Sasayama’s Weblog


2009/05/14 Thursday

気になるアメリカの養豚地帯でのH1N1感染拡大

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:20:46

2009/05/14(Thu)
 
Wisconsinは、例の1998年に、人・豚・鳥の三種類の宿主を持つ豚インフルエンザ・ウイルス(Triple reassortant swine influenza viruses )が、発見されているところだ。

このときのウイルスは、A/Wisconsin/87/2005 H1N1 であった。

水曜日現在のウィスコンシンの感染者は、508人、前日は496人であった。

州で感染者がもっとも多いのが、イリノイ州で、水曜日現在555人となっており、この一週間で倍増となっている。

これらの州は、養豚経営の盛んなベルト地帯で、今回の新型インフルエンザの遺伝子配列に、1998年にノースカロライナ、テキサス、ミネソタ、アイオワの4州で発見されたH3N2合併結合変異ウイルス(A/Swine/North Carolina/35922/98は、豚とヒトとの合併結合変異ウイルス、 A/Swine/Texas/4199-2/98とA/Swine/Minnesota/9088-2/98とA/Swine/Iowa/8548-1/98の三つは、豚とヒトと鳥との合併結合変異ウイルス)との相同性がみられたとのコロンビア大学からの報告がされているのが、なんとも気になるところなのだが。

このサイト「Swine flu scare puts spotlight on factory farms」では、アメリカの養豚地帯ウィスコンシンの不安を次のように伝えている。

水曜日のProMED において、今回のH1N1ウイルスの起源を、1998年のノースカロライナのハイブリッドにあるとみて、トレースを始めた、との記事や、同日のAP電で、ウィスコンシンで豚インフルエンザがみっかった、などの記事で、養豚地帯に底知れぬ恐怖が広がりつつあるのだという。

ウィスコンシンには、200あまりの養豚工場があり、特にCAFOでは畜産が環境に与える負荷単位ともいうべきanimal units単位換算では、千以上に相当する家畜の糞尿処理施設をもつという。

これらは、牛700 豚2,500 七面鳥55,000 の処理量に該当するという。

ウィスコンシンの養豚関係者は、今回のことによって、消費者の豚肉への需要が低下してしまうのではないか、と、不安がっているという。

現に豚肉価格は、このところ、低下を続けているという。

これらの養豚業への懸念はいまに始まったことではないという。

昨年4月末に、「The Pew Commission on Industrial Farm Animal Production 」(PCIFAP)が出した報告書「 Putting Meat on The Table: Industrial Farm Animal Production in America 」では、「豚の大集団におけるウイルスの再生産が、突然変異や遺伝子再集合によって、ヒト→ヒト感染の可能性が強い新しいウイルスを生み出す機会を増やしている。」との指摘をしているという。
参考「Pew Commission Says Industrial Scale Farm Animal Production Poses “Unacceptable” Risks to Public Health, Environment

また、この報告書では、「養豚場における抗生物質の多用が、ブドウ球菌(Staph)の薬剤耐性を生みだし、また、処理水の周辺への浸透が、O-157(E-Coli)などの感染を引き起こしているという。

2003年には、「the American Public Health Association」が、同様の理由で、養豚工場一時操業休止を勧告したという。

ウィスコンシンの住民からは、長い間、苦情が寄せられているが、その苦情のおもなものは、地下水の汚染、糞尿の山の処理、呼吸困難につながる、におい、や、バクテリアの飛翔等についてのものであったという。

しかし、これらに対しての養豚工場の関係者からの回答は、いつも、「当方としては、安全に操業している」との回答のみであったという。

また、これらの工場への外部からの立ち入りは、厳重に制限されているという。

なお、現在のウィスコンシンでの豚の生産高は、全米の38パーセントに当たるという。

その他では、アイオワ、ミネソタ、イリノイ、インディアナ、が、全米トップ5以内の豚生産州であるという。

5月11日現在のアメリカの州別H1N1感染者数一覧は下記のとおり(◎印は、養豚地帯州)

