Sasayama’s Weblog


2007/10/09 Tuesday

国体馬術競技が馬インフルエンザで、停止に至る経緯と課題

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:39:18

2007/10/09(Tue)
null経緯

9月30日−熊本−
9月30日夜、熊本県内3高校の5頭が、馬匹輸送専用車で、国体に出場するため、出発

10月2日−秋田-
秋田わか杉国体出場の熊本県の5頭が、秋田県到着
秋田わか杉国体本大会の馬術競技が行われる仙北市角館特設会場前、馬インフルエンザの簡易検査が始まる。
午前8時から、秋田県など15県の計54頭の馬が検査を受けた。すべての馬が陰性反応を示して厩舎入りした。

10月3日−熊本-
熊本県阿蘇市内の乗馬クラブの乗用馬七頭が馬インフルエンザに感染と判明

10月5日−熊本-
熊本県内で、この乗馬クラブの馬と接触のあった新たに9頭が馬インフルエンザ感染と判明
新たな感染が確認された馬は、熊本市の乗馬クラブなど3施設に所属。
9頭とも9月下旬に阿蘇市内で開催された祭りに出場しており、その際に最初に感染が確認された阿蘇市の乗馬クラブの馬と接触したとみられる。
この9頭のなかには、阿蘇市の乗馬クラブの馬と接点があった熊本市の農業高校(阿蘇清峰高校)の馬がいた。
これで、熊本県での感染馬は計23頭となった。

10月5日午前−秋田-
国体出場の熊本県の馬術競技出場予定馬である阿蘇清峰高校のシルクパイロットなど2頭が馬インフルエンザ感染と判明。
熊本県の出場馬3頭のうち1頭は、10月5日に、熊本で感染が判明した9頭のうちの1頭の農業高校(阿蘇清峰高校)の飼育馬(シルクパイロット)であった。
もう1頭はあさぎり町の高校(南稜高等学校)の飼育馬(マルコスルー)であった。

10月5日−熊本-
熊本県では、「出場馬二頭が秋田入りする前まで入っていた熊本県内の厩舎で馬インフルエンザが発生した」と発表

10月5日−秋田-
国体競技運営委員会は、直ちに熊本と同じ厩舎内の十四頭の検査を実施したところ、熊本県の三頭のほか、熊本と同じ厩舎にいた徳島県のシャムロックや沖縄、長崎県の各一頭からも陽性反応が出た。
これで、国体出場予定馬のうち、計6頭が感染と判明。
国体競技運営委員会は、感染が判明した馬を出場停止にして隔離したほか、感染した馬のいた厩舎周辺の七十三頭を検査。。
10月5日から、出場馬170頭の検査を実施。

10月6日−秋田-
国体競技運営委員会は6日、感染拡大の危険性は少ないと判断、簡易検査と確定検査を行いながら、6日の競技は予定通り行うことを決めた。
熊本、沖縄、長崎は競技不可能で欠場し、徳島は、代替馬での出場が認められた。
仙北市の馬術会場で全170頭のうち感染馬が入っていた厩舎とその付近にいた81頭に対する精密検査を行い、すべて陰性となった。
7日以降については、残る83頭の検査結果を待って決めるとした。
このうち、新たに、山梨の1頭が馬インフルエンザに感染していたことが判明。
全170頭のうち感染は7頭目となる。同馬にはすぐ隔離処置が取られた。
隔離されたのは潜伏期間の熊本の馬を含め、8頭目。
国体競技運営委員会は、7日以降の競技については、隔離された馬を除き、予定通り実施するとした。

10月7日−秋田-
大会本部が7日に行った簡易検査で、新たに山形と大分の計2頭に感染の疑い(疑陽性)があることが分かった。
同本部は2頭を隔離。
長崎県勢が乗る予定だった馬も陽性反応を示した。
8日朝に出場予定馬に対して簡易検査を実施し、1頭でも陽性反応を示せば「拡大がいまだ止まっていないと判断せざるをえない」として以降の競技を中止すると発表した。
同本部は8日に出走予定の84頭すべての馬の簡易検査を競技前に行うことを決めた。
1頭でも陽性となった場合は8、9日の競技をすべて中止するとした。

10月8日−秋田-
同日朝に実施した出場予定馬75頭への簡易検査で香川と鹿児島が2頭、三重、京都、岡山、徳島、大分の各1頭が陽性反応を示すなど、新たに9頭の感染が判明。
全170頭のうち感染は18頭に広がり、隔離厩舎の収容頭数が16頭のため今回の9頭は隔離していないという。
日本体協、秋田県など主催者は8日、最終日の9日までに予定していた残り競技をすべて中止すると発表した。
感染はさらに午後にも2頭が判明し、全170頭のうち20頭(内訳−熊本3、徳島2、沖縄1、長崎1、山梨1、山形1、大分2、香川2、鹿児島2、三重1、京都1、岡山1広島1,宮崎1)にまで広がった。

