2006/05/04(Thu)
以前、私のブログ記事「米国飲料協会(ABA)が、学校の自動販売機での清涼飲料の種類制限」で紹介した、アメリカの学校でのソーダ清涼飲料水の発売禁止措置だが、このほど、アメリカの大手の清涼飲料水業界が合意し、実施の運びにいたった。
この措置に同意したのが、 Cadbury Schweppes, Coca-Cola, PepsiCo, the American Beverage Associationである。
この合意に対して、the Alliance for a Healthier Generation, the President William J. Clinton Foundation 、the American Heart Associationなどがその活動をバックアップすることになる。
アメリカの医学関係者は、この措置を、最初の一歩と、歓迎している。
この措置は、年々増えるアメリカの児童の肥満傾向に対処するものである。
そのためには、単にこの禁止措置だけでなく、スナック、朝食、ランチ、肉体運動などについても、対策が必要としている。
特に、中学生は、小学生に比べて、食を選り好みする傾向があり、この世代に子供の肥満対策が必要という。
現在、アメリカの12歳から19歳までの子供の16パーセント、6歳から11歳の子供の15.3パーセントがオーバーウェイトであり、これによる子供の糖尿病や高血圧や高コレステロールが増えているという。
原則、一容器あたりのカロリーは、栄養価のある牛乳やミルク分を除いて100カロリー以下のものしか、学校で販売できないことになる。
この新基準は、2009年から適用となるが、その準備期間の2008年までに、全米の学校の75パーセントは、この基準に適合させるという。
問題は、ダイエットソーダとよばれるものやスポーツドリンクであるが、これについても、人口甘味料の使用や、合成化学物質の使用など問題が多いのだが、これについての見解は、専門家とメーカーとでは異なっているようだ。
これらの措置の清涼飲料水メーカーに与える影響は、軽微なものとされる。
同様の日本での動きは、今のところ鈍いようだ。
参考「School Soda Ban Called Good First Step」
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