

サイトhttp://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific/view/125357/1/.htmlによると、
02 January 2005 2006 hrs 現在で、
タイでの津波による死亡者数は、5,000人近く。
このうちには、2,400人の外国人旅行者を含む。
タイ南部のPhang Nga郡の漁業町のBaan Nam Khemで、数千人が行方不明または、死亡の可能性と、いわれている。
かつての南国の楽園Phi Phiは、いまや地獄絵と化している。
600の死体が発見されており、なお、新しい死体が発見されつつある。
Phang NgaのKhao Lakでは、3,943人の死亡が確認されており、このうち、2,203人が、外国人であるとされている。
政府では、タイ南西部での死者数4,985人とし、そのうち2,457人が外国人であり、2,252人がタイ人であり、276人が判別不能であるという。
政府では、最終の死者数が、7,000-8,000人に上るものと予測している。
外国人旅行者の消息であるが、ノルウェー人が1,000人死亡、デンマーク・フィンランド・スゥエーデン人が91人死亡、4,700人の北欧人が行方不明。
スゥエーデンだけで、3,500人が行方不明、34人のドイツ人が、死亡、1,000人が行方不明、イギリス人35人が死亡、数百人が行方不明。
21カ国にわたる欧州人の旅行者のほとんどが、主にタイで遭難したものと思われている。

14.インドの津波死者数が、14,488人へ、急増。
January 02, 2005 16:29 IST

サイトhttp://www.rediff.com/news/2005/jan/02toll.htmによれば、インドでの津波による死者が、この日曜日に、14,488人へと、急増した。
これは、Andaman and Nicobar Islandsでの死者数が、これまでの、3,754から5,421人へと急増したためである。
土曜日の公式発表の数字では、インド全体の死者数は、8,955であった。
金曜日には、7,763であったが、これは、Nagapattinamで、1,100の死体が見つかったためであった。
Andaman and Nicobar Islandsでの行方不明者は、3,850から3,754であると見られ、また、Andhra Pradeshでは、109人、Keralaでは、2人と見られている。
Andaman諸島の中部や南部にいる先住民のJarawa族は、無事とのことである。

13.「インドの形が変わってしまった」との論説

サイトhttp://www.telegraphindia.com/1041230/asp/frontpage/story_4191663.aspは、今回のインドネシアスマトラ沖地震・津波で、インドの地図そのものが塗り替えられてしまったとの論説である。

概訳「インドの形が変わった-津波が南極光を消してしまった。-」

Campbell Bay, Dec. 29:発
灯台の一部分のみが、海面から突き出している。
Indira Pointは、おそらく、永久に海中の中だろう。
そして、インドの地図は、必然的に変更しなければならないだろう。
「インドにとっての国境として非常に重要で、かつ、なくてはならない部分が、完全に海中に沈んでしまったのです。」と、インド沿岸警備幹部のMilind Patil氏は、いう。
Indira Pointは、今は亡きラディブ・ガンジーさんが、母親がAndaman and Nicobar Islandsを訪れた後、命名したもので、ここは、今回の津波に飲まれるまでは、インドの最南端であった。
国境防衛隊の職員は、今回、Indira Pointが津波に飲まれたことを、パキスタンとの1999年5月のカシミール州でのカーギル(Kargil)紛争での、国境突端の紛失になぞらえた。
インドの地図から、抜け落ちたのは、そこばかりではなかった。
ましてや、Nicobar Islandsの地形の変化だけではなかった。
Nicobar Islandsの沿岸警備隊指揮官のPatil氏は、これらの諸島全体が、上下に動いてしまっていると話している。
しかし、アメリカの地質調査部門の地球物理学者のKen Hudnut氏は、衛星画像では、スマトラと同じように、Nicobar Islandsは、地震の衝撃で、どのくらいの移動かはわからないが、海面から出た可能性もあるとしている。
ロイター通信は、このKen Hudnut氏の説を引用して、海面に出ている大陸が、移動したかどうかを確定するために、携帯用の衛星位置決定システムを使う必要があると、している。
スマトラのインドネシア島を、地震が、移動させたり上下移動させたのかについては、科学者間でも、論争がある。
Nicobar Islandsを熟知している軍隊や、沿岸警備隊は、地震が、島を上下移動させることになったという見解で一致している。
インド沿岸警備幹部のMilind Patil氏がいうに、Andaman and Nicobar Islandsの最南端のIndira PointがあったGreat Nicobarは、いくらか、上下移動しているという。
他の島、たとえば、Trinkat島は、二つに分割されてしまったと、Andaman and Nicobarの検査長のS.B. Deol氏は、いう。
「分割されたTrinkat島の一方は、海中に沈んでしまっており、もう一方は、見える状態である。」と、彼は言う。
Deol氏のいうに、島の移動や上下移動現象は、Great Nicobarに限らず、もっと、広範囲にわたっている可能性があるとしている。
「スマトラのように、二つの島の領域からなる陸地では、それらの移動は、ごくわずかのものである。調査や救助活動をおえてみて私が感じたことなのだが、地図の改訂は必要だろう。」と、Deol氏は、いう。
Indira Pointの灯台で、16人から20人の家族で、ヒメウミガメ(Olive ridley )や、オサガメ(leatherback )の研究をしていた四人の科学者の、津波後の消息については、何も追跡調査がなされていない。
「これらの科学者や家族の消息については、努力しているが、調査不能の状態である。なぜなら、Indira Pointは、スマトラから、140キロの距離にあり、おそらく絶望的であるからである。」と、Milind Patil氏はいう。
彼は、これも津波で破壊されたCampbell Bayの沿岸警備隊兵器庫の最後を見届けた生き証人でもある。
津波が諸島を襲撃した一日後、Car Nicobarの修復後の滑走路から偵察任務機が飛び立った。
「私は、そのパイロットに、破壊の状況を見てくるように、頼んだのです。帰ってきたパイロットは、ぞっとしたような顔をして、Indira Pointに残っていたのは、半分海面から顔をのぞかせた灯台だけだったと、報告したのです。」と、Milind Patil氏は、いった。

以上を、Andaman and Nicobar Islandsの島ごとに整理すると、以下のようになる。
震源地に近い順から。

Great Nicobarインド最南端のIndira Pointが完全に水没
Nancowryひどい状態
Katchal救助活動が始まっている。
Trinkat島半分が水没
Car Nicobarもっとも被害がひどく、島の人口二万人以上が行方不明
その他の島
Chowra
Little Nicobar
Kamorta
Teressa

衛星写真
Tamil Nadu
Karaikai/a>
Nagapatnam
Agashampalli
Machilipatnam
Andaman and Nicobar Islands
Trinkat
Camorta
Katchall

