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2006/06/25 Sunday

パプア・ニューギニアのプリオン風土病「クールー」の潜伏期間見直し研究が、今後のvCJD発生予測に対しても影響

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:55:12

2006/06/24(Sat)
 
null2006年6月24日の「ランセット」の「Kuru in the 21st century-an acquired human prion disease with very long incubation periods」で、イギリスのUniversity College LondonのJohn Collinge博士が、パプア・ニューギニアのプリオン風土病「クールー」の潜伏期間についての研究成果を発表した。

これによると、このクールー病の潜伏期間は、これまで考えられてきた期間(平均12年)よりも長く、50年以上とのことである。

この潜伏期間の見直しは、同じ人間のプリオン病であるクロイツフェルト・ヤコブ病の潜伏期間評価にも影響するものと見られている。

これらの研究者は、パプアニューギニア島で、1996年から2004年6月まで、クールーの11のケースについて調査を続けてきたが、これらの患者は、すべて、その原因とされている人肉食用の禁止以前に生まれたひとばかりだ。

そのうち、もっとも若い人が、1959年生まれであるという。

それらの研究から研究者たちは、最少の潜伏期間を31年から41年とした。

しかし、その中のある男性については、39年から56年の潜伏期間を有しているとし、通常より7年も潜伏期間が長いケースがあるとした。

このことから、専門家では、これまでvCJDで行われている今後の発生予測の数値は、著しく過小評価をしている恐れがあるとしている。

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