Sasayama’s Weblog


2007/12/03 Monday

「地球温暖化関連技術輸出の関税撤廃」 −ドーハラウンドの目玉商品となるか?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:35:28

2007/12/03(Mon)

 
nullなんやら、いささか内ゲバ気味のWTOドーハラウンド交渉だが、ここにきて、アメリカとEUから、ドーハラウンドならではの目玉商品的新スキームとして、「地球温暖化関連技術輸出の関税撤廃」案が提示されることになったようだ。

これは、EGSA(new environmental goods and services agreement 新環境商品サービス合意)というもので、地球温暖化阻止に寄与しうるクリーンエネルギー技術や、それに関する商品・サービス輸出について、関税を撤廃しようとするための合意だ。

これは、世界銀行が認証し、リストに掲載された環境技術について、関税の軽減や撤廃を、世界的にしようとするための合意だ。

これについては、すでに、今年の4月に、アメリカ商務省のITA(国際通商局)が、インドや中国へ、「クリーンエネルギー技術貿易使節団」という名のミッションを送っている。

また、アメリカとEUは、すでに、環境新技術について、二段階での関税軽減?
撤廃をする旨の提案をしている。

その第一段階は、世界銀行で確認した環境新技術のリストに基づいて、関税軽減のためのWTOにおける合意をみること。

第二段階は、先進国と、インド、中国など、新興経済発展国とのあいだに、、これら環境新技術商品サービスの貿易が障害にならないための、ハイレベルのコミットメントを交わすこと、

等を、提案に盛り込んでいるようだ。

このアメリカとEUの今回の提案の対象となる環境財は、2006年時点で、およそ6130億ドルにものぼるとみられている。

なかなか、いいことづくめのアメリカ・EUの提案のようだが、その一方で、アメリカは、アンチダンピング計算方式でWTOで問題視されている「ゼロイング」については、テキストで認められそうと言うのだから、アメリカは、どこら辺でトレードオフしているのか、ちょっと、わかりませんね。

参照
「US, EU proposes agreement on environment-friendly goods at Doha news」

为翻译对汉语, 使用这
http://translate.livedoor.com/chinese/

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http://www.google.com/translate_t

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