12.インドのAndaman & Nicobar Islandsの状況

衛星写真による津波前と津波後の状況については、上記http://sify.com/news/imagegallery_slideshow.php?gid=13639836&imgidx=1&gname=Satellite+images+of+Tsunami-hit+areas&lid=1&gord=A&view= に見るとおりであり、とくに、フォト7のTrinkat Islandのように、島が真っ二つに割れてしまったものや、フォト9のKatchall Islandのように、湾が大きくえぐれてしまったものがある。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4134751.stmによると、有人島40を中心に調べたところ、死体が確認されたのは、わずか359人に過ぎないという。
他の数千人は、消えてしまっているという。
州副知事によると、一万人の住民は、島々のいたるところの砂か泥に埋まっているのではないかとしている。
Trinkat Islandは、津波の衝撃で、二つに割れてしまった。
また、三万人の人口がいるはずのCar Nicobar Islandには、人影ひとつ見えないという。
Indira Pointは、海に沈んでしまったようである。
PortBlairから100キロのところにあるBeratang近くからは、溶岩が噴出しているという。
現地の警察本部長の話によると、火曜日の夜から、溶岩の噴出が起きており、炎と溶岩が、三メートルの高さで噴出しているという。

11.AP電によるインドネシア津波死者国別概要

http://www.tallahassee.com/mld/tallahassee/news/breaking_news/10537788.htm

Dec. 31, 2004現在

インドネシア 79,940 保健大臣は最終100,000に上ると金曜日に言明
スリランカ 28,508  
インド 7,368 このほかに、Andaman and Nicobar Islandsで8,000以上が、行方不明・死亡
タイ 4,541 このうち、2,230 が、外国人
モルディブ 69
ミャンマー 90
マレーシア 65
バングラディシュ 2
ソマリア 200
タンザニア 10
ケニア 1
合計 120,794 これにインドのAndaman and Nicobar Islandsでの8,000以上が加わる。

10.インドネシア津波死者は、さらに増えて、十二万五千人

http://www.abc.net.au/ra/news/stories/s1274586.htm

31/12/2004, 12:32:08発信

インドネシア 80,000
スリランカ 27,200  5,000人が、なお、行方不明
インド 11,330  なお数千人が行方不明
タイ 2,400 うち700人が外国旅行者 6,000人が、行方不明
モルディブ 75 なお42人が行方不明
マレーシア 66人

ということなのだが、インドの数字が、発表されるたびに大きく上下するのは、おそらく、Andaman and Nicobar Islandsの実態が把握できていないためだと考えられる。
サイトhttp://www.expressindia.com/fullstory.php?newsid=40056によれば、この諸島での死者数は、2,000人とされている。
しかし、他の情報http://www.keralanext.com/news/?id=82284では、Andaman and Nicobar Islandsの死者・行方不明者が一万人を超したとの情報もある。
(Top News ; Andamans dead, missing toll crosses 10,000 (NIGHT LEAD, combining different series) 11 Hours,33 minutes Ago
Top News News, Port Blair,More than 10,000 people are now believed to be dead or missing in the Andaman and Nicobar archipelago, even as rescue efforts continue to locate survivors in distant islands, most of which have been completely destroyed by Sunday’s killer tsunami. )
またスリランカでは、アメリカ人数百人が行方不明、そのほかに数千人のアメリカ人の所在不明との情報も、タミール・ネットhttp://www.tamilnet.com/art.html?catid=13&artid=13784にある。

タイのKhao Lakの状況については、依然情報が錯綜しているが、http://www.turkishpress.com/world/news.asp?id=041231013207.rqlildb4.xmlによれば、次の通りである。
公式発表のタイ全体の死者数は、12-31-2004, 01h32現在で、4,351
うち、Khao LakのあるPhang Ngaだけで、3,530であり、この30パーセントが外国人であるとしている。
Khao Lakでは、なお、300体が、未確認のまま、放置されているという。
Khao Lakでの行方不明者数は、2,376 とされ、すべてが死亡しているものと見られている。
Andaman海に面した他の五郡での死者数は、821 である
タイ全体での行方不明者数は6,121であり、すべてが死亡しているものと見られている。

9.インドネシア津波死者は、十一万七千人へ
AP Dec 30, 2004
http://abcnews.go.com/International/wireStory?id=372683 による

インドネシア 80,000
スリランカ 27,200
インド 7,300
タイ 2,400
その他(モルディブ・ミャンマー・マレーシア・バングラディシュ・ソマリア・タンザニア・ケニア) 300
このほか、タイ南方に、3,500の遺体が散らばっているのをアメリカの捜索隊が発見している。
外国人旅行者の行方不明数は、スウェーデン2,500, ドイツ1,000以上、フランス 500 デンマーク500、
なお、アメリカについては、公式には死者14人であるが、行方不明者が、リストに上がっている分だけで600人、そのほかに、数千人が、津波発生後4日間に、何らかの理由で所在不明であるという。
(管理者注-インドの数字が発表のたびに増減するのは、おそらく、Andaman and Nicobar Islandsの実態が把握できていないためだと考えられる。
サイトhttp://www.expressindia.com/fullstory.php?newsid=40056によれば、この諸島での死者数は、2,000人とされている。)

8.インドネシア・スマトラ島沖地震津波死者は、八万一千人へ。
サイトhttp://www.turkishpress.com/world/news.asp?id=041229202328.ncjit6ax.xmlのAFPなどによると、

インドネシア 45,268 アチェ州中心
スリランカ 22,493
インド 10,800
タイ 1,829  なお、5,000が行方不明
その他、モルディブ・ミャンマー・マレーシア・バングラディシュ・ソマリア・タンザニア・ケニアで、340人が死亡。

なお、国連によると、さらに30,000人の死者が見込まれ、また、インドネシア単独一国では、80,000人に達する見通し。
国際赤十字も、死者は、十万人に達するであろうし、負傷者は、五十万人に達するとの見通しを述べている。
外国人旅行者については、二千人のスカンジナビアの旅行者がタイ南部で、死亡と見られ、アメリカ人も、12人死亡、うち7人が、スリランカで、5人が、タイで死亡したとされている。
なお、二千人から三千人のアメリカ人や、千人のドイツ人が行方不明とも伝えられている。

http://www.signonsandiego.com/news/world/20041229-0915-quake-tsunami.html
もご参照

7.インドネシア・アチェ州の死者は、八万人に達するとの英ガーディアン紙の報道

サイトhttp://www.guardian.co.uk/tsunami/story/0,15671,1380618,00.html によると、国連のマイケル・エルムクイスト氏の見通しでは、インドネシア・アチェ州の地震による死者数は、最終的には、八万人に達するであろうと、その見通しを述べた。
氏によれば、Meulabohだけで、四万人が死亡したとみている。
インドネシア全体の公式発表の死亡者数は、36,268人である。
しかし、アチェ州だけでも、七万人は死んだとみている。
インドネシアの軍隊は、これまで、Meulabohで、3.400人の死体を見つけている。
そのうちの80パーセントは、建物の瓦礫の下から見つかっているという。
西海岸の75パーセントは破壊され、地区によっては、100パーセント破壊されたところもあるという。
スマトラでの確認された死者数は、32.000人にのぼっているという。

