2007/06/07(Thu)
名寄せというのは、社会保険庁さんに限らず、悩みの種のようで。
で、以下に紹介するのは、アメリカのインターシステムズ社(InterSystems Corporation)の「Caché」という技術にもとづく、名寄せ技術。
これまで「名寄せ処理は、電話番号や名前等の限られたキーでしか同一顧客判断を行うことが出来なかったものを、Caché の採用で、多様なキーでしかも高速の名寄せを実現することができる」というもの。
この『Cache』によれば、「100 万件の名寄せが、 15 項目の条件を設定し、 20 分で終了。 100 万件の顧客データと電話帳データベースとの住所 / 電話 / 姓名チェックが、約 1 時間で終了」
というものだが。
このためには、あくまで、紙情報をあらかじめ、デジタルのデータベース化させておく必要がありそう。
「このデータベース」対「既存のデータベース」との突合で、スクリーニング、ということなのだろう。
となれば、今、社会保険庁に必要なのは、まだ紙情報で残っているあらゆるものを、ダブリ入力を承知で,バババーっと入力してから、この『Cache』のようなソフトにかけて、スクリーニングってほうが、急がば回れで、手っ取り早いようだ。
しかし、せっかく入力したそれらの情報のほとんどは、すでに既存のデータベースに入力されているダブリ入力なんでしょうから、このダブリ入力部分は、膨大な入力コストがかかることになって、国費の無駄遣いとの批判は受けるでしょうけれどもね。
Cacheについての参考サイトは、下記のとおり。
http://www.intersystems.co.jp/press/press-releases/040301.html
http://www.intersystems.co.jp/cache/index.html
http://www.intersystems.com/
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