追加
10月9日−秋田−

10月9日に行った簡易検査の結果、新たに16頭に感染が発見、
感染馬16頭の内訳は、北海道と大分、岡山が各3頭、宮城2頭、福島、鹿児島、福岡、香川、愛媛が各1頭。
これで感染馬は36頭(確定は9頭)に増加。
これまでのトータル36頭の内訳は、
熊本3、徳島2、沖縄1、長崎1、山梨1、山形1、大分5、香川3、鹿児島3、三重1、京都1、岡山4.広島1,宮崎1.北海道3.宮城2.福島1.福岡1.愛媛1.
である。
秋田県農畜産振興課によると、36頭のうち隔離しているのは15頭。
離県を希望する21頭は、本県と同等の感染拡大防止策を徹底することを確約させて離県を認めた。

課題

以上が国体馬術競技停止に至るまでの経過ですが、いろいろ、問題点も、浮かび上がってきますね。

主な問題点としては

1.輸送前と国体会場到着後の2回、検査を実施していたにもかかわらず、そのいずれもが潜伏期間中での検査であったため、発見できなかった。

2.同じ厩舎での感染拡大が阻止できなかった。

3.感染判明後の隔離厩舎の収容頭数がすくなかった。

4.主催者側が、大会続行にこだわり、そのことで、感染が拡大した。

5.馬インフルエンザの潜伏期間が、通常言われている1−3日間を前提としての二重検査体制が組まれていたが、実際は、1−5日間にも及ぶこともあることについて、関係者の認識が足りなかった。
参考「馬インフルエンザについて

などがあげられよう。

今後の課題としては、来年以降の国体の馬術競技においては、出場馬にワクチン接種を義務付けたり、長期の潜伏期間を考慮しての検査体制を組む必要があるだろう。

参考
馬インフルエンザで欠場を余儀なくされた馬たち

熊本3
10月5日少年 二段階障害飛越 決勝 欠場マルコスルー
10月5日少年 馬場馬術決勝欠場レギリオ
10月6日少年 ダービー 決勝欠場 シルクパイロット
10月6日少年 スピードアンドハンディネス 決勝 欠場リュウサンゼン
10月7日少年 標準障害飛越 決勝 欠場マルコスルー
10月7日少年 リレー 決勝 欠場リュウサンゼン シルクパイロット

徳島2、
10月5日成年女子 ダービー決勝欠場 シャムロック
10月6日少年 スピードアンドハンディネス決勝欠場シャムロック
10月7日成年男子自由演技馬場馬術決勝欠場 シェークスピア

沖縄1、
10月5日少年馬場馬術決勝欠場 シルバーテール

長崎1、
10月6日成年男子 標準障害飛越 決勝 欠場 セルティフィカ
10月6日少年 ダービー 決勝欠場 セルティフィカ

山梨1、
10月7日成年男子国体総合馬術 第1日欠場 グラダナ

山形1、
10月7日少年標準障害飛越 決勝 欠場 ハイタウルス

欠場経緯時系列別一覧(これには、馬インフルエンザ以外の要因による欠場も含む)

10月5日
少年馬場馬術競技、熊本の「上野和馬 レギリオ」
             沖縄の「初鹿野遥子 シルバーコーラル」
少年二段階障害飛越競技、熊本の「藤本真斗 マルコスルー」
少年リレー競技、愛媛の「渡部裕之 カルロス供廖嵋永千帆 甚吉」
少年標準障害飛越競技、愛媛の「渡部裕之 カルロス供
成年女子ダービー競技、徳島の「岩本彩 シャムロック」
少年ダービー競技、熊本の「鞭馬ロメル シルクパイロット」
少年スピードアンドハンディネス競技、徳島の「高島千亜希 シャムロック」
                       熊本の「村上範任 リュウサンゼン」
少年リレー競技、熊本の「村上範任 リュウサンゼン」「鞭馬ロメル シルク
     パイロット」
少年標準障害飛越競技、熊本の「藤本真斗 マルコスルー」
成年男子ダービー競技、熊本の「中島貴弘 シルクパイロット」
少年トップスコア競技、熊本の「村上範任 リュウサンゼン」

10月6日
少年ダービー競技、石川の「二口真 シューティングスター」
            長崎の「山口静香 セルティフィカ」   
成年男子標準障害飛越競技、長崎の「大久保正輝 セルティフィカ」
成年男子自由演技馬場馬術競技、徳島の「吉田三郎 シェークスピア」
成年男子六段障害飛越競技、茨城の「舟越壮冶 アイスマン」
                  熊本の「樫山健吾 マルコスルー」
成年男子国体総合馬術競技、山梨の「前島仁 グラダナ」
少年リレー競技、石川の「二口真 シューティングスター」
                「江田しおり ジョイリー」 
成年女子標準障害飛越競技、長崎の「岩倉由佳 セルティフィカ」

10月7日
少年標準障害飛越競技、山形の「橋本弘平 ハイタウルス」
成年女子標準障害飛越競技、北海道の「村田彩 ダンデライオン」
                  神奈川の「石田えりか ミカシュネル」

第62回国民体育大会 連絡物一覧 」参照


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