Sasayama’s Weblog


2005/11/12 Saturday

タミフルと、リレンザの副作用一覧

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 21:46:58

2005/11/12(Sat)
 
null今朝の新聞記事「インフルエンザ薬:タミフル問題、学会でも論議」や、「インフルエンザ治療薬 タミフルで異常行動死 」で、タミフル等の抗ウイルス薬(Antiviral Drugs)の副作用についての懸念が広まっていますが、下記に、タミフルとリレンザの副作用一覧を掲げましたので、ご参照ください。
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インフルエンザの抗ウイルス薬には、次の五種類があります。

Tamiflu−タミフルは商品名(brand name 、Roche社)で、一般名(generic name)はoseltamivir  phosphate(リン酸オセルタミビル)

Relenza−リレンザは商品名( GlaxoSmithKline社)で、一般名は、zanamivir(ザナミビル) 

Amantadine−アマンタジンは、一般名(Amantadine Hydrochloride)で、商品名は、別にあり、アマゾロン(Amazolon)、シンメトレル(Symmetrel )のほか、LysovirAdekin, Aman, Amantadina, Amantagamma, Amanta-Hcl, Amantan, Amixx, Antadine, Atarin, Cerebramed, Endantadine, Gen-Amantadine, Influenzol, Lysovir, Mantadan, Mantadix, Paramantin, Paritrel, Protexin, Solu-Contenton, Symadine, Tregor, Viregyt, Virofral, Virosol等、

ぃ劭mantadine−リマンタジンは、一般名(Rimantadine hydrochloride)で、商品名はフルマジン(Flumadine)、日本では未発売(Forest社)。

Ribavirin-リバビリンは、一般名(RN CAS Registry Number (R): 36791-04-5)で、商品名は、Ribazid, Virazole 、Rebetol、Copegus, Desiken, Ribaviran, Ribavirinum, Tribavirin, Trivorin, Viramid, Virazide, Ribavirin など。エアロゾール・タイプでFDA未認可。

以上の五種類です。

1.タミフル(Tamiflu またはoseltamivir)の副作用一覧
Tamiflu® Medicine Guide 」より
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●うずきと痛み (Aches and pains )
●アレルギー反応によるショック(Allergic reactions sometimes leading to shock)
●喘息−既往症として喘息がある方の悪化(Asthma - aggravation of pre-existing asthma )
●気管支炎(Bronchitis )
●肺感染症(Chest infection )
●結膜炎(Conjunctivitis )
●皮膚炎(Dermatitis )
●下痢(Diarrhoea )
●不眠(Difficulty sleeping )
●めまい(Dizziness )
●耳感染(Ear infection )
●耳の異常(Ear problems )
●多形性紅斑(Erythema multiforme)
●頭痛(Headache )
●肝炎(Hepatitis)
●消化不良(Indigestion )
●肝異常(Liver problems )
●リンパ節症(Lymphadenopathy )
●吐き気(Nausea )
●鼻血(Nose bleed )
●発疹・吹き出物(Rash or rashes)
●鼻水(Runny nose )
●静脈洞炎(Sinusitis )
●スティーブンス・ジョンソン症候群、または、皮膚粘膜眼症候群(Stevens Johnson syndrome )
●風邪症候(Symptoms of a cold )
●疲労感(Tiredness)
●腹痛(Tummy pain )
●蕁麻疹(Urticaria )
●嘔吐(Vomiting )

なお、タミフルの日本での発売元の中外製薬のサイト『タミフルの添付文書情報』(平成14年10月30日付厚生労働省医薬局安全対策課長通知 第1030001号に基づき自主改訂、改訂前後の変更点対比表は、こちらのサイトご参照)では、副作用として、次のように書いてあります。
医薬品・医療用具等安全性情報 No.202」(2004年6月)も、ご参照

