2005/12/09(Fri)
この「How old is that US beef? Japan wants to know」では、日本へのアメリカ牛肉輸出再開前夜での、アメリカの業界の反応を伝えている。。
以下は、概要である。
テキサスの農場経営者Stan Isaacsonさん。
「月齢確定のための帳簿・記録をそろえるのは、かなり面倒であり、困難だ。」
アイオワ州立大学の農業経済学者John Lawrenceさん。
「生産者たちに、輸出プログラムに従うこととが、付加価値をあげることになる、と説得しているが、この輸出プログラムの存在は、かなり、取引の妨げになっている。IDシステム整備への動きが加速するのではなかろうか。また、今回の日本がアメリカ側につけた条件が、韓国等にも、同様の条件にする動きに波及する可能性も出てきた。」
NCBAのエコノミストGreg Doudさん。
「輸出禁止前の価格は、100 lbsで15ドルであった。そのうちの5ドルをメキシコ・カナダにあて、我々は、10ドルを得た。今回は、日本へは、100 lbsで10ドルと見ており、そのうちの5ドルを、我々が得ると見ている。NCBAとしては、全米で、50から60のフィードロットが、日本への輸出適格農場と見ている。」
the Livestock Marketing Information CenterのJim Robb氏
「年内は、『写真撮影用の輸出』は、あるだろうが、経済的にペイできる輸出にいたるのは、2006年内になるだろう。」
再び、アイオワ州立大学の農業経済学者John Lawrenceさん。
「日本への牛肉輸出が本格化すると、アメリカ国内への供給量が不足し、結果、アメリカの消費者は、高い牛肉を購入する事になるであろう。」
the U.S. Meat Export FederationのLynn Heinze氏
「我々としては、アメリカ牛肉が、日本で市場を回復するには、4年かかると見ている。」
Allendale Inc社のアナリストRich Nelson氏
「ここニ-三週間、アメリカの生体牛相場は、値上がりを続けており、その値上がり要因の25パーセントは、日本への輸出解禁思惑要因によるものである。月曜日の先物価格では、1bあたり92850セントであり、二週間前の90325セントに対して、2.8パーセントの値上がりをしている。」
以上です。
なお、ジャパンタイムズのほうには、『Beef-safety report being misused: panelist』という題で、食品安全委員会プリオン専門調査会座長代理の金子清俊さんの激白がのっている。
この中で、金子氏は、
『”Answering only the questions the government gave us would mislead the public,That’s not science.”』といっている。
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