2007/05/05(Sat)
アメリカでの中国産小麦が原因と見られるメラミン入りペットフードの問題だが、さらに、ここにきて、鶏の飼料にも、このメラミン入りが発覚し、二千万羽が、このメラミン入り飼料を食べていたことが、明らかになった。
現在、FDAとEPAがリスク評価をしており、来週月曜日にも、その結果がわかるという。
現在、アメリカでは、すくなくとも、6つの州において、豚用飼料にメラミンが混ざっており、インディアナ州で、鶏用飼料にメラミンが混入していることがわかっている。
また、ペットフードについては3月16日以来、150以上の会社がリコールを発動している。
しかし、中国からの検疫は、輸入総量の1パーセントしかしておらず、お手上げの状態のようだ。
また、イギリスのFood Standards Agency も、これについてのモニターを開始した。
http://www.baltimoresun.com/news/
health/bal-te.foodczar05may05,0,6717023.story?coll=bal-health-headlines
http://www.medicalnewstoday.com
/medicalnews.php?newsid=69946
http://www.dailynews.com/news/ci_5823298
2007年5月7日 追記 メラミン入り小麦の中国の輸出元業者逮捕
アメリカで、ペットフードや鶏・豚用飼料にメラミンが混じっていた問題で、その原因であるメラニン入り小麦を輸出していた中国の企業名は、下記のとおりである。
その名は、「徐州安營生物技術開發有限公司」(Xuzhou Anying Biologic Technology Development Co., )である。
中国側は、一度は、このことを無視したが、アメリカが、中国からのふすまの輸入を全面禁止したことから、4月30日に、アメリカのFDAが、中国に入国し、山東省や江蘇省を中心に調査に踏み出し、それにともなって、中国当局は、この業者を逮捕したようだ。
参照
「出口含毒寵物飼料業者被捕 」
「Human food eyed in pet food recall probe」
2007年5月7日追記 メラミン入り小麦、韓国でも輸入と判明
メラミンを含んだ中国産小麦タンパクが韓国にも輸出されていたことが明らかになった。
これを受け、中国産小麦タンパクを輸入した業者が製品の自主回収に乗り出している。
5月4日、韓国当局は、「韓国の食品業者C社が今年1月に42トンの小麦タンパクを中国から輸入し、このうち16トンを魚用飼料の製造に使い、市中に流通した」と発表した。
この関係者の話によれば、C社が今年4月に調査した結果、今年1月に輸入された小麦タンパクからはメラミンが検出されなかった。
しかし、米国で中国産小麦タンパクにメラミンが添加されていたことが確認され問題になると、C社は4日から製品の回収に乗り出したという。
また、この関係者は「ペットフード輸入業者のN社が、中国産小麦タンパクを原料として製造された米国産ペットフード缶を今年1月と3月に1700キロ輸入し、既に900キロが流通している。
N社が調査を行った結果、この製品からもメラミンは検出されなかったが、米国の輸出業者が数日前から自主的に回収に乗り出した」と語った。
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