Sasayama’s Weblog


2006/03/02 Thursday

ドイツの鳥インフルエンザの猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:48:57

2006/03/02(Thu)
 
nullドイツのバルティック海のRuegen島のオス猫がH5N1鳥インフルエンザ感染死したということで、今年の6月9日からドイツで開催されるワールドカップの日程にも、影響が出るかも知れないという話になってきた。
Bird flu could disrupt World Cup - FIFA 』参照

FIFA会長の Sepp Blatter 氏は、「鳥インフルエンザがワールドカップに影響するというドイツ政府の判断が出れば、われわれは、その決定を尊重する。」とし、また、選手団の squad selection (チームメンバー選定)の締め切り期限についても、延長可能の含みも見せた。

この問題については、今月デュッセルドルフで開かれるFIFAのワークショップで議論される予定である。

Blatter会長は、「もし、この問題について、正式に表明があったら、3月半ばに開かれるthe FIFA organisation committeeで、論議されるであろう。」と、この問題を排除しないむねを表明した。

この問題については、先月も、ドイツ連邦議会農業委員会のヘーン委員長( Barbel Hohn)や、ドイツ経済大臣Michael Glos 氏が、その可能性について言及したのに対して、FIFAのGrondona副会長が明確に、その可能性を否定してきたのだが、ドイツでの鳥インフルエンザが猫にまで感染したという事態の進展で、FIFAも、ことの重大性を、やや、認識しはじめてきたといえる>
Bird flu will not halt World Cup, says FIFA’s Grondona』参照

なお、猫の鳥インフルエンザ感染疑い例は、今回のドイツが初めてのケースではなく、中国遼寧省で、昨年30匹の猫が死に、これが鳥インフルエンザによるものではないかと、疑われた例や、タイのバンコックの動物園で、数匹の猫にH5N1が検出された例や、一昨年2月に同じ時期に、タイやマレーシアやスリランカで野生の猫に、同じ遺伝子配列を持つウイルスが検出されたという例がある。
また、イラクでの感染例もあるとの報道もある。
参考
Cat deaths not related with bird flu in NE China
Thai Veterinarian: Cat Found Infected with Bird Flu
Malaysia H5N1 Recombinant Between Wild Cat Bird Flu
Cat deaths raise fears bird flu may spread

また、このサイト「Cats may carry the bird flu virus」は、オランダのロッテルダムのErasmus Medical Centerがリサーチしthe journal Scienceに発表した研究結果だが、猫が、鳥から人間への鳥インフルエンザウイルス伝染の媒介をしうるとしている。
論文名は「Avian H5N1 influenza in cats.研究者Kuiken Tほか」
その他参照サイト
How cats catch bird flu
ProMED情報

今回のドイツでの鳥インフルエンザ猫感染の事態について、 Recombinomicsでは、過去の例から見て、決して驚くべきことではないとしている。

このドイツのペット・サイト「catmom.de」では、ペット愛好家のためのQ&Aとして、「感染は、死んだ感染鳥肉を、猫がたべたことによる」として、『靴からの感染の可能性もないことはないが、可能性は低い。」とし、「猫は、室内にとどめることが必要」とし、また「ドイツの狩猟法の改正が検討されていて、それによると、人間の住処から200メートル以上先をうろついている猫については、銃撃が可能となる見通しである。」としている。

ドイツの新しい狩猟法については、『 German hunters under fire for killing domestic cats 』をご参照

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