2007/02/15(Thu)
オーストラリアのクイーンズランド科学技術大学のHuai Yong Zhu助教授が開発した『ナノ・フィルター』(nanostructured ceramic membranes)という「ろ過技術」が、注目されているという。
これは、微細なセラミック膜を利用したもので、いろいろな用途に使えるが、特に、医療関係や食品工業関係や製薬工業関係では、血液からHIVを ろ過したり、水や空気や血液からのウイルスやバクテリアの ろ過ができたりと、応用範囲が広いようだ。
Huai Yong Zhu助教授によれば、さらに、『ナノ・メッシュ技術』は、進歩を見せており、より微細な粒子のフィルタリングも、可能になってきているという。
鳥インフルエンザなどのウイルスにしても、これらの『ナノ・メッシュ』を使うことによって、ナノメートル(nm、マイクロメートル(千分の一ミリメートル)の1000分の1)以上に大きなウイルスであれば、フィルタリングできるとしている。
また、すでに血液が汚染されている人間においては、ウイルスを攻撃するためには、感染した細胞集団をも除去しなければならないことになるが、血流の過程にフィルタリングをすることも考えられるという。
これらの技術は、単に医療・食料・製薬関係にとどまらず、たとえば、飲料水に困窮して、汚染された水に依存している地域にとっては、これらのチタン・メッシュや、ナノ・メッシュによる飲料水のフィルタリングが可能になるという。
参考
「Scientists say new technology may filter HIV from blood」
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