2006/05/19(Fri)
喫茶店(シンフォニーハウス・タピオラ(東京・阿佐ヶ谷))で、イギリスのコーツ(Eric Coates )の音楽(London Suite)をきいていたら、中に、始業チャイムの音があって、ありゃ、これ、何じゃということになった。
で、調べてみると、なんと、これが奥深くて、例のキンコンカンコンの音は、イギリスの「ウェストミンスター宮殿( 英国国会議事堂)」に付属する時計塔 (Clock Tower) ビッグベン (Big Ben) のチャイムの時報の音で「Westminster Quarters 」(または、The Westminster Chimes または、 Cambridge Chimes)というんだそうだ。
この始業チャイムを4つに分けて、最初が15分、次までが、30分、その次までが45分、そして全部が、1時間となって、ならされるそうだ。
で、この作曲者は誰かというと、「Who wrote the clock chime tune?」によれば、もともとは、 1794年にWilliam Crotch というひとが作ったとある。
そして、その歌詞は、「”Oh, Lord our God / Be thou our guide / That by thy help / No foot may slide.” 」だとある。
なるほど、始業チャイムにあわせて、この歌詞をつけてみると、よく合うことが分かる。
そして、その後がややこしいのだが、ヘンデルが、これを「メサイア」の中のアリア「”I Know That My Redeemer Liveth,”」に使ったとあるのだが、この部分のメロディーをきいても、その痕跡は無いし。
このアリアの歌詞「I know that my Redeemer liveth, and that He shall stand at the latter day upon the earth」に流用したという意味なのでしょうかね。
で、作曲者のWilliam Crotchさんは、このメロディーを、セントメリーに新設なったケンブリッジ大学のthe Great Churchのチャイムに使うよう、求めた。
それから後、このチャイムの音が各地にコピーされて、ウェストミンスターに採用されるにいたって、世界各地で有名になっていったということのようだ。
参考「Wikipedia」
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