6.ロイター電では、「インドネシア津波死者六万八千人」と報道
Wed Dec 29, 2004 03:39 AM GMT(日本時間29日昼12時39分) 現在

http://www.reuters.co.uk/newsArticle.jhtml?type=topNews&storyID=645770 による。

内訳は下記の通り。
インドネシア 32,502  Meulaboh地区の被害がもっとも著しい模様。
スリランカ  22,000 コロンボから、ゴール(Galle)へ向かう列車”Sea Queen”号が、津波に襲われ、数百人が死亡した。
インド    12,500  このうち7,000は、Andaman and Nicobar Islandsであり、Nicobarの人口の五分の一が死亡。その他の島のなかでは、島の人口の三分の二が死亡した島もある。
タイ     1,538  Khao Lakのホテルで、客415人が被災した。多くの赤ちゃんが、部屋の中に放置されていた。

(注-Khao Lakのthe Sofitel hotelの状況の詳細については、情報が錯綜している模様

http://www.hospitalitynet.org/news/154000320/4021695.html
にみるように、415人の泊り客とスタッフのうち、135人が生還し、280人が消息不明である。生還者たちは、バンコックに送還された。これら泊り客のうち、100人が、フランスからの旅行者であった。一方、415人すべてが死亡したとの報道もある。また、http://www.channelnewsasia.com/stories/southeastasia/view/124507/1/.htmlによると、Khao Lakのビーチには、770体の死体が、打ち上げられていると伝えている。
一方、http://www.heraldsun.news.com.au/common/story_page/0,5478,11800879%255E663,00.htmlによると、フランスのラジオ放送が伝えるところによると、the Sofitel hotel内から、800の遺体が発見されたと報じている。
また、http://www.indiadaily.com/breaking_news/18634.aspでは、415人の宿泊客の半分は、津波で死んだと、Accor ホテルグループの代表は述べたという。
France’s Europe 1 radio がつたえたところによると、Khao Lak地域で、救助隊が800遺体を収容したという。Accor ホテルグループでは、151人の宿泊客については、無事が確認され、なお、50人についても、生き残ったと見られている。他の宿泊客については、絶望的であるという。the Sofitel Magic Lagoon hotelでは、この日、105人のフランス人がいたが、そのうちの40人は、バンコクに移送したという。現在、軍隊は、800人について捜索中であるとし、500人の消息については、何の情報もないが、100人についてはバンコクへ移送したといっている。15人のフランス人も、バンコクへ移送されたとしている。ホテルのスタッフは、津波襲来時には、250人いたという。)

外国人旅行客の犠牲者は、全体で、136人、行方不明者2,689人に及んだ。行方不明者のうち、1,500人がスゥエーデン人、800人が、ノルウェー人であった。

その他の国
モルディブ、ミャンマー、マレーシア、ソマリア

5.インドネシア津波死亡者は、52,000人に。
Associated Press
December 28, 2004

サイト
http://www.beliefnet.com/story/158/story_15867_1.html
によれば、

インドネシア 27,000
スリランカ 18,700
インド 4,000
タイ 1,500
その他 モルディブ・ミャンマー・ソマリア・マレーシア・バングラディシュで260程度
 
確認が難しい地域
インドネシア スマトラ西海岸Meulabohなどで10,000か?
インドAndaman and Nicobar Islandsで、8,000以上が死亡の模様

4.英ガーディアン紙は、44,000人死亡と報道
Tuesday December 28, 2004 2:46 PM

http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story
/0,1280,-4697802,00.html

その内訳は、
インドネシア 19,000
スリランカ 18,700
インド 4,000
タイ 1,500
その他 モルディブなど五カ国

3.「インドネシア津波死者四万人確認」とのAPの記事
Associated Press
Tuesday, December 28, 2004

サイトhttp://news.bostonherald.com/international/view.bg?articleid=60726のAP電によると、

スリランカ-
死者18,700人。このうち、海岸端を走っていた千人の乗客をのせた列車が、Sundayという駅周辺で津波の直撃を受け、802人(地元の新聞では、1700人死亡と書いてあるという。)が犠牲になった模様

インドネシア-
死者15,000人。

インド-
死者4,400人、

タイ-
死者1,500人、うち700人が、外国旅行者。

上記のほか、疫病の発生による死者も、今後増える見通し。

2.なお増え続けるインドネシア津波被害者-最新情報-

時点は、12月28日 09:30 AM GMT -日本時間換算は+9時間-午後6:30現在

その後の状況では、なお、犠牲者の数は増え続けているようだ。
ロイターの記事http://www.reuters.co.uk/newsArticle.jhtml
;jsessionid=EDGJDK1DQCGUECRBAE0CFEY?type=topNews&storyID=645444
では、次の通りである。
トータルでは、死者数五万五千人を超える見通しである。
スリランカでは、死者一万二千二百人であるが、最終二万九千人を超えるのではないか。
インドでは、九千五百人が死亡と報告。
特に、アンダマン・ニコバー諸島では、三千人の死亡が既に確認され、さらに、二千人が死んでいるものと推測されている。
インドネシアは、五千七百人だが、今日になって、副大統領が、最終二万五千人の死者に達するものとの見解を出した。
タイでは、一千五百人が既に死亡し、その大半が旅行者である。
タイの南方、プーケット北方のKhao Lak のホテルの近くで、770体の死体が見つかっている
その多くは、外国旅行者とタイ人であるとのこと。
最終、死亡者は二千人に達するのではないか?

