2005/10/10(Mon)
ルーマニアに続いて、トルコでも、鳥インフルエンザが発生し、いよいよ、ヨーロッパに、鳥インフルエンザ感染が拡大してきている模様である。
今回の感染がわかったのは、トルコのエーゲ海近くで、七面鳥二千羽が、鳥インフルエンザで死んでいるのが発見されたという。
トルコ衛生当局は、周囲三キロを隔離ゾーンとして、その中の犬や鳩を殺処分しているという。
一方のルーマニアでの感染状況だが、黒海のダニューブ・デルタ地帯Ialomita郡Smardan村での飼育アヒルの感染が主で、H5N1 であるかどうかは、まだ確定されていない模様だ。
EUでは、これらの状況を受けて、10月10日に、トルコとルーマニアからEU25ヶ国への、すべての生体鶏の輸入を禁止した。
こうして、アジアからヨーロッパへの感染拡大が現実のものになっている中で、ギリシャ政府は、昨日、ギリシャへの感染阻止を目的とし、サーベイランスの強化、隣接する諸国からの生体鶏の移入についての、空港や港湾での監視体制の強化を発表した。
ルーマニアでは、ワクチン接種が始まり、これまで三千四百人がワクチン接種を受け、今後数日間で、十二万五千人が接種を受ける予定であるという。
また、ハンガリーでは、保健衛生担当大臣と二人の官僚が、ハンガリー開発のH5N1鳥インフルエンザ用ワクチンのボランティア接種をしたという。
EU各国の鳥インフルエンザ対応は、こちらのロイター記事をご参照
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