Sasayama’s Weblog


2005/09/28 Wednesday

エコナ(”DAG”)の安全性を食品安全委員会の場で検証することは、適切なのだろうか?

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:52:06

2005/09/28
 
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厚生労働省は、9月22日に、商品名「エコナ」(米国商品名「DAG」)(花王)を中心とする高濃度にジアシルグリセロール(diacylglycerol)を含む食品の安全性について、食品安全委員会に健康影響評価を依頼した。

ジアシルグリセロール(diacylglycerol)の安全性については、2003年に「発がん性を示す所見は認められないが、念のために追加的な試験を行う」ことになり、本年8月の中間報告で、野生型ラットを用いた試験では問題なかったが、感受性の高い遺伝子組み換えラットを用いた試験については、出てきたデータからは結論できないためさらに追加試験が望まれるとされていた。

この問題は、ジアシルグリセロール(diacylglycerol)という化学成分が、商品名「エコナ」(米国商品名「DAG」)(花王)という商品において、主要な構成を占めているもとで、その安全性を検証しようとする特異なケースである。

その意味では、グルタミン酸ソーダ(monosodium l-glutamate (MSG))という化学成分が、AJINOMOTOという商品において、主要な構成を占めているもとでの、その安全性の検証をしてきた論争の歴史と、似ている。
参照
「 L-Glutamic Acid and Gamma Aminobutyric Acid: Order Denying Objections to Issuance of Tolerance」http://www.epa.gov/fedrgstr/EPA-PEST/2004/October/Day-27/p24041.htm
「the Carcinogenic Potency Database」http://potency.berkeley.edu/chemnameindex.html

いったい、食品安全委員会は、化学成分の安全性を検証するのか、それとも、その化学成分が主要な構成を占める商品の安全性を検証するのか、その観点を間違ってはいけないものと思われる。

ましてや、平成17年5月に発表された飯郷正明さんの「ジアジルグリセロールの発がんプロモーション作用に関する研究」では、商品名「エコナ」(米国商品名「DAG」)(花王)という商品を含む基礎飼料をラットに与えて、動物実験をしているのだが、その肝心の商品名「エコナ」(米国商品名「DAG」)(花王)という商品における「1,2DAG(sn-1,2-diacylglycerol)」と「1,3DAG(sn-l,3-diacylglycerol)」の比率は、この研究報告書では明らかにされていないのである。

さらに、この実験に使われた”DAG”の「1,2DAG(sn-1,2-diacylglycerol)」対「1,3DAG(sn-l,3-diacylglycerol)」比率が、花王のアメリカでの商品名”DAG”の「1,2DAG」と「1,3DAG」の比率と同一なものなのかどうかについても、花王サイドからは、明らかにされていない。

ちなみに、「1,2DAG」(sn-1,2-diacylglycerol)のほうが、PKC活性化が高く、発がん性が高いとされているのであるから、万が一の話ではあるが、この「1,2DAG」の割合を恣意的に低めに決められての発がん性実験であったとしたら、消費者にとっては、何の意味も持ち得ないことになる。

花王は、「エコナ」について、1,2−ジアシルグリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比を明らかにはしていないとのことである。

「高濃度にジアジルグリセロールを含む食品」が、花王のエコナという商品を具体的にさしていることが明白であるにもかかわらず、正体不明の「1,2−ジアシルグリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比」の検証でもって、「発がん性なし」との言質をとられかねない形で、食品安全委員会も、発がん性検証ワーキンググループに参加し、踏み込んでいく形で、取り込まれていくというのは、決して、健全な姿ではないものと思われる。

一体、この「高濃度にジアジルグリセロールを含む食品の安全性」の審議なるものは、化学成分としての「DAG」の審議なのか?花王さんのアメリカでの商品名としての「”DAG”」の審議なのか?

また、今回、厚生労働省が、9月20日に、前回の平成15年8月15日に続いて、再度、食品安全委員会に「高濃度にジアジルグリセロールを含む食品の安全性」について、食品安全委員会の意見を求めた食品安全委員会に対する諮問内容の一番最後に
「なお、今後の追加試験計画を立てるにあたり、特殊な遺伝子組み換えラット安全性の評価を目的として用いることの妥当性とそのラットを用いた試験結果の評価方法について、ご意見があれば伺いたい。」とあるのが、何を意味するのか、不明である。

もし、この一文が、平成17年5月に発表された飯郷正明さんの「ジアジルグリセロールの発がんプロモーション作用に関する研究」の結論にある「発がん高感受性トランジェニックラット」を使った実験で、「雄において、”DAG”が直接接触する舌にのみプロモーション作用を示唆する結果」を覆すためのものであるとすれば、この諮問内容自体、かなりバイアスを含んだものとも、受け止められかねない。