1.被害発生国別・外国人別死亡者行方不明者数

http://www.dailytimes.com.pk/default.asp?page=story_28-12-
2004_pg1_1

による数字

発生地別死亡者数
スリランカ11,000
インド 6,823
インドネシア 4,725
タイ 866
ミャンマー56
モルディブ 52
マレーシア 51
バングラディシュ 2
ソマリア 100
合計 23,675

海外旅行者国籍別内訳

オーストラリア 6
ベルギー   2 行方不明30
デンマーク  3 行方不明5
フランス   6 行方不明16
ドイツ 4
イタリア 13 行方不明100
日本 9
ニュージーランド 1
ノルウェー 13
ポルトガル 3
南アフリカ2 行方不明2
韓国 18
スエーデン 10 行方不明600
台湾1
イギリス15 行方不明50
アメリカ8

为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/

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2004/12/25 Saturday

「たんたん狸の–」と「ビッグカメラ」と「賛美歌」と

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:35:39

  
2004/12/25
今日は、クリスマスらしく、トップページに、「今日のメロディー」として、「Shall we gather at the river」(Robert Lowry 作詞作曲 聖歌687番 「まもなくかなたの」明治初期には、賛美歌「流水天にあり」 ) を掲載した。
ここをクリックすれば、MP3でメロディーが聴けるが,聴かれて、「なんだ。これは、例の”たんたん狸の00は”、の歌じゃないか」とか「ビッグカメラのコマーシャルソング(作詞:新井隆司)じゃないか」と思われる方もおおいだろう。
(おっと、ビックカメラでした。
『ビックカメラ』のサイトによれば、「ビックとはポリネシア語の特殊なスラングで『すばらしい』ということ。この言葉が気に入って『ビックカメラ』と名づけました」なんだそうで。でも、この話、本当なのかいな?)
サイトhttp://www10.ocn.ne.jp/~awjuno/sub406.htmlには、本郷中央教会でのオルガンの弾き手であった岡野貞一さんが、いかに、賛美歌隠しで、小学唱歌を作っていったか、その苦労話が書いてある。
なお、この音楽は、映画にも使われ、1985年のアカデミー賞受賞作品(主演女優賞 ジェラルディン・ペイジ )「Trip to Bountiful」(日本語作品名「バウンティフルへの旅.」)にも、使われている。

Shall we gather at the river,
Where bright angels he has brought,
With it’s crystal tides forever
Flowing by the throne of God

Yes, we’ll gather at the river.
The beautiful, the beautiful, river.
Gather with the saints at the river,
That flows by the throne of God

On the margin of the river,
washing up its silver spray,
we will walk and worship ever,
all the happy golden day.

Yes, we’ll gather at the river.
The beautiful, the beautiful, river.
Gather with the saints at the river,
That flows by the throne of God

Ere we reach the shining river
Lay we every burden down,
Praise our spirits will deliver
And provide our robe and crown.

Yes, we’ll gather at the river.
The beautiful, the beautiful, river.
Gather with the saints at the river,
That flows by the throne of God

Soon we’ll reach the shining river,
Soon our pilgimage will cease,
Soon our happy hearts will quiver
With the melody of peace.

Yes, we’ll gather at the river.
The beautiful, the beautiful, river.
Gather with the saints at the river,
That flows by the throne of God

まもなくかなたの ながれのそばで
たのしくあいましょう またともだちと
神さまのそばの きれいなきれいなかわで
みんなであつまる日の ああなつかしや

すいしょうよりすきとおる ながれのそばで
主をさんびしましょう みつかいたちと
神さまのそばの きれいなきれいなかわで
みんなであつまる日の ああなつかしや

ぎんのようにひかる ながれのそばで
おめにかかりましょう すくいのきみに
神さまのそばの きれいなきれいなかわで
みんなであつまる日の ああなつかしや

よいことをはげみ ながれのそばで
おうけいたしましょう たまのかむりを
神さまのそばの きれいなきれいなかわで
みんなであつまる日の ああなつかしや

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2004/12/24 Friday

WHOが「勃発すれば、数週間以内に、鳥インフルエンザが、世界中に蔓延」と警告

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:35:28

 
2004/12/24
WHOは、「勃発すれば、この数週間以内に、鳥インフルエンザが、世界中に蔓延」するとし、「世界人口の20-30%が感染し、二百万から七百万人が死亡する。」との警告を発している
韓国では、光州市で、低病原性鳥インフルエンザウイルス感染が確認され、アヒル九千羽が地中に埋められた。
DNA判定結果によれば、ウイルスは、H5N2型とのことで、政府当局は、ウイルスが、昨年猛威を振るったH5N1でないことで、安堵の色を浮かべているとのことだ。
また、ヴェトナムでは、この二十日間で、一万羽以上が、殺処分され、感染地域は、メコンデルタ南部地方を中心として、なお広がっている。
その蔓延の理由として、冬の寒気がひどいことがあげられるが、今後、2月のテトとよばれる旧暦の正月を迎え、家禽類の移動が激しくなるにつれ、ウィルスは拡大するものと予測されている。
専門家が恐れているのは、H5N1ウィルスが、豚を通じて、人間に感染することと、もうひとつは、アヒルや鴨などが、無徴候のまま、渡り鳥などによって、広域にウィルスを伝播させる可能性についてである。
さらに、中国からの鶏の密輸入も心配の要素としてある。
その中国
では、科学者たちを総動員して、万全の鳥インフルエンザ阻止体制を敷こうとしている。
香港大学の微生物学者であるGuan Yi氏は、次のようにいっている。
「われわれは、現在、21の地方と都市で、科学者たちと、技術スタッフを、そのために訓練中です。その目的は、人間と動物のH5N1ウイルスの診断です。現在は、農家が、感染した鳥を埋めるだけで、死んだ後どうするかについては、何の注意も払われていません。もし、この方法が変わらなければ、SARS以上に悪い事態を招きます。このウイルス循環をわれわれが、動物段階で、阻止することこそ、人間への安全につながるのです。」と言っている。
特に、感染しながら無症候の状態にある動物をいかに見つけるかが、ポイントになるという。
そのために中国・香港では、ウイルスを一時間以内に検出できる新たな診断キットを開発した。
この診断キットは、 中国のShantou UniversityとXiamen University、香港のUniversity of Hong Kongの研究者等によって開発されたもので、鼻と喉の 分泌物で 鳥インフルエンザ ウイルスの有無を診断するもののようである。
この診断キットによる診断のトレーニングを、11月下旬から始めているという。

以下は、参考資料の概訳である。

WHOの鳥インフルエンザ蔓延警告(WHO warns bird flu pandemic could kill millions)
http://www.cbc.ca/story/world/national/2004/12/23/avianflu041223.html
概訳

