2006/01/20(Fri)
今日、発表されたアメリカの12月の住宅着工数と建築許可数は、大きく下落し、昨年5月以来の低水準となった。
その下落の理由としては、寒気による気候変動を主にあげているが、そのほか、このところ、0.25パーセントペースでの連邦準備金利引き上げに遅れる形で、モーゲージ・レートが、徐々に利上げされていることが背景にあるものと思われる。
昨年のハリケーン復興需要のある南部での、住宅需要は堅調のようである。
そこで、このかげりを見せたアメリカの住宅バブルがはじけを見せたことで、俄然注目されるのが、今後の連邦準備金利の動向である。
今月末に、グリーンスパンの退任とともに、0.25パーセントの利上げを、アナリストたちは、折込済みであるが、果たして、そうなるかどうか、意見の分かれるところのようである。
住宅バブルの懸念がインフレ懸念のひとつであったとすれば、その懸念の理由の根拠がなくなりつつあるということになる。
とすれば、Measured Paceでの利上げの理由の根拠もうすれてしまうということになる。
今月末のFOMCの動向が注目される。
参考
「Pace of New Home Construction Fell Sharply in December 」
「US housing market could hold key for the Fed」
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