Sasayama’s Weblog


2007/02/20 Tuesday

エイズのワクチン効果に貢献しうる、脆弱性を持つたんぱく質発見

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 22:51:27

2007/02/20(Tue)
 
nullこれは、NIAID(the U.S. National Institute of Allergy and Infectious Diseases) のワクチンリサーチセンターのPeter Kwong氏が発見したもので、この たんぱく質の発見によって、今後、ワクチンの効果がより発揮できるようになるものと、期待されている。

この論文は、Natureの2月15日号に「Structural definition of a conserved neutralization epitope on HIV-1 gp120 」として発表されている。

これは、エイズウイルスの中に、「long sought site of vulnerability」といわれる、エイズウイルスの脆弱性を持つサイトを発見したものである。

この脆弱性を持つサイトに対して、ワクチンによって抗体を作ることによって、エイズの初期感染を防ぐことができるというもののようだ。

このたんぱく質の名前は「gp120」というもので、「 b12 」という抗体によって、攻撃をうけやすいもののようだ。

従来、この「gp120」は、CD4という免疫系と、バインドすると考えられていたが、実は、このバインドは、二段階にわたって行われていることがわかった。

第一段階は、いわば、弱い握手のようなもので、そのバインドは、不安定なものであった。

その後、第二段階では、形を変えて、硬いバインドに変わるのだという。

一方、「 b12 」という抗体は、HIV感染者をさまざまなウイルスから守る働きをしているという。

更なる研究の結果、この「 b12 」という抗体は、「gp120」とCD4との、第一段階での「弱い握手」の段階で、形を変えないで、「gp120」と、バインドすることを発見したもののようだ。

現在、エイズのワクチンとしては、Merck社と, Sanofi-Aventis社とのふたつがある。

参照
The Current Status of HIV-1 Vaccine Development, 2004: Recommendations for the Future
「Scientists Unveil Piece of HIV Protein that May Be Key to AIDS Vaccine Development
Weakness Detected in AIDS Virus Provides New Hope for Vaccine
Protein Finding Bolsters AIDS Vaccine Hopes
Protein May Lead to HIV Vaccine


为翻译对汉语, 使用这
http://translate.livedoor.com/chinese/

Translate
http://www.google.com/translate_t

笹山登生HOME-オピニオン-提言-情報-発言-プロフィール-掲示板-ご意見


Google











No Comments »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. | TrackBack URI

Leave a comment

XHTML ( You can use these tags): <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong> .