WHOは、鳥インフルエンザの世界的蔓延は、不可避のものであり、それは、2003年のSARS問題勃発よりもより深刻な健康状況を創出しうるものであると、再び警告した。
WHO当局者は、H5N1ウィルスが、数週間のうちに世界中に広がり、世界人口の30パーセント以上に影響を及ぼすであろうことを、恐れている。
「次の(鳥インフルエンザの)流行での、最良のシナリオでさえ、二百万人から三百万人の人が死亡し、数百万人の人が治療を必要とするであろう。
もし、次の流行時におけるウィルスが、悪性のものであった場合には、これによる死亡者は、非常に高い数字のものになるであろう。」と、WHOは、ウェブサイトの中のステートメントで述べている。
WHO西太平洋地域事務局長の尾身茂博士によれば、この鳥インフルエンザの勃発は、「もしも?」の問題なのではなく、「何時?」の問題なのだという。
「鳥インフルエンザの蔓延は、非常に起こりやすく、また、われわれの考えるに、数週間のうちに世界中に広まると考えている。」と、尾身博士は言う。
今週はじめ、シンガポールのWHO幹部は、当初予想されていた動物ではなく人間自体が、キャリア< 病原体保有者>になりうると警告している。
「われわれは、(それらの世界的蔓延の事態に)より近づきつつあるが、それが、何時なのかについては、分からない。」と、WHO公衆衛生部門主任獣医のフランソワ・ザビエル氏は、いう。
「まだ、勃発するとは分かっていないが、もし、これら鳥インフルエンザの勃発が起こったら、それは、SARSより悪い事態になるだろう。
症状の最も悪化した(full-blown)インフルエンザウィルスを、あなたは、たやすく、あなたの家族や周囲の人々などに伝染させることになる。それは、SARSに比して、非常に感染性の高い病気となる。」とも、氏はいう。

以下訳略

WHOの「Estimating the impact of the next influenza pandemic: enhancing preparedness」
は、
http://www.wpro.who.int/public/press_release/press_view.asp?id=473参照

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2004/12/18 Saturday

無謀だった京都府の鳥インフルエンザ消毒体制

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:35:07

 
2004/12/18
もう一年近くたとうとしていて、忘れがちだった今年2月の京都府での鳥インフルエンザだが、ここにきて、当時、鳥インフルエンザの消毒に当たった関係者五人の血清から、H5N1ウイルスに対する抗体が検出されていたことが十七日、分かったという

血液検査したのは、2−3月に鶏の殺処分などに従事した、元養鶏場従業員16人、家畜保健衛生所職員20人、京都府本庁職員22人で、そのうち、ウイルス抗体陽性者は元養鶏場従業員4人と家畜保健衛生所職員1人であったとされる。

厚生労働省と国立感染症研究所は18日、陽性となった5人のうち、農場従事者の男性1人の感染をほぼ確認した。

残り4人については、さらに検査を継続し、感染の有無を慎重に判断するという。

五人は作業前に、インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を服用。フード付きの防疫服とゴーグル、マスクで厳重に防備していたが、マスクなどが密着していなかった可能性もあるという。

私の掲示板でも、安易な体制で、府の職員などに人海戦術の作業をさせることの危険性をはやくから指摘していた。

とくに、「5935 全くの素人に鶏の処理をさせる愚行」では、 平和屋さんから、重大な指摘があった。

2002年3月中旬、アメリカ・バージニア州のShenandoah Valleyの家禽農場で、政府職員が、鳥インフルエンザにかかった鶏を殺処分中にH7N2に感染し、熱・のどのいたみ・咳・頭痛などの症状を訴えたという例がある。

また、2003年4月オランダDen Boschでなくなった57歳の獣医師は、二日間、感染農場ではたらいた後、重症の肺炎となり、2003年4月17日に死亡している。
このとき、防疫に従事した人も、数十人のヒトが結膜炎を、十数人が、インフルエンザ様症状を呈したのことだ。
死亡した獣医師1名の肺から鳥インフルエンザウイルスH7N7が分離された。
また、養鶏従事者の家族内で3人に結膜炎と軽い呼吸器症状がみられたという。

さらに、今年に入っては、3月に、カナダのブリティッシュコロンビアのFraser Valleyで、鳥インフルエンザを消毒中の12人の作業員が、防護服を着用していたにもかかわらず、インフルエンザ症状を見せ、そのうちの二人からは、H7N3が検出されたという例がある。
これについては、こちらもご参照

高病原性鳥インフルエンザに感染した可能性のある動物の殺処理に携わる人員の防御に対するWHOの暫定的勧告によれば、次の通りの体制をとるべきとしている。

1、処分と輸送にあたる人員には以下のごとき個人防御具を適切に供与しなければならない。
・上下つなぎの作業服と不浸透性のエプロン、または、長袖で袖口が締まるサージカルガウンと不透過性のエプロンの組み合わせによる防御服
・頑丈で消毒可能なゴムの作業用手袋
・N95呼吸器マスクが望ましい1。N95呼吸器マスクが入手不可能であれば標準的なぴったり合ったサージカルマスクを使用する2。
・ゴーグル
・消毒可能なゴムまたはポリウレタンの長靴、あるいは使い捨ての防御用の靴カバー
(中略)
4、感染した鶏や感染が疑われる農場への暴露を受ける人はすべて、地域の健康当局により密接な監視下に置かれるべきである。
・殺処分員と殺処分に携わる農業従事者においてH5N1呼吸器感染が疑われる際の治療に対し、オセルタミビルがすぐに利用できるようにしておくことが推奨される。
・その人たちはまた、ヒトインフルエンザと鳥インフルエンザの同時感染を避け、ウイルス遺伝子の再構成が起こる可能性を最小限にするため、現在のWHOの推奨するインフルエンザワクチンを接種していなければならない。
(以下略)

これまでのことからいえば、単なる防護服とタミフルの服用だけでは、感染を防げないと見てもいいだろう。

緊急の場合には、必ずしも、適合するワクチンがそろわない場合もあるだろうが、それらの場合は、HNタイプが異なってもいいから、何らかのワクチン接種を義務付けるべきではなかろうか。

今回の京都府の例を貴重な経験として、行政は、消毒作業に当たる人々への体制を、早期にマニュアル化しておくべきである。

偶然か、京都府は、17日、「府高病原性鳥インフルエンザ防疫対策要領」と現場対応用のマニュアルを整備したと発表したが、これら消毒体制については、どのように書かれているのだろうか。

ちなみに、既にマニュアルが確立している大分県の「大分県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策実施要領」では、「県対策本部は、健康対策課と連携し、作業従事者等に予防薬の投薬等について、必要に応じて適切な処置が図られるよう努める」とあるが、これでは、不十分なのではなかろうか。

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2004/12/16 Thursday

日野原重明さんの「理想の死に方」–”その時”のための音楽ガイド–

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:34:57

 
2004/12/16
文芸春秋2005年1月号に、各界58人の方が、サイトhttp://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/のように、自らの理想の死に方を模索されている。

正月元旦号なのに縁起でもない、と思われる方もいたと思うが、それぞれの「理想の死に方」を見ていると、それぞれの方の性格が見事に出ていて、面白い。

つまり、スノビズムの方は、理想の死に方までも、スノビズムであるというように。

「所詮は願っても、決して、その通りにはならないものだ。」との諦観を持った方が案外少ないというのも、そのこと自体、人間の性のなせるゆえか?