イリノイ487.◎
ウィスコンシン384.◎
カリフォルニア191.
ニューヨーク190.
アリゾナ182
テキサス179.◎
ミシガン130.◎
ワシントン128.
マサチューセッツ88.
ウタ63.
テネシー54.◎
フロリダ54.
デラウエア44.
アイオワ43.◎
コロラド39.
インディアナ39.◎
ソースカロライナ32.◎
ニューメキシコ30.
コネチカット24.
メリーランド23.
カンサス18.◎
オレゴン17.
バージニア16.◎
ミズーリ14.◎
オクラハマ14.
ネブラスカ13.◎
ノースカロライナ11.◎
ケンタッキー10.◎
ペンシルバニア10.
ルイジアナ9.
ネバダ9.
ミネソタ7.◎
ニュージャージー7.
ロードアイランド7.
オハイオ6.◎
ハワイ6.
アラバマ4.◎
ワシントンDC4.
ニューハンプシャー4.
メイン4.
ジョージア3. ◎
ソースダコダ1.◎
バーモント1.
アイダホ1.

合計2600

なお、感染者ゼロの州は
Alaska, Arkansas◎, Mississippi, Montana, North Dakota, West Virginia, and Wyoming
である。

なお、アメリカの養豚地帯は下記の州である。

北部:
Illinois,
Indiana,
Iowa,
Kansas,
Michigan,
Minnesota,
Missouri,
Nebraska,
Ohio,
South Dakota
Wisconsin

南部:
Alabama,
Arkansas,
Georgia,
Kentucky,
North Carolina,
South Carolina,
Tennessee,
Texas
Virginia

地図はこのサイト
Commodity Costs and Returns: Methods
ご参照

null.

.

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.

.

.

.

.

参考
Update influenza A (H1N1) Regional report, Vol. 6, No. 27
At 555, Illinois has highest number of H1N1 flu cases in US

Wisconsin Has 508 Confirmed Flu Cases

 

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2009/05/11 Monday

今回のH1N1は、通常の季節性インフルエンザと同様の対応をすべし

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:12:13

2009/05/11(Mon)
 
そもそもの日本における今回の新型インフルエンザ体制のボタンの掛け違いは、

ー綟農であるにもかかわらずH5の強毒性インフルエンザウイルスにおける体制をそのまま、敷いてしまったこと、
参考
けっして「新型」ではなかった、日本政府の言う、今回の「H1N1新型インフルエンザ・ウイルス」」

WHOのフェーズ警告を、地域的な広がりのものとして限定的に解釈することなしに、政府自身が、行動計画にもとづいて、H5警戒体制そのままに突入してしまったこと
参考
インフルエンザ対応におけるWHOのフェーズ段階とアメリカの対応段階との違い
(注-新しい情報として、WHOは、今回の反省のうえにたってか、(1)健康被害の大きさ(2)社会的インパクトの強さという二つの指標にたった、フェーズにかわるカテゴリー概念の導入を検討中との話もあるようだが。)

などがあげられる。

このようなボタンの掛け違いが、舛添厚生労働大臣のいきり立ったフライング記者会見につながったり、麻生総理や舛添厚生労働大臣の「本件感染は、我が国で確認されたものですが、空港における検疫の段階で対処したものであり、(政府の)新型インフルエンザ対策本部で決定した『基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』には当たりません」等という現体制がはらむ矛盾を糊塗するような、苦しい言い訳コメントにもつながっているのだ。

いま、こうして、「感染者がいること自体は、なんらの不思議がない事態」、そして「不顕性感染伝播の事態」になっている以上は、今回のH1N1を通常の季節的インフルエンザとみなした、体制の見直しが必要なのではなかろうか。

つまり、「感染症におけるリスク・ミチゲーション戦略」(strategies for mitigating pandemic influenza)にもとずいた体制への見直しである。

このことこそが、診療拒否の事態にもいたらせしめた医療機関や医療スタッフへの負担軽減にもつながり、また、大艦巨砲主義的な現状の感染予防への負担から逃れえ、分散型感染予防対策の試行によって、実効ある感染予防の成果をえることができるものとおもわれる。

現場にいる医療関係者の実態に基づいた提言として、
「多数の患者を入院させ、個室に隔離するというのは、施設の面でもスタッフの面でも非常に困難であり、また、疑い患者も含めて、体育館のようなところに多数の感染者を一時に収容することも、非現実的である。
それよりも、可能な限り、それぞれの自宅に待機させておく方が医療スタッフへの負担軽減、感染予防を考えれば、現実的なのではないのか?」
という現場に即した提案があるが、これらには、傾聴に値するものがある。