ここで、アメリカにおける商品名「エコナ」(米国商品名「DAG」)(花王)についての、2000年8月11日のFDAの見解、ならびに、発がん性をめぐる問題点を列挙すると、次のとおりとなる。
参考
GRAS Notice No.000056「Agency Response Letter GRAS Notice No. GRN 000056」http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html
GRAS Notice No.000056「Re: GRAS Notice No. GRN 000056」http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html
GRAS Notice No.000115「Agency Response Letter GRAS Notice No. GRN 000115」http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g115.html
「Diacylglycerol DAG」http://www.factbites.com/topics/Diacylglycerol-DAG

1.マーガリンが、植物からとった食用油であるのに対して、エコナ(DAG)は、食用油ではない。

それ故に、FDAは、エコナの主成分であるジアシルグリセロール(diacylglycerol)がGRAS( Generally Recognized as Safe 一般に安全と認められる食品素材)とする花王の主張に対しては、異議をはさまなかったが、その使われ方については、これまでのマーガリンに代替される使われ方ではなく、補助的使われ方がされることを前提として、花王に対して、今後、更なる安全性の検証をもとめた。
(As always, it is the continuing responsibility of Kao Corporation to ensure that food ingredients that the firm markets are safe, and are otherwise in compliance with all applicable legal and regulatory requirements.)

これについてのONPLDS (Office of Nutritional Products, Labeling, and Dietary Supplements )の見解は次のとおりである。

「 DAG オイルは、標準のマヨネーズに使用することは、法的には、認められないであろう。
DAG オイルを使用するのは、スプレッドについて、植物油の代わりに、ホームユース向けの商用の処方として、使う場合となる。」
(It is ONPLDS’ view that DAG oil may not lawfully be used in standardized margarine. Related products such as spread are not subject to a food standard. Therefore, in evaluating your notice, we also considered that an intended use of DAG oil could be as a substitute for vegetable oils in the commercial formulation of spread for home use.)

2.FDAは、エコナのアメリカでの商標であるDAGについて、消費者は「主成分であるdiacylglycerolのDiとAcylとGlycerolの省略形」としては、認めないので、diacylglycerolをそのまま使うべきであるとした。

3.FDA は、エコナ(DAG)のトランス脂肪酸表示について、エコナ(DAG)の製造過程が、植物油からトランス脂肪酸を抽出し、それをさらに、再エステル化し、ジアシルグリセロール (diacylglycerol)を作るというやり方であるので、水素添加にかんしての 「認められうる製造工程”an accepted process”」とはいえないとした。

4.エコナ(DAG)の主成分であるdiacylglycerolがPKC (protein kinase-C )の活性化を促し、その活性化が、発ガンの過程で起きているとの研究がある。
PKC (protein kinase-C )にあるジメチルヒドラジン(dimethylhydrazine)が、結腸癌を引き起こすという研究がある。
「Alterations in protein kinase C in 1,2-dimethylhydrazine induced colonic carcinogenesis.」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=
Retrieve&db=PubMed&list_uids=1559225&dopt=Abstract
参照

5.さらに、エコナ(DAG)の主成分であるdiacylglycerolが、Ha-ras癌遺伝子を含む細胞のクローン拡張を促す要因になっているとの研究もある。
「Diacylglycerol is an effector of the clonal expansion of cells containing activated Ha-ras genes」http://carcin.oxfordjournals.org/
cgi/content/abstract/14/12/2645
参照

以上のとおりであるが、FDAは、エコナを食用油とは認めておらず、食用油の補助的使われ方をするものとの位置づけをしており、FDAは、今後、花王が、食用としての安全性の検証をしていくことを前提として、見解をだしている。

つまり、FDAは、エコナを食品ではなく、『半食品』であるとの認識であつかっているのである。

また、発がん性については、きわめてグレーゾーンの見解が、研究者から出されている。

すなわち、発がん性については、エコナ(DAG)の問題以前の、diacylglycerolやPKC (protein kinase-C )にあるジメチルヒドラジン(dimethylhydrazine)の問題であるといえるからだ。

さらに、diacylglycerol自体が、細胞表面のレセプターに対してリレーでシグナルを送る場合、その信号を増幅してしまう「第二次情報伝達物質 (脂質セカンドメッセンジャー)」(Second Messengers、セカンドメッセンジャーとしては、ヾ直ヌクレチオド、▲ぅ離轡函璽觧哀螢鷸澄↓ジアシルグリセロール、ぅルシウムイオンなどがあるとされる。)としての役割があり、この増幅によって、細胞内に大きな生化学的変化を生じさせることになるとする研究もある。
「Second Messengers」http://users.rcn.com/jkimball.ma.ultranet/
BiologyPages/S/Second_messengers.html
参照

以上のFDAの経緯から、エコナ(DAG)の安全性を食品安全委員会の場で検証すること自体に、大きな問題があるものと思われる。

参考サイト
http://www.pharmacy.wsu.edu/courses/
PharS541/Docs/541.05.I.Signal%20Transduction%201.htm

http://courses.washington.edu/conj/gprotein/ip3.htm
http://users.rcn.com/jkimball.ma.ultranet/Biology
Pages/S/Second_messengers.html

http://homepages.strath.ac.uk/~dfs99109/BB3
29/phospholipids.html

http://www.kao.co.jp/rd/eng/products/health/
details.html

2005/09/30 追記 Codex油脂部会(Codex Committee on Fats and Oils)での“edible fats and oils” の概念変更について

