Sasayama’s Weblog


2007/12/11 Tuesday

中国・江蘇省のH5N1鳥インフルエンザのその後

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 18:47:41

2007/12/11(Tue)
 
null中国の江蘇省で、父子H5N1感染の鳥インフルエンザ問題は、父親の症状が回復を見せているところから、楽観論が広まっているようだ。

これまでの経緯は、下記の通り。

11月24日に、江蘇省南京市の孝陵衛の団地に住む陸侃さんという24才の男性が、発熱し、11月27日に、左下肺炎で入院したところ、急激に症状が悪化し、12月2日に死亡した。

12月1日に、江蘇省当局が患者の呼吸道からの検体検査をしたところ、H5N1に感染していることがわかった。

12月2日に、さらに中国衛生当局の検査でもH5N1感染が確認された。

しかし、この男性は、鶏に接触したことはなかった。

この患者に接触していた69名が隔離された。

ところが、この死亡した24才の男性の父親である陸偉さん52才が、12月3日の晩に発熱し、肺炎で南京市第二醫院に入院した。

そして、12月5日に、江蘇省当局の検査で、患者の呼吸道からの検体から、H5N1が検出された。

また、12月6日の中国当局の検査でも、H5N1が検出された。

この父親のほうは、その後、回復に向かっているという。

この父子と鶏との接触点と言えば、息子が南京大学の成人教育学院に合格したことを祝して、父母が、息子と息子の女友達を連れて、4人で、南京の繁華街の夫子廟で、名物の蓮の葉で包み、土で固めて焼いた鶏の蒸し焼き「叫花鶏」を食べたことだという。

また、なくなった息子さんは、過去に二回犬にかまれ、狂犬病予防の注射を二度打っているというが、今回の発病との関係は明らかではない。

このことに関して、WHOでは次の三つの可能性を指摘している。

第一は、同じ死んだ動物に、二人は、さわっていたか。

第二は、二人のうちのどちらが先に感染していたのか。

第三は、二人とも、死んだ動物には、さわっていなかったか。

さらにここにきて、香港大公報が報じるところによると、24才の男性の母親と女友達が、感染し、特に、女友達の症状が深刻な物であると、報じたのだが、江蘇省衛生庁は、これを否定している。

第一の患者との接触者69名のうち、55名は、すでに隔離を解除しており、第二の患者の接触者20名についても、隔離をしている。

今のところは、これらの隔離者に異常はみられていないようだ。

なお、香港当局は、鳥インフルエンザの監視強化体制を敷き、空港での乗客の体温検査態勢を敷いたようだ。

また、香港の公立病院は、12月11日〜2008年1月7日の4週間、鳥インフルエンザ監察計画を強化するとのことである。

それにしても、年末にかけて日本から香港に行かれる方々にとっては、何とも、重苦しい年末休暇になるようではある。

こんなことで、南京名物の“叫花鶏”は、全面販売禁止になっているようである。

参考
调查:南京1家2人禽流感 未确定是否人传人

 

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