QLife調査によれば、新型インフルエンザ(H1N1)に対する今回の政府・厚生労働省の対応を、内科医の4割が”過剰反応”と評価しているという。
参考
新型インフルエンザ、内科医の4割が「政府の対応は”過剰”」 - QLife調査

いま、これよりも、警戒すべきは、変異したH3N2のこの秋以降の季節性インフルエンザシーズンにおける広がりである。
参考
今回の新型インフルエンザにはもうひとつの影の主役がいるのでは?との見方

これは、現在のワクチン推奨株(A/Brisbane/10/2007 )では、対処しきれないものとなりつつあるようなのだが、もっと、この点での先取りした対策のほうが、いま、必要な気がしている。

 

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2009/05/10 Sunday

政治家ブログは、他愛なくていいのか?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:34:26

2009/05/10(Sun)
 
ある時から、某政治家のブログを毎日ウォッチしている。

というか、このブログ、毎日更新することのみを是としているようなので、毎日の排便のごとく、それこそ、他愛ない記事を毎日排出しているからである。

その他愛なさが、いつ変質するかをこれまで待っていたのだが、相変わらず、自分の好きな歌手の話題だとか、自分が最近買った絵画の話だとか、身内の自慢話だとか、延々と、続いているのに、オヴァ鹿な私が、その排便を覗くがごとく、Exitせずに、ウォッチしている、という構図なのである。

一体、政治家のブログは、このように他愛なくて、いいのか?
義憤・正義感・公共心のまったく感じられない政治家ブログを、鍵なしで見せつけられる有権者はたまったものではない、
などなど—
なんて悲憤慷慨もたまには沸いてくるのだが、こればっかりは、毎日、文章の排出に力んでいる便秘気味の筆者の姿を、Exitしないで、ブログのウォッチによって付き合っている、わたくしめが、ひとえに悪いのだ。

ということで、今日限りで、このような悪趣味は、きっぱり辞めることにしよう。

「男子、三日あわざれば刮目してみるべし。(士別三日,即更刮目相待) 政治家のブログ、三日見ざれば、刮目して読むべし。」なんてことには、おそらくなるまいでしょうから—

 

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2009/05/09 Saturday

清浄国神話に毒された「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」総理コメント

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:54:07

2009/05/09(Sat) 09:16
 
なんとも、珍妙なコメントを、麻生総理はしたものである。

麻生首相は9日朝、カナダから米国経由で成田空港に帰国した日本人が新型インフルエンザに感染していたことを受けて「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」とする談話を発表したというのだが。

すなわち、

「本件感染は、我が国で確認されたものですが、空港における検疫の段階で対処したものであり、(政府の)新型インフルエンザ対策本部で決定した『基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』には当たりません」

とのことである。

このコメントになんの意味があるのだろう?

以下の参考に見るように、『国内で患者が発生した場合』にあたろうがあたるまいが、守るべき対処方針に差が出るはずはないのである。

この総理発言にも、微妙な日本特有の「清浄国神話」の一端が図らずも現れたと見るのは、私だけであろうか?

こんなお医者さんのブログ「内科開業医のお勉強日記」
新型インフルエンザ検疫成功と報じる馬鹿 不顕性感染伝播に関して何も分かってないのに・・・
がありましたが、これには、納得。

国内感染については、正直、ようやく、といった感じだ。

潜伏期間中に検疫をすり抜けてしまう、ワンショットの水際作戦というものが、いかに無力なものだったのか、が、わかっただけでも、日本にとってはいい教訓なのかもしれない。

日本の対策としては、「感染者が出るのは当たり前」「不顕性感染者がすでに国内に潜在しているのは当たり前」、といった認識からスタートして、では、なにを優先すべきなのか、といった、タスク・フォースの見直しなり優先順位の見直しなり、ミチゲーション的対策を、この際、H5対応も含め、考えなおしたほうがいいのではないのだろうか?

