2009年5月8日
卒業式シーズンを控えたアメリカなどで、新型インフルエンザ対応で、卒業式を取りやめる学校が増えるなどしているところから、これら新型インフルエンザ対応は「Over Hype」(過剰対応)ではないか、との批判が、いろいろなところで聞かれるようになった。
今日のAP記事「Flu overhyped? Some say officials ‘cried swine’」では、いくつかの反応例を伝えている。
このなかでは、連日のマスコミの報道にも、批判があてられている。
たとえば
「連日、感染者や死者の数をカウントし報道することに、どれほどの社会的な意味があるのか?」
とか、
「今回のH1N1が過去のウイルスに比べて弱毒性をもつとわかっているのに、報道はちょっと黙っていてくれないかな?(Give it a rest — and lots of liquid! )」
等の批判である。
また、卒業式取り止めが決定したテキサス州のシスコ・ジュニア・カレッジの生徒たちは、次のように批判する。
「これは、完全に度が過ぎた措置です。今回のウイルスがキラー・ウイルスではないことは、誰もが認めているのに—。もっと、気を沈め落ち着く必要があります。」
これらの批判は、政府にも向けられる。
「今回のウイルスは、日常誰もがかかる月並みなウイルスです。」
しかし、守る側の行政当局者は「人々は、もうすぐ、(これらの過剰対応によって)何事もなかったことに安堵のため息をつくことだろう。」と、あくまで強気のようだ。
「われわれが行っているのは、人々を弾丸から回避させることなのです。」ともいう。
しかし、新聞の読者からは、こんな辛らつな批判も—
「大人たちは、いまや、B級科学フィクションのとりこになった、泣き虫集団と化しているようにも、見える。」
以下は、いまの新型インフルエンザ対応がoverhypeかどうかについてのYouTubeでの議論の様子である
過剰反応だとする意見
過剰反応ではないとする意見
その他
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