Sasayama’s Weblog


2007/03/23 Friday

BSEとBASEについての新たな研究

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 16:11:18

2007/03/23(Fri)
 
nullこのサイト「Scrapie may not be the cause of BSE 」や「Mad cow disease most likely originated in cattle, not sheep」によると、これまで、イギリスのBSEは、スクレイピーに罹患した羊を牛が餌にして、BSEが発生したと考えられていたが、今回、このプロセスを実験室ベースで、スクレイピーを牛に与えるという再現プロセス(Duplicate process)で検証したところ、その実験は失敗に終わったという。

この研究は、the Carlo Besta Neurological Institute のTagliavini Tagliavini 氏をはじめとするヨーロッパの研究グループによるもので、the New Scientistの2007年3月18日号に発表された「New twist in tale of BSE’s beginnings」という論文である。

それでは、何がBSEの原因なのかということになるが、the Carlo Besta Neurological Institute のTagliavini Tagliavini 氏がいわれるに、年をとった牛が、自然にあるBASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)に感染し、これが変異して、BSEになったのだとしている。

また、フランスのINRAの Hubert Laude氏によれば、羊のスクレイピーは、BASEに罹った牛から、羊がBSEに感染し、そのBSEに感染した羊の死体を餌にした牛が、BSEにかかるのだという。

その証拠として、イタリアや日本で発見された非定型BSEをあげている。

すなわち、この非定型BSEは、BSEではなくて、自然にもとからあったBASEなのだという。

なお、非定型BSEについては、私のブログ記事「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」をご参照

このブログでも書いたことなのだが、上記の考え方は、Separate TSE仮説といわれるものであり、この仮説が真実であると、これまでの肉骨粉BSE原因説が、全部吹き飛んでしまいかねない、影響力のあるものである。

また、BARBとよばれる飼料禁止措置後に生まれたBSE牛がなぜBSEにかかったかについては、ごく微量のBSEのついた飼料が海外から輸入され、感染したのだという。

このことから、BSEは、ごく少量の感染物質で、感染可能なのだという。


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