舛添厚生労働大臣のハアハア記者会見は、もう、いらない。

参考

基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』

五.国内で患者が発生した場合には、ウイルスの特徴や感染拡大の恐れに応じて、四に加え、弾力的、機動的に以下の措置を講ずる。
(一)積極的疫学調査の徹底
(二)患者や濃厚接触者が活動した地域等における感染拡大防止措置の徹底
○ 外出にあたってのマスク着用、うがい、手洗い、咳エチケットの徹底等の呼びかけ
○ 不要不急の外出自粛の要請
○ 時差出勤や自転車・徒歩等による通勤の要請
○ 集会、スポーツ大会等の開催自粛の要請
○ 必要に応じ、学校・保育施設等の臨時休業の要請
○ 事業者に対し不要不急の事業の縮小の要請
(三)抗インフルエンザウイルス薬等の円滑な流通と適切な使用
(四)医療従事者や初動対処要員等の保護

なお、今月5月1日における対処方針の改定では、国内で患者が発生した場合の措置として、不要不急の外出自粛の要請や学校の臨時休校の要請などを挙げ、同時に、「弾力的、機動的に対応する」とし、感染が確認された段階で市町村などと協議したうえで、地域を限定することも含め、必要な措置に限って実施する方針を示した。

 

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清浄国神話に毒された「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」総理コメント

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:53:03

2009/05/09(Sat) 09:16

なんとも、珍妙なコメントを、麻生総理はしたものである。

麻生首相は9日朝、カナダから米国経由で成田空港に帰国した日本人が新型インフルエンザに感染していたことを受けて「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」とする談話を発表したというのだが。

すなわち、

「本件感染は、我が国で確認されたものですが、空港における検疫の段階で対処したものであり、(政府の)新型インフルエンザ対策本部で決定した『基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』には当たりません」

とのことである。

このコメントになんの意味があるのだろう?

以下の参考に見るように、『国内で患者が発生した場合』にあたろうがあたるまいが、守るべき対処方針に差が出るはずはないのである。

この総理発言にも、微妙な日本特有の「清浄国神話」の一端が図らずも現れたと見るのは、私だけであろうか?

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新型インフルエンザ検疫成功と報じる馬鹿 不顕性感染伝播に関して何も分かってないのに・・・
がありましたが、これには、納得。

国内感染については、正直、ようやく、といった感じだ。

潜伏期間中に検疫をすり抜けてしまう、ワンショットの水際作戦というものが、いかに無力なものだったのか、が、わかっただけでも、日本にとってはいい教訓なのかもしれない。

日本の対策としては、「感染者が出るのは当たり前」、といったところからスタートして、では、なにを優先すべきなのか、といった、タスク・フォースの見直しなり優先順位の見直しを、この際、H5対応も含め、考えなおしたほうがいいのではないのだろうか?

舛添厚生労働大臣のハアハア記者会見は、もう、いらない。

参考

基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』

五.国内で患者が発生した場合には、ウイルスの特徴や感染拡大の恐れに応じて、四に加え、弾力的、機動的に以下の措置を講ずる。
(一)積極的疫学調査の徹底
(二)患者や濃厚接触者が活動した地域等における感染拡大防止措置の徹底
○ 外出にあたってのマスク着用、うがい、手洗い、咳エチケットの徹底等の呼びかけ
○ 不要不急の外出自粛の要請
○ 時差出勤や自転車・徒歩等による通勤の要請
○ 集会、スポーツ大会等の開催自粛の要請
○ 必要に応じ、学校・保育施設等の臨時休業の要請
○ 事業者に対し不要不急の事業の縮小の要請
(三)抗インフルエンザウイルス薬等の円滑な流通と適切な使用
(四)医療従事者や初動対処要員等の保護

なお、今月5月1日における対処方針の改定では、国内で患者が発生した場合の措置として、不要不急の外出自粛の要請や学校の臨時休校の要請などを挙げ、同時に、「弾力的、機動的に対応する」とし、感染が確認された段階で市町村などと協議したうえで、地域を限定することも含め、必要な措置に限って実施する方針を示した。

清浄国神話に毒された「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」総理コメント

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:51:41

2009/05/09(Sat) 09:16

なんとも、珍妙なコメントを、麻生総理はしたものである。

麻生首相は9日朝、カナダから米国経由で成田空港に帰国した日本人が新型インフルエンザに感染していたことを受けて「『国内で患者が発生した場合』には当たりません」とする談話を発表したというのだが。

すなわち、

「本件感染は、我が国で確認されたものですが、空港における検疫の段階で対処したものであり、(政府の)新型インフルエンザ対策本部で決定した『基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』には当たりません」

とのことである。

このコメントになんの意味があるのだろう?

