2008/05/25(Sun)
福島中央テレビの花形アナウンサ−大野修アナが、
「ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」のなかにあった「日本ブランド」からそのまま盗用した記事を、おんなじ題名で、
福島中央テレビホームページの「アナウンス室日記」(閉鎖していますね。でも、キャッシュはまだありました。)に掲載していたんだそうで。
(わかったのは、ぐっちーさんのブログのコメント欄に「2008-05-24 11:01:21」に「inkblack」というかたから、「無断使用? 同じ話だけどぱくられてる?」とのコメントが寄せられたためとされる。)
大野アナは、他のブログからの複数の盗用も認めているという。
まあ、このぐっちーさんのブログは、私のブログ同様、昨年末のアルファブロガー・アワード2007でノミネート(ぐっちーさんは、めでたく入賞、私のブログは残念ながら圏外)された有名ブログだけに、目をつけられたってことなんでしょう。
それは、そのまんま、既成マスコミがネット社会に追い上げられているってことを示してもいるんでしょう。
実は、私のサイト記事「「コミユニティが支持する農業(CSA)」は、日本に定着可能か? 」も、いつだったか、一橋大学の有名研究室の学生にそっくりそのまま、盗用されて、ゼミの発表報告書に掲載されていたこともありましたっけ。
まあ、もって瞑すべし(盗用したいほどの価値を、自分のサイト記事に見出してくれたんで、まっ、いいか)、ってとこなんでしょう。
私のブログ記事も盗用しているか、たしかめてみましょうか—。
追記 このアナウンサーの他のパクリ記事も、続々と発見されているようですね。
パクリ(2008/04/12)少子化の現実
原作(2008/04/07)ニッセイ基礎研究所
パクリ(2008/04/19) 「暫定」税率延長
原作(2008/04/01) HIT経済教室
パクリ(2008/05/17)原油高とラーメン屋
原作(2008/05/09) カテキンの中国株(テンセントで大勝負!!)
パクリ(2008/02/16)発想の転換
原作(2008/02/04)ぐっちーさん
パクリ(2007/09/12)いろいろありましたが…
原作(2007/09/10) ぐっちーさん
その他
「いちカイにヤリ 投資世代」
「ずんちゃか株式投資雑記帳」
「今日の覚書、集めてみました」
「おかねのこねた」
「Charlie 2008」
の各ブログからの盗用
追記2. 以って瞑すべし
上記の記事で、自分の記事を盗用されたことは、「以って瞑すべし」といったのだが、この「以って瞑すべし」の本当の意味は、どうなんだろう?
瞑するという言葉には、「往生する」という意味があり、したがって、「このことによって、安らかに往生できる。」という意味となる。
すなわち、「死ぬことは、確かにいやなことではあるが、自分を評価してくれる何かがあれば、安らかに死ぬことができる。」ということなのだろう。
私が、なぜ、自分の記事を盗用されたことについては、盗用された作者は、「このことによって、安らかに往生できる。」と考えるべきと思うか、なのだが、盗用されるということは、その記事に対して、価値観を抱いたからなのであり、返していえば、盗用された記事の作者に対する、屈折した賞賛の意がそこにあると考えるべきだと思うからだ。
まあ、悠久の流れの中で、この世にそんなにオリジナルなものがあるはずはなく、なんて、謙虚に考えれば、記事を盗用されたぐっちーさん(エース証券コーポレートファイナンス部長山口正洋氏ということらしいが)はどうお考えかわからないが、私だったら、「よく、私のごとき記事まで、盗用していただいて」と、意味ありげな笑みを返すにとどめるのだが。
私と違って、いまや、有名ブロガーとなられた方は、また、別の考え方があるのかも知れない。
本来、ネットの世界は、コモンズの世界であり、出入り自由の中には、このようなコモンズの悲劇も生じうる。
しかし、福島の事態は、そうは行かず、当該アナのレギュラー番組降板などという深刻さになりつつあるのは、日ごろのマスコミのお行儀の悪さゆえの反動なのかな?
そして、さらに事態は乱れて、ぐっちーさんの他の件に関するブログ記事の真正性まで、このように、問われ始めてもいるようだ。
それは、この福島の問題がでた同じ日の5月25日の「植 草 一 秀 の 『 知 ら れ ざ る 真 実 』」に、昨年9月14日、9月15日、2005年3月23日のぐっちーさんのブログ記事について、事実と異なるとする反論記事が出たことで、この問題は、バトルロワイヤルによる複雑骨折の様相を呈してきた。
まあ、透明人間だったはずの匿名ブログが、透明の薬がなくなって、はからずも、半透明人間になったときの惨めさとバツの悪さは、あるんだろう。