2005/10/19(Wed)
ロシュは、これまで、自社が特許をもつタミフルの生産を1手に自社でまかなってきたが、世界的な鳥インフルエンザに対する防衛措置として、各国が、備蓄分についての手当てのため、ロシュに生産拡大を迫っているため、自社での主要対応には、限界を感じ、希望する国や企業に対して、タミフルのライセンス生産をすることを、火曜日に、宣言した。
特に、今年末までに、四百三十万服もの巨大な需要のあるアメリカに対してのライセンス生産は、近々、決定の方向のようである。
また、台湾や韓国も、ロシュからライセンス生産の許可を得ようとしている。
http://www.forbes.com/finance/
feeds/afx/2005/10/19/afx2285680.html
http://english.chosun.com/w21data/html
/news/200510/200510190011.html
http://www.canada.com/health/story.html
?id=5e497109-264b-4395-984d-c250ad06815d参照
なぜロシュがここにきて、これまで渋っていたライセンス生産認容に急遽踏み切ったのかについては、このサイト『Why Roche Released Tamiflu?』では、次のように読んでいる。
ここでは、9.11テロの際に、ドイツのBayerに対して、アメリカ政府は、もし、Bayerが、炭疽菌に有効な抗生物質であるシプロ(Cipro,シプロフロサキシン(ciprofloxacin))の生産を早期にかつ低コストでできないのであるのなら、バイオテロ阻止と言う国家的緊急事態の見地から、Bayerのもつ知的所有権を取り上げ、自国生産に切り替えるとの見解を述べたのと同じように、タミフルについても、国家緊急事態の観点から、Roche から、特許権を取り上げ、自国生産に切り替えるとの見解を、アメリカはRoche に対して示したのではないのか、と言う憶測記事を載せている。
ロシェのタミフルは、当面次の4社にライセンス生産を許可するとのことである。
Teva, Barr, Mylan、Ranbaxy
の四社である。
これらの会社は、今月中にも、生産体制に入るようだ。
但し、これらの企業のライセンス生産体制がフル稼働するには、来年の夏まで待たねばならないとの憶測もある。
来週、さらに、追加のライセンス生産先が決まるようである。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4362864.stm参照
为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/