以下の参考に見るように、『国内で患者が発生した場合』にあたろうがあたるまいが、守るべき対処方針に差が出るはずはないのである。

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基本的対処方針』の『国内で患者が発生した場合』

五.国内で患者が発生した場合には、ウイルスの特徴や感染拡大の恐れに応じて、四に加え、弾力的、機動的に以下の措置を講ずる。
(一)積極的疫学調査の徹底
(二)患者や濃厚接触者が活動した地域等における感染拡大防止措置の徹底
○ 外出にあたってのマスク着用、うがい、手洗い、咳エチケットの徹底等の呼びかけ
○ 不要不急の外出自粛の要請
○ 時差出勤や自転車・徒歩等による通勤の要請
○ 集会、スポーツ大会等の開催自粛の要請
○ 必要に応じ、学校・保育施設等の臨時休業の要請
○ 事業者に対し不要不急の事業の縮小の要請
(三)抗インフルエンザウイルス薬等の円滑な流通と適切な使用
(四)医療従事者や初動対処要員等の保護

なお、今月5月1日における対処方針の改定では、国内で患者が発生した場合の措置として、不要不急の外出自粛の要請や学校の臨時休校の要請などを挙げ、同時に、「弾力的、機動的に対応する」とし、感染が確認された段階で市町村などと協議したうえで、地域を限定することも含め、必要な措置に限って実施する方針を示した。

けっして「新型」ではなかった、日本政府の言う、今回の「H1N1新型インフルエンザ・ウイルス」

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:24:08

2009/05/09(Sat)
 
今回の新型インフルエンザが発生してまもなくの2009/04/26 の私のブログ記事
肝心のポイントがまだわかっていないメキシコ・カリフォルニアのH1N1豚インフルエンザ問題
で、
「今回の問題のポイントは、今回発見のH1N1が人・豚・鳥などの三種類の宿主を持つ豚インフルエンザ・ウイルス(Triple reassortant swine influenza viruses )なのかどうか?が最大のポイントである」
としたが、
その後2009年5月3日のブログ記事
新型インフルエンザについてのコロンビア大学などの予備的分析結果について
に書いたように、
「今回のH1N1は、北米の豚インフルエンザウイルスとヨーロッパ/アジアのインフルエンザウイルスとによるものであり、
このうち北米の豚インフルエンザウイルスは、1998年に北米でみつかっている新しいH1N1であって、
これは、H1N2とH3N2との二つのウイルスからなる合併結合変異ウイルス(reassortant virus)であり、
特記すべきは、その合併結合変異ウイルスを構成する片方のH3N2は、1998年に北米のテキサス、ミネソタ、アイオワで見つかっているもので、こちらのほうは、ヒトと豚と鳥の、三つの宿主から異なる核酸を得る、トリプルの合併結合変異ウイルス(Triple reassortant swine influenza viruses )である。」
ということがわかってきた。

このことについて、さらにThe New England Journal of Medicineの2009年5月7日号記事
Triple-Reassortant Swine Influenza A (H1) in Humans in the United States 2005-2009,」
V. Shinde and Others
では、今回みつかったヒトと豚と鳥の、三つの宿主から異なる核酸を得る、トリプルの合併結合変異ウイルス(Triple reassortant swine influenza viruses )は、何も目新しいものではなく、
2005年12月以来、11症例アメリカで見つかっているものだ、としている。

その最初のTriple reassortant swine influenza viruses の例として挙げられているのが、私のブログ記事「肝心のポイントがまだわかっていないメキシコ・カリフォルニアのH1N1豚インフルエンザ問題
で例としてあげている、2005年12月7日に、ウィスコンシンの17歳の少年が呼吸器疾患となり、その原因がH1N1であったケースである。