その中で、ごく自然体であったのは、聖路加国際病院理事長の日野原重明さんの「最後に言葉と音楽とを」というのだった。

で、日野原さんが、最後の音楽として選んだのが、フォーレ(Faure)のレクイエム(鎮魂曲)(Requiem)なんだそうな。

そういえば、http://www.suiseikai.jp/sinroujin/sinroujin22.htm にあるように、広島被爆60周年の2005年10月21日に、日野原さんは、小沢征爾さんとの対談と演奏の企画を催し、その席で、小沢さんの指揮で、このフォーレの「レクイエム」(鎮魂曲)が演奏されるという。

フォーレは、自分のレクイエムについて、”私のレクイエムについて、人は死の恐怖を表現していないという、だが私にとって死は、苦痛というより喜ばしい解放なのだ”と述べたという。

そのためには、日野原さんがシシリー・ソンダーズ(Dame Cicely Saunders)さんにまなび、主張されておられるように、末期のモルヒネの使用も、是認されるべきものなのかもしれない。

フォーレのレクイエムのMP3は、このサイトにいくつかあるので、お聞きになりたい方は、クリックしてみてください。

特に、この曲の中では、 Sanctus(聖なるかな)と、Pie Jesu(ピエ・イエス 慈悲深いイエスよ)が、いいと思うのだが。

ちなみにSanctusとは、イザヤ書6章3節で預言者イザヤが幻視した天使たちの歌っていた賛歌ということで、ほかにも、こんなに、あるが、これなんか、まさに認知の世界から非認知の世界へと、ゆっくりとシームレスに移行する、幻視の世界・朦朧の世界 だと思う。

Pie Jesuも、このように、いろいろの作曲家のPie Jesuがある。

また、アニュス・デイ(神の子羊 Agnus Dei)も、いいだろう。

これも、同名の曲が、このように、いろいろな作曲家の手になっている。

なかなか、フォーレの言うように、天国での喜ばしい解放をあらわした曲というのは、選択がむずかしいが、私がほかに選択するとすれば、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」(CW.Gluck “Orfeo ed Euridice”)のなかの 「精霊の踊り」(Dance of the blessed spirits)  だろう。

これは、まさに、そのものずばり、オルフェオが、黄泉の国の妻エウリディーチェを取り戻すため、悪霊と戦いながら、ようやく三途の川を渡り終えた時、突如として、これまでの暗黒世界が極楽世界へと変わる途端に始まる、オルフェオを迎える天国での精霊たちの踊りだ。

その次のお勧めとして、モーツアルトの「アヴェヴェルムコルプス」 (Ave verum corpus KV 618 聖体祭賛歌)をあげておく。
これも、天国とは、かくなりと、感じさせられる音楽と、私は思う。
演奏では、こちらのほうがよいかと思う。

このAve verum corpusとは、Ave verum Corpus natum de Maria Virgine(処女マリアより 生まれました めでたし 真実の 御からだよ)からとった意味なのだそうだが、ほかにも同じ名前で、Orlando di Lassoのものや、Poulencのものや、William Byrdのものや、Dwarvesのものや、Corale Tetiumのものがあるが、いずれも、心洗われるような曲ばかりである。
この中では、やはり、William Byrdのものがいいように、私は思う。

その他、やや陰陰滅滅にはなるが、次のような曲をあげておく。
1.バーバー(Samuel Barber)の「弦楽のためのアダージョ」(Adagio For Strings, Op. 11)
2.ショパンの「ノクターン第20番 嬰ハ短調 (遺作)」(Nocturne No.20 (Lento con gran espressione) )

このうち、1のバーバーの曲は、映画「プラトーン」や「エレファントマン」で使われた日本名「悲しみの祈りの言葉」である。
また、2は、ピアノよりマイスキーのチェロでのほうが、しみじみしてよろしいかも。

カタルシスで気を晴らそうという目的で、もっと陰陰滅滅がお好きな方には、ロッシーニのスターバトマーテル(Stabat Mater 悲しみの聖母)なんか、どうだろうか。
若い時、ウイスキーの角瓶を空けながら、図らずも買ってきてしまったこれのレコードを聞いていて、あんな明るい曲を作っているロッシーニが、何でこんな陰気な曲が作れるのかと、本当に買ったのがいやになって、悪酔いしてしまったことがあった。

もっとも、このスターバトマーテルも、同名の曲をいろいろな方が、このように作曲しており、それによって、かなり曲のイメージが異なっている。

最後に、しみじみしたところで、同じようなしんみり・ムードの曲をもうひとつ。
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 op.50「ある偉大な芸術家の想い出のために」(Tchaikovsky Piano Trio in A Minor op. 50 “à la memoire d’un grand artiste”)というところで、締めくくり。
これは、チャイコフスキーが、ニコライ・ルビンスタイン(Nikolai Rubinstein)をしのんで作曲したものだ。

なんか、今日は、妙な話になってしまいましたね。
正月になると話せない話題ですので、年内の話題ということで、ご寛容を。

参考

「その時」のためにふさわしいと思われる音楽リスト
(曲名をクリックすると、サンプル音楽を聴くことが出来ます。)