以下引用
「カプセル剤の承認時までの調査309例において、副作用は、85例(27.5%)に認められた。主な副作用は、腹痛21件(6.8%)、下痢17件(5.5%)、嘔気12件(3.9%)等であった。(承認時)
ドライシロップ剤(1〜12歳の幼小児)の承認時までの調査70例において、副作用は35例(50.0%)に認められた。主な副作用は、嘔吐17件(24.3%)、下痢14件(20.0%)等であった。(承認時)

(1)重大な副作用
1) ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

2) 肺炎(頻度不明):肺炎の発症が報告されているので、異常が認められた場合にはX線等の検査により原因(薬剤性、感染性等)を鑑別し、適切な処置を行うこと。
3) 肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST (GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明):皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)等の皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5)急性腎不全(頻度不明):急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6)白血球減少、血小板減少(頻度不明):白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
7)精神・神経症状(頻度不明):精神・神経症状(意識障害、異常行動、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等) があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、観察を十分に行い、症状に応じて適切な処置を行うこと。
8)出血性大腸炎(頻度不明):出血性大腸炎があらわれることがあるので、血便、血性下痢等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(2)その他の副作用
次のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。(後略)」」
引用終わり

タミフルの生産過程のビデオが、ロッシュのサイトで見られます。
このサイト「Pandemic influenza and Tamiflu production」の一番下の『Video on Tamiflu production - Quicktime or RealPlayer』をクリックして、ご覧ください。

2.リレンザ(Relenzaまたはzanamivir)の副作用一覧
Relenza™ Medicine Guide 」より
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●うずき感 (Aches and pains )
●呼吸困難(Breathing difficulty )
●気管支炎(Bronchitis )
●気管支けいれん(Bronchospasm)
●咳(Cough )
●下痢(Diarrhoea )
●耳感染(Ear infection )
●顔面浮腫(Facial oedema )
●頭痛(Headache )
●鼻の炎症(Nasal irritation )
●吐き気(Nausea )
●発疹・吹き出物(Rash or rashes)
●静脈洞炎(Sinusitis )
●咽喉感染症(Throat infection)
●のどの締め付け感(Throat tightness)
●蕁麻疹(Urticaria )
●嘔吐(Vomiting )

なお、リレンザの日本での発売元のグラクソ・スミスクライン社のサイト『リレンザの添付文書情報』では、副作用として、次のように書いてあります。

以下引用
「2.副作用
国内臨床試験において、総症例291例(40mg/日111例、吸入・鼻腔内噴霧40例を含む)中、50例(17.2%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された(承認時)。また、海外において、市販後に発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、口腔咽頭浮腫等のアレルギー反応、気管支攣縮、呼吸困難が報告された。
(1) 重大な副作用
1)アナフィラキシー様症状:口腔咽頭浮腫等のアナフィラキシー様症状(頻度不明)が起こることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与
を中止し、適切な処置を行うこと。
2)気管支攣縮、呼吸困難:気管支攣縮、呼吸困難(いずれも頻度不明)が起こることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(1.重要な基本的注意(2)参照)。
(2) その他の副作用
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。(後略)」
引用終わり