そして、2007年6月には、さらに1例が発見された。

これらの症例を含め、2005年12月から2009年2月までの間に、11症例が見つかり、そのほかに最近時のケースでは、調査中とのことである。

このCDCの論文では、この11のケースについて、詳細な分析を試みている。

11患者の平均年齢は、10歳である。最低16ヶ月最高48才で、8人が18歳以下であった。
豚への曝露歴は、11人中9人であり、そのうち、直接豚に触ったものは、5人である
潜伏期間は、3日から9日である
ぞ評としては、90パーセントのひとが発熱、100パーセントのひとが咳き、60パーセントのひとが、頭痛、30パーセントのひとが下痢となっている。
ト症時期は患者1.2.3は、2007年以前、患者4-11は、2007年
Υ擬1は、ウィスコンシン、患者2は、不明、患者3は、アイオワ 患者4と患者5は、オハイオであり、この二人は、父親と娘との関係である。。
当初、患者7をのぞいては、インフルエンザAであるが、サブタイプではH1N1か H3N2か、判然としないとの診断を受けた。
患者7は、A型H1N2との診断を受けた
┫擬11人中、6人が男であった。
季節的な発見時期は、8月が1人、10月が2人、11月が2人、12月が1人、1月が2人、2月が1人であった。
豚への曝露の場所は、養豚場が3人、農業祭が4人、生体市場が1人、と畜場が1人、なっている。
11人中8人が、豚に病気の症状があったとし、11人中5人が豚に触ったとし、3人は、豚に1.8メートル以内に近づいたが豚に触ったかどうかについては記憶がないとし、1人は、農業祭にはいったが、豚の展示場には行かなかった、としている。
入院したのは、患者3.6.7.9であった。このうち患者3は、4歳の子供、患者7は、16歳である
患者6と9の病状は、シビアであった。
患者6は、48歳、患者9は、26歳であった。
すべての患者に対して、タミフル投与がされた。
このうち、患者5は、発症後、一日以内、患者4は、発症後3日以内投与であった。
確定診断の結果は、11人の患者のうち10人は、H1N1、1人は、H1N2であった。
以上
 

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2009/05/08 Friday

特定の免疫反応を10倍増幅させるワクチン開発設計手法

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 12:11:42

2009/05/08(Fri)
 
これは、PRINT( Particle Replication In Non-wetting Templates)という技術のようで. カリフォルニアのLiquidia Technologiesという会社が開発したもののようだ。

いわば、ミサイル的にピンポイントで、特定のウイルスに対して、免疫反応を増幅させるワクチンのようだ。

これまで、ウイルスやバクテリアは、いろいろな形や大きさ、さまざまな構成の違いや表面の状態、などをもっているので、人体は、それぞれの病原体に対応した反応を示しているとされている。

そこで、ワクチンのサイドで、そのそれぞれにカスタマイズされた設計をすることによって、人体の免疫反応を従来のワクチンの10倍にまで高めることが出来るという。

このことによって、これまでのワクチンにあった多重接種の必要性をなくし、また、ブースターショットの必要性もなくすことも出来るという。

これ以上の詳しい説明は、下記のサイトご参照
Custom-designed nanoparticles key to new generation of highly effective vaccines

PRINT

 

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「新型インフルエンザ対応は、過剰」との世論の動き

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:53:04

2009年5月8日
 
卒業式シーズンを控えたアメリカなどで、新型インフルエンザ対応で、卒業式を取りやめる学校が増えるなどしているところから、これら新型インフルエンザ対応は「Over Hype」(過剰対応)ではないか、との批判が、いろいろなところで聞かれるようになった。

今日のAP記事「Flu overhyped? Some say officials ‘cried swine’」では、いくつかの反応例を伝えている。

このなかでは、連日のマスコミの報道にも、批判があてられている。

たとえば
「連日、感染者や死者の数をカウントし報道することに、どれほどの社会的な意味があるのか?」
とか、
「今回のH1N1が過去のウイルスに比べて弱毒性をもつとわかっているのに、報道はちょっと黙っていてくれないかな?(Give it a rest — and lots of liquid! )」
等の批判である。

また、卒業式取り止めが決定したテキサス州のシスコ・ジュニア・カレッジの生徒たちは、次のように批判する。
「これは、完全に度が過ぎた措置です。今回のウイルスがキラー・ウイルスではないことは、誰もが認めているのに—。もっと、気を沈め落ち着く必要があります。」

