Sasayama’s Weblog


2007/11/29 Thursday

ブラジルとカナダが、ここにきて、アメリカの農産物価格支持補助金について、イチャモン

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 13:26:45

2007/11/29(Thu)
 
nullカナダとブラジルとが、一昨日、アメリカの農産物価格支持補助金について、WTO規則を壊しているとして、WTOにたいし、その調査を求めるとの要求をした。

これに対して、アメリカは、これら二国の要求を拒絶している。

その理由として、この際、アメリカ、カナダ、ブラジルの三大国が、協力して、ドーハラウンドのニューディールにあたり、長期的に輸出マーケットの拡大に当たることこそ最優先、との立場を主張している。

しかし、ブラジル。カナダの二国は、12月17日に開かれるパネルに、この件を持ち出す構えを見せている。

これらの国の主張によると、アメリカは、1999年から2005年までの間、2003年をのぞいては、毎年、数十億ドルも、農産物価格支持補助金が決められたレベルを超えていたとしている。

ということなのだが、考えてみれば、これら二国は、カナダもブラジルもFTAであるNAFTAでのアメリカのお仲間なのに、どうして、今更イチャモンをつけるの?とも思えるのだが、逆に考えれば、WTO逃がれのFTAスキームの安易な活用が、今回は、裏目に出たとも、みられる。
参考
Brazil, Canada seek WTO probes of US farm subsidies

追記 2007/11/30
WTO-今度は、アメリカが日本に対してイチャモン

上記で、ブラジルとカナダが、アメリカの農産物価格支持補助金についてイチヤモンを付けたことを紹介したが、今度は、そのアメリカが、日本に対して、日本が、アジアの経済大国としての責任を果たしておらず、依然として、保護貿易主義的スタンスに終始していると、非難した。

アメリカの交渉担当者である匿名氏は、日本が、特に農業者保護に熱心なことを非難の的に上げ、その匿名氏は、来週、そのことを公式の席で非難すると、報道記者に対し話したという。

なんやら、プロレスのバトルロワイヤル的様相を示してきたようだが、どうやら、日本も、内国の農林水産大臣立て続け交代で、すっかりお留守になっていたWTO取り組みの手薄状態が、ここにきて、ツケとなって跳ね返ってきている形のようだ。

参考
US blasts Japan for ‘protectionist’ trade stance


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