リスト その1

BACH Capriccio on the Departure of a Beloved Brother. Martins, piano. Concord CCD-42051
BARBER Adagio for Strings
BARBER Agnus Dei. Choir of New College, Oxford. Erato 14634 (This is the choral version of the Adagio for Strings)
BEETHOVEN Adagio from Piano Sonata No 14 in c#
BEETHOVEN Sym No 3, 2MMT
BEETHOVEN Sym No 7, 2MMT
BRAHMS German Requium
BROWN President Lincoln’s Funeral March. Chestnut Brass Co. Newport NPD 85548
BRUCKNER String Quintet
CAMPHOUSE The Shining City, scored for speaker and symphonic winds
CAMPHOUSE Canzon Fugato and Hymn
CHARPENTIER pour un reposoir. Musica Antiqua Koln. Archiv B0001413 (Symphonies)
CHOPIN ‘Funeral March’ from Piano Sonata No 2
CHOPIN Polonaise-Fantasie in A-flat, op. 64. Ohlsson, piano. Arabesque Z 6642
COATES ‘Westminster’ from London Suite, (British)
COPLAND Quiet City. NY Phil./Bernstein. DG 419 170-2
ELGAR ‘Nimrod’ Variation iX from Enigma Variations, Op 36
ELGAR ‘Sospiri’
FAURE ‘Sanctus’ from Requiem
GOTTLIEB “Presidential Suite” with the Gregg Smith Singers on Premier (PRCD 1030)
GOUNOD ‘Choral PAVANE’
GRIEG ‘Ases Death’ from Peer Gynt Suite
HANDEL Harp Concerto, op. 4, no. 6. Zoff, harp/Staatskapelle Dresden. Berlin Classics 0093132BC
HOLST ‘I Vow to Thee My Country’ from “Jupiter”
KEY arr. Fraser The Star Spangled Banner Millar Brass Ensemble. Delos DE 1606
LITKEI “President Ronald Reagan March” on Aurora (ACD 5049)
MAHLER ‘Adagietto’ Sym No 5
MAHLER ‘Resurrection’ Symphony
MOZART Flute Quartet in C. G’frorer, fl.,et al. CBC MVCD1143
MOZART Requiem
MOZETICH Postcards from the Sky. CBC Vancouver Orchestra. CBC SMCD5200
PAULUS Pilgrims’ Hymn, setting of a text by poet and University of Minnesota professor Michael Dennis Browne. Dale Warland Singers CD (American Choral Catalog #123). This music originally appeared as the closing chorus of Paulus’s church opera “The Three Hermits”
RAVEL Pavane for a Dead Princess
SCHUBERT Adagio from Octet in F Major, Op. 166
TCHAIKOVSKY Sleeping Beauty Waltz
Trad. Shall We Gather at the River, Anonymous 4 Harmonia Mundi HMU 907326

リスト その2

Hymns
Abide with me
Jerusalem the Golden
Jesus, remember me
The day thou gavest, Lord
Praise to the Holiest
He who would valiant be
O God, our help in ages past
Firmly I believe, and truly
Lead, kindly light
Nearer, my God, to Thee

Organ Music

Handel: Largo
Handel: Dead March from Saul
Walford Davies: Solemn Melody
Chopin: Funeral March
Bach: Jesu, joy of man’s desiring
Faure: Pavane
Brahms: How lovely are thy dwellings
Beethoven: Adagio from Pathetique Sonata
Pachelbel: Canon in D
Tchaikovsky: Chanson Triste
Mendelssohn: On Wings of Song

Choir Music

Faure: any movement from Requiem
Plainchant: any movement from Requiem
Purcell: “The Queen’s Funeral March”
Bach: Jesu, Joy of man’s desiring
Walford Davies: God be in my Head
Brahms: How lovely are thy Dwellings

リスト その3

ポピュラー

CLOUSEAU - Afscheid van een vriend
PUFF DADDY - I’ll be missing you
QUEEN - Who wants to live forever
ERIC CLAPTON - Tears in heaven
CELINE DION - My heart will go on
FREEK DE JONGE - Leven na de dood
DELERIUM - Silence
BON JOVI - Always
ROBBIE WILLIAMS - Angels
QUEEN - The show must go on
THE DOORS - The end
METALLICA - Nothing else matters
ELTON JOHN - Candle in the wind
ART GARFUNKEL - Bright eyes
BANGLES - Eternal Flame
BRAINSTORM - My star
U2 - With our without you
ANDREA BOCELLI - Con te partiro
JOE COCKER - U are so beautiful
QUEEN - Too much love will kill you
ANN CHRISTY- De roos
THE PRETENDERS - I’ll stand by you
LIONEL RICHIE - Climbing
RIGHTEOUS BROTHERS - Unchained Melody
BART HERMAN - Slaap mijn kind
CELINE DION - La memoire d’Abraham
CELINE DION - Vole
CHRIS REA - Tell me there’s a heaven
VOLUMIA - Nog één keer

リスト4

Prelude No. 1 from Book 1 of the 48 by Bach
Prelude No. 12 from Book 2 of the 48 by Bach
Moonlight Sonata (piano), 1st movement by Beethoven
Symphony No. 7 in A, 2nd movement by Beethoven
Prelude No. 6 by Chopin
Prelude No. 7 by Chopin
Prelude No. 15 (The “Raindrop”) by Chopin
Symphony 1, 3rd movement extract by Mahler
Symphony 5, 4th movement extract by Mahler
Song Without Words Op. 85 No. 2 - The Adieu by Mendelssohn
Song Without Words Op. 102 No. 6 - Faith by Mendelssohn
Promenade from “Pictures at an exhibition” by Moussorgsky
Canon in D by Pachelbel
Rondeau, arranged for 4 Recorders by Henry Purcell
Symphony No. 3 extract - arranged for Organ Manuals by Saint-Saens
Gymnopedie No. 1 by Satie
Gnossienne No. 1 for piano by Satie
Scherzo from “Death and the Maiden” String Quartet by Schubert
Song of the Reapers, No. 12 from Album for the Young by Schumann
Etude Op.31 No.3 in D by Sor
Etude Op.31 No.6 in Em by Sor
Tallis’ Canon by Tallis
Third Mode Melody by Tallis
The Last Post - Traditional

For original suggestions listed on Sibelius Music, try the following:

Scottish Movement
Irrational Rose
Funeral March
Great Hymns of Grace
Hymns of Faith
Dreamy Summer
Adagio for Strings
Celtic Romance
Sadness in the Rain
The Messiah
Melancholy Lento

リスト5

All People That On Earth - Old Hundredth
A Mighty Fortress - Ein Feste Burg
Alleluia, Sing To Jesus
Be Not Afraid - Dufford
Here I Am Lord - Schutte
O God, Our Help - St. Anne
The King of Love My Shepherd Is - Trad. Irish Melody
Amazing Grace - Early American
Eye Has Not Seen - Haugen
Hosea - Norbet
I Have Loved You - Joncas
Prayer of St. Francis –; Sebastian Temple
The Lord’s My Shepherd - Carter
Turn To Me - Foley
You Are Mine - Haas
You are Near - Schutte
As The Deer
By Name I have Called You - Landry
Gift of Finest Wheat - Kreutz
Here I Am Lord - Schutte
Jesu, Joy of Man’s Desiring –; Bach
Laudate Dominum - Mozart
Panis Angelicus - Cesar Frank or Sacris Solemnis
On Eagles Wings - Joncas
One Bread, One Body - Foley
Supper of the Lord - Rosania
Taste and See - Moore
In Paradisum - Chant
For All The Saints - Williams
I Am the Bread of Life - Toolan
Joyful, Joyful We Adore You - Hymn
You Are Mine - Haas

その他参考サイト
CHRISTIAN FUNERAL / WAKE MUSIC LIST
Funeral Music - some suggestions for you
Favorite Funeral Music
Popular Music for Funerals Today
What music would you like played at your Funeral (with a bit of humor)?」
Funeral Music for Organists, Keyboard Players, Singers
the top ten favorite funeral songs in Europe
Music used during the funeral at Westminster Abbey
Funeral Music Database」(400以上のサウンドクリップ集)