これらの批判は、政府にも向けられる。
「今回のウイルスは、日常誰もがかかる月並みなウイルスです。」

しかし、守る側の行政当局者は「人々は、もうすぐ、(これらの過剰対応によって)何事もなかったことに安堵のため息をつくことだろう。」と、あくまで強気のようだ。

「われわれが行っているのは、人々を弾丸から回避させることなのです。」ともいう。

しかし、新聞の読者からは、こんな辛らつな批判も—

「大人たちは、いまや、B級科学フィクションのとりこになった、泣き虫集団と化しているようにも、見える。」

以下は、いまの新型インフルエンザ対応がoverhypeかどうかについてのYouTubeでの議論の様子である

過剰反応だとする意見






過剰反応ではないとする意見


その他

 

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2009/05/06 Wednesday

今回の新型インフルエンザにはもうひとつの影の主役がいるのでは?との見方

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 23:17:41

2009年5月6日
 

今回の新型インフルエンザは、一般的に弱毒性といわれているが、世界のところどころでは、劇症型でもって重症にいたっている患者も多いのだが、この辺の謎を「Second Strain Might Have Caused Some Severe Cases In Mexico, Investigators Say」では、次のようにみている。

すなわち、例年の季節的なインフルエンザの代表的な、ヒト由来H3N2型に、二つの変異を持ったH3N2があらわれているのではないか、ということである。

とくに、最近、カナダのブリティッシュ・コロンビアで発見された変異型H3N2が注目されているようだ。

このウイルスは、ウイルスの表面のたんぱく質、ヘマグルチニンに二つの変異をもったものであるとされる。

このへんについて、British Columbia Center for Disease Control,のRobert Brunham博士は、次のように言っている。

「British Columbia Center for Disease Controlにおいても、最近、メキシコからの旅行帰りのかたが、メキシコでH3N2に感染していたのだが、その方のウイルスも、二つの変異を持ったH3N2であった。
これと同じウイルスは、メキシコを旅行しないBritish Columbia在住の方からも、みつかっている。
現在のH1N1に比べて、この二つの変異を持ったH3N2の感染した人の症状は、重い。
したがって、われわれとして懸念しているのは、メキシコで重症となった人は、H1N1によってのものではなく、この二つの変異を持ったH3N2ウイルスによってのものではないか、ということである。」

British Columbiaの公衆衛生当局では、メキシコ帰りのカゼにかかった旅行者を調べたところ、H1N1とH3N2によるものとの比率が50対50であったという。

毎年、定期的に、管内のウイルスのアミノ酸配列をモニターしている同センターのDanuta Skowronski氏によれば、「今年の2月中旬までは、H3の、ヘマグルチニンのアミノ酸配列は、季節的なインフルエンザ対応三種混合ワクチン(2009-10北半球3価不活化インフルエンザワクチンの成分は、A型としては、H1N1の、A/Brisbane/59/2007;  H3N2の、A/Brisbane/10/2007;B型としては、B/Victoria系のB/Brisbane/60/2008 の三種)に使用されている A/Brisbane/10/2007(H3N2) との配列と同じ(同様の抗原性を持っていた。)であったが、3月上旬になって、ブリティッシュコロンビアの患者から採取したウイルスのアミノ酸配列には、変異が見られた」としている。

つまり、おなじみのヒト・インフルエンザウイルスのA香港(H3N2)型に、今年の3月上旬以来、変異が見られたということですね。

これから、南半球は、季節的インフルエンザ・シーズンを迎える。

オーストラリアは、すでに秋で、6月には、冬にはいる。

すでに、ヒト由来H3が変異しているとなると、南半球において、三種混合ワクチンによるウイルスの制御がどうなるのか、気になるところである。

参考 「Influenza Vaccine Composition

2009から2010年の北半球のインフルエンザワクチン推奨株

A/Brisbane/59/2007 (H1N1)-like virus
A/Brisbane/10/2007 (H3N2)-like virus
B/Brisbane/60/2008-like virus

2009年の南半球のインフルエンザワクチン推奨株

A/Brisbane/59/2007 (H1N1)-like virus
A/Brisbane/10/2007 (H3N2)-like virus
B/Florida/4/2006-like virus

関係参考サイト
Second strain of flu may complicate picture-study
PRO/AH> Influenza A (H1N1) - worldwide (11): coincident H3N2 variation
International Society for Infectious Diseases
Influenza A/Mexico/2009 (H1N1) update
Flu to Flourish in South Hemisphere?

 

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