Sasayama’s Weblog


2006/01/04 Wednesday

「日銀の量的金融緩和政策解除で木が枯れる。」のかなあ?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 17:32:11

2006/01/04(Wed)
 
null「竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は4日午前、総務省職員への年頭あいさつで「改革の芽が出て木になりつつある。順調にいけば花を咲かせることができるが、木を枯れさせてしまうような動きが一方である」と述べ、日銀の量的金融緩和政策解除に向けた動きをけん制した。
「マネーが不足しているからデフレが続いている。少し木が育ち始めたので枝を刈っても良いのではないかという動きや、経済に負担をかけることを避けないといけない」とも指摘した。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000073-kyodo-pol

という記事なのだが、この辺が、金利引き上げに関してのグリーンスパンさんとの、大きな違いですね。

むしろ、一定のテンポ(measured pace )での金利引き上げが、市場のインフレ期待を誘い、デフレ脱却への大きな糸口になる。というのが、グリーンスパンさんの考え方。

この竹中さんの考え方は、改革のためというよりは、日米金利差放置という「慇懃な無視」(ビナイン・ネグレクト. benign neglect)によるドル高要因温存、アメリカ経済の双子の赤字表面化回避、に資する、といったところでしょう。

むしろ、竹中さんの考え方の根底には、ビルトインスタビライザー機能復権願望という気持ちがあって、マネーサプライを一定に保ちながら、非負制限にある現在のゼロ金利から、中立的な金利水準への回復を辛抱強く待ち、金融・財政そろって、再びビルトインスタビライザー機能が動きうる環境作りを目指す、という気持ちがあるのかも知れませんね。

「金融ばっかり先に動き出さないでね。財政は、今、減量中なんで、動きだせる状況にないんだから。」というのが、本音かな?

大前提には、デフォルト懸念も生じかねないほどの大量の国債発行があって、その大量の国債発行を生じさせたのは、ヾ閏と公共事業による景気回復をめざし、族議員とつるんで失敗した過去の負の連鎖による要因と、円高是正のため、過去の大量の「円売り・ドル買い」の為替介入の結果生じた国債の一種である政府短期証券(外国為替資金証券)(こちらのほうは、米国債と両建て)があるということ。

国債のデフォルト懸念から脱出するためには、官需によらず民需によるデフレ脱却と、為替介入によらず、慇懃な無視(ビナイン・ネグレクト)の対価を得る意味での輸出産業を中心とした円安メリット享受が必要、ということなのでしょう。

それには、水がまだ必要、日銀の量的金融緩和政策の継続が、なお、必要ということなのでしょう。

しかし、民需によるデフレ脱却のストーリーが整っているかといえば、なんとも、といったところが、新年を迎えた現在の日本経済の状況なのでしょう。

特に、民需を牽引するはずの住宅産業は、例の耐震強度偽装事件の余波で、抜本的な安全・安心確保のための法制度改正が進まないことには、住宅需要の足踏み状態が続きかねないといったところなのでしょう。

ところで、新年早々、アメリカと中国の経済失速が懸念されてきましたね。

このBBCのサイト「Challenges ahead for US economy 」では、グリーンスパンからバーナンキに変わる今年のアメリカの経済の変質について予想しています。

特に、住宅バブルの動向、アメリカの双子の赤字の動向、中国の元切り上げの動向などが、今年のアメリカの経済を決める大きな要因になるものとしています。

木が枯れないのはいいのですが、それこそ、枯れなかった木が冬に花咲かせることになってしまいそうな、新年早々の日中米経済環境の変化です。

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