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168

2004/12/15 Wednesday

スギヒラタケ毒性問題で、気になるひとつの論文

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:34:39

  
2004/12/15
スギヒラタケ(Pleurocybella porrigens )の脳症発生問題は、依然として、原因不明であるが、日本海側にのみ、毒性があるとの報道も、なされている。
そこで、当然、酸性雨との関連が頭に浮かんでくるのだが、ここで、気になる論文が浮かび上がってきた。
これは、1995年に群馬大学医学部の古川・中島・松井三氏により発表された論文なのだが、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=8919354&dopt=Abstractに、その紹介がある。
1977年から1994年にかけて、人間の赤血球の血球凝集反応(HA)について、422例をみてみたところ、スギヒラタケと、クリタケと、スギタケからの抽出物が、抗Hレクチンに似た凝集素(Hレクチン様物質 Anti-H-like agglutinins)を有していたという研究である。
(なお、クリタケに見出されたHレクチン様物質については、1995年の第66回 日本医科大学医学会において、日本医科大学、日本医学技術専門学校)、(財)日本生物科学研究所の諸氏によっても、口頭発表されている模様だ。)
この抗Hレクチン(anti-H lectin )というのは、ハリエニシダ(UEA Ulex europaeus)トキイロヒラタケGalactia striata(Galactia tenuiflora)、そして一部のマイマイ(Helix hortensis)にもあるもので、凝集反応阻止試験に使われる、凝集力価の高いものである。
抗Hレクチンで赤血球凝集が見られれば、H型抗原(H-antigen)が存在するということになる。
H型抗原(鞭毛抗原)は、大腸菌(糞便中のH.pylori Helicobacter. pylori))などにあり、代表的な例としては、O157感染症(大腸菌O157は、大腸菌のうちO抗原(ohne Hauch-鞭毛のないむ)が157番目でH抗原(Hauch−鞭毛のある)が7)の溶血性尿毒症症候群(HUS)を発生させ、志賀毒素 = STx. Shiga Toxin 生成で血管内皮細胞を損傷させ、急性腎不全等を発症させる。
(食品中に含まれる大腸菌などの問題については、このサイトをご参照。STXとHレクチンとの関係については、このサイトをご参照。STXと脳症との関係については、このサイトをご参照。)

これらのHレクチン様物質は、人間のO型の赤血球と強く結びつく性質があり、A型やB型とは、比較的弱くしか、結びつかないという
O型は2個の糖からなるH型物質と呼ばれる基本糖鎖構造をもつ。

なお、今回のスギヒラタケを食したことによって生じた脳症発症者の中に、腎不全や透析患者が多く含まれたことについては、長期透析患者におけるヘリコバクターピロリ感染症(Helicobacter pylori Antibodies または、Anti-H. pylori この問題については中嶋章貴(守口敬任会病院透析センター)氏が詳しい。)との関係も疑う必要がある。(ヘリコバクターピロリと抗Hレクチンとの関係については、こちらのサイトをご参照。)

また、今回のスギヒラタケの毒性について、静岡大の河岸洋和教授が、β−グルカンと不純物との複合体に毒性があるとしているがこのサイトでは、「ヘリコバクターピロリの細胞外皮には、バクテリア細胞膜の機能を完全に働かせるための多糖類(LPS)が必要だ。」とし、LPSの搬送にα1,6-glucanが、役割を果たすとしている。

そこで、以下は、私の推察なのだが、

このスギヒラタケからの抽出物であるHレクチン様物質が、酸性雨に含まれるガス状物質の光化学反応等によって沈着した硫酸アンモニウムなどによって、精製され、その精製され濃縮されたHレクチン様物質を含むキノコを、大腸菌やヘリコバクターピロリなどのH型抗原をもつ血液型Oの人などが、食したことによって、脳内の血液凝固をきたしたと見ているのだが。

以上を整理して言えば、次のようになる。

1.日本海側の異常気象で、日本海側に、酸性雨を含む大量の雨が降った。

2.その後の照り返しによる光合成で、湿性沈着または乾性沈着で、硫酸アンモニウムなどが生成された。

3.これらの硫酸アンモニウムの精製で、スギヒラタケ内のHレクチン様物質が、濃縮して抽出された。

4.このスギヒラタケを、長期透析患者におけるヘリコバクターピロリ感染症をもつ人が、食した。

5.スギヒラタケの中のHレクチン様物質とヘリコバクターピロリとが反応して、脳症を引き起こした。

というのが、私の素人推測だ。

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167

今回のアメリカの金利引き上げとインフレ懸念

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:34:04

2004/12/15
 
米連邦準備理事会(FRB)は、14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準を0.25%引き上げ、年2.25%とすることを全会一致で決定した。また、経済の成長に伴って、金利を徐々に引き上げ続ける、との方針も示した。
FRBは、6月から利上げを開始しており、利上げは今年5回目。

とのことなのだが、今回の利上げの目的については、このサイトのように、いろいろな憶測がある。
第一に、インフレ懸念がさほどないのに、なぜ、今利上げなのかということだ。
これについては、ドル安が定着すれば、インフレ懸念が拡大するので、今回の利上げは、その先制攻撃だったとする見方がある。
第二に、ドル安にむかっているにもかかわらず、アメリカの貿易赤字が、五千五百五十万ドルという記録的な数字に達しているため、政策当局は、金利水準を「中立的水準」に保とうとしたという見方もある。
これによって、インフレへの刺激なくして、適度の経済成長と、失業率の低下と、適度のスピードを確保できるとしている。
しかし、どの金利水準が「中立的水準」なのかについては、定かでない。
すなわち、いかに機敏に利上げのタイミングをつかむかはできても、利上げの終わりは、どの段階で、いつなのかについては、誰しも、分かっていないのである。
これについては、2006年末までには、4.5パーセントの金利水準に達するとの見方がある。
しかし、一方で、グリーンスパンは、それほどの引き締め策はとらないだろうとする見方もある。
そのうがった根拠として、グリーンスパン氏が、2006年初頭には、20年にわたる米連邦準備理事会議長の座を退任することになるため、彼が、1994年から1995年にかけて、極度の金融引き締め策をとって、アメリカ経済が萎縮してしまった過ちは、晩節を汚さない意味で、繰り返さないだろうという見方である。
いずれにしても、依然として、日本が、非負制約によって、金融政策の片手をもがれた状態なのに対して、アメリカは、金利水準の中立性確保によって、政策誘導の主導権を、既に取り戻しているように見える。

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