3.アマンタジン(商品名Lysovir など)の副作用一覧

Lysovir Medicine Guide」より
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●異常筋運動(Abnormal muscle movement)
●興奮(Agitation)
●くるぶし腫脹(Ankle swelling)
●不安感(Anxiety )
●食欲減退(Appetite - decrease or loss of appetite )
●行動変化(Behaviour changes)
●肌色の変色(Changes in your skin colour)
●注意散漫(Concentration - poor concentration)
●錯乱状態(Confusion)
●便秘(Constipation )
●てんかん(Convulsions )
●協調困難(Coordination - difficulty with coordination )
●精神錯乱(Delirium )
●うつ病(Depression )
●下痢(Diarrhoea )
●排尿困難(Difficulty passing urine )
●見当識障害 (Disorientation)
●目まい (Dizziness)
●口渇(Dry mouth)
●失神(Fainting)
●発熱(Fever )
●妄想・幻視(Hallucinations )
●頭痛(Headache )
●心臓不整脈(Heart arrhythmia )
●心拍数の増減(Heart rate - increase or decrease in heart rate )
●不眠症(Insomnia )
●無気力( Lethargy )
●立ちくらみ(Light-headedness )
●低血圧(Low blood pressure)
●躁病(Mania )
●躁鬱(Mood changes )
●筋肉痛(Muscle pain )
●吐き気(Nausea )
●緊張感(Nervousness)
●悪夢(Nightmares )
●光過敏症(Over-sensitivity to daylight )
●動悸(Palpitations )
●精神疾患(Psychosis)
●発疹・吹き出物(Rash or rashes )
●言語不明瞭(Speech - slowing or slurring of speech )
●発汗(Sweating )
●疲労感(Tiredness )
●身震い(Tremor )
●尿失禁(Urinary incontinence)
●視力困難(Vision - difficulty with vision )
●嘔吐(Vomiting )
●歩行困難(Walking difficulty )
●衰弱(Weakness )

4.リマンタジン(商品名Flumadineなど)の副作用一覧
Drug Guide-Rimantadine」より
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●腹痛(Abdominal pain)
●不安感(Anxiety )
●便秘(Constipation )
●食欲減退(decreased appetite)
●目まい (Dizziness)
●眠気(Drowsiness)
●口渇(Dry mouth)
●頭痛(Headache )
●不眠症(Insomnia )
●立ちくらみ(Light-headedness )
●吐き気(Nausea )
●嘔吐(Vomiting )
●緊張感(Nervousness)

5.リバビリン(Ribavirin)(商品名Virazole等)の副作用一覧
Net Doctor-Virazole」より
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●細菌性肺炎(Bacterial pneumonia)
●血液における未熟赤血球数の増加(網状赤血球増加症)(Increase in the number of immature red blood cells in the blood (reticulocytosis)
●赤血球数低下(貧血)(Lowe red blood cell count (anaemia))
●気胸(Pneumothorax)
●肺機能悪化(Worsening lung function)

以上

抗ウイルス薬(Antiviral Drugs)の副作用についての詳細は、下記のサイトをご参照
 Antiviral Drugs and Influenza 」(抗ウイルス薬の使用法などの概説)
Antiviral Drugs and Influenza -pdf版」(,pdf版)
Antiviral Drugs: Summary of Side Effects 」(抗ウイルス薬の副作用の概要と関係リンク)
Prevention and Control of Influenza」(インフルエンザの防御とコントロールについての総合解説)
Background Information for Clinicians: Antiviral Agents for Influenza」(抗ウイルス薬の処方についての総合概説)
ΑResistant influenza A viruses in children treated with oseltamivir: descriptive study.」(河岡義裕博士などによる、日本の子供のタミフル耐性についての研究論文)
А Wikipedia, Oseltamivir」(タミフルについての一般知識)
New Product Bulletin: Tamiflu (02-00)」(タミフルについての詳細な解説書)
PUBLIC HEALTH BULLETIN」(48ページにわたる、タミフルについての総合解説。副作用(side effect)については、本文本体のページで、12−14ページ、pdfページでは、16-18ページに記載。)
Oseltamivir (Systemic) 」(タミフルについての概要と関係文献リンク)
MLリソース:抗インフルエンザウイルス薬

参考
私のブログでの『タミフル』関連記事

アメリカFDAが日本におけるタミフルの有害事象について言及
激化する世界のタミフル需要に対して、ロシュが、今後の生産計画などを発表
ロシュがタミフルのライセンス生産認容
河岡義裕氏などのタミフル耐性論についての論議が盛んになる。」
「「日本人には、タミフルが効かなくなる」と、香港の薬理学者が警告
鳥インフルエンザ対策に有効とされるVIRA38って、なんだ?」
中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体のアマンタジン耐性化への影響
タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」

 

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