今年2月のthe 19th Session Codex油脂部会で、Codexの「食用の脂肪とオイル」の概念変更(“triglycerides” を“glycerides” に変える。)があった。

このtriglycerides問題は、16セッションでのマレーシアからの提案から始まっている。

この16セッションで、マレーシアから、“glycerides” を“triglycerides” に変えろとの提案があり、そうしたところ、今度は、18セッションで、アメリカから、“triglycerides”では狭義なので、もとの “glycerides” に戻せとの提案があり、その提案協議が、今年の19セッションにもちこされたということである。

Codexの19セッションでの原文は、下記のとおりである。

概訳は、 「日本代表団は、モノグリセライドとディグリセロイドは、添加物とみなされること、“edible fats and oils” の概念に含まれるのは、トリグリセロイドのみである、との見解を述べた。

アメリカ代表団は、“glycerides”について、技術的革新によって、fat spreadsが、単に、トリグリセロイドのみによらないことになっていることを容認し、diglyceridesを含む商品が市場に受け入れられており、代替品とみなされているところから、モノグリセライドが現在は使われていないゆえに、、“edible fats and oils” の概念に含まれるのは、ディグリセロイドとトリグリセロイドであるとの見解を述べた。」というものである。

そこで、19セッションでは、“edible fats and oils” のうち、これまでの“triglycerides” を“glycerides”に変え、『partial glycerides』を削除することになった。
(下記英文『Codexの15セッションから19セッションまでの「Edible fats and oils 」の定義の変遷』をご参照)

この変更後の定義によれば、エコナ(米国商品名「DAC」主成分diacylglycerol)には、80% のdiglyceridesを含んでいるのだが、Codexの「食用の脂肪とオイル」の概念では、食用の油は、triglycerides であって、diglyceridesは、添加物とみなされていたものが、“glycerides”の範疇内に入ることになる。

しかし、このことをもって、「ジアシルグリセロール(DAG)を主成分とする花王「エコナ」が、国際規格のファットスプレッド(マーガリン類)に配合できる油脂として認められることが決まった。」との報道があったが、これは、あくまで、スプレッドに関してのものである。

マーガリンとファットスプレッドでは、それぞれの油脂含有率が異なり、マーガリンの油脂含有率は80%以上、ファットスプレッドの油脂含有率は80%未満である。

FDAは、もともと、GRAS Notice No.000056
http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html
の見解でも、マーガリンとスプレッドについては、分けた見解をしめしていていて、マーガリンについては、ジアシルグリセロール使用のマーガリンはマーガリンとしては認めないが、ジアシルグリセロール使用のスプレッドについてはホームユース向けについて、認めるという見解を出している。

以下は、これまでのCodex油脂部会での論議の詳細である。

the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.codexalimentarius.net/web/reports.jsp?lang=en

the 19th Session of the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.codexalimentarius.net/
download/report/635/al28_17e.pdf

Section 2. Description
2.2 Edible Fats and Oils
8) The Committee discussed the reference to “triglycerides” in the definition of “edible fats and oils” that had been left in square brackets at the last session. The Delegation of Japan, supported by other delegations, expressed the view that mono- and di-glycerides were considered as additives and that the definition should include only triglycerides.
9) The Delegation of the United States, supported by other delegations, proposed to refer to “glycerides” in order to allow technical innovation as fat spreads were not prepared only with triglycerides. The Delegation noted that currently products containing diglycerides were approved for marketing and suggested as an alternative that the text refer to di-and tri-glycerides, since monoglycerides were not currently used.
10) After some further discussion, the Committee agreed to replace the current text with the definition of “edible fats and oils” included in the Standard for Fats and Oils not Covered by Individual Standards, that referred to “glycerides”, in order to ensure consistency between all standards for fats and oils. In addition, in Section 2.2 of the draft standard, the words “partial glycerides or” were deleted.

the 18th Session of the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.codexalimentarius.net/
download/report/316/Al03_17e.pdf

Section 2.2 Edible Fats and Oils

34) The Delegation of the United States expressed the view that the current description referring to “triglycerides” only was too restrictive and that it should be replaced with “glycerides” in order to allow for technical innovation, as fat spreads might contain mono- or diglycerides.
Other delegations expressed their concern about the inclusion of substances that should be described as additives rather than ingredients and supported the current limitation to triglycerides.
The Committee could not come to a conclusion on this question and agreed to retain the term “triglycerides” in square brackets for further consideration.

the 17th Session of the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.codexalimentarius.net/
download/report/315/Al01_17e.pdf

5.12 Determination of total carotenoids
According to BS 684 Section 2.20.

the 16th Session of the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.codexalimentarius.net/
download/report/314/Al99_17e.pdf

2.2 Edible Fats and Oils
132. In order to clarify that synthetic fats were not included in the description of “Edible fats and oils” the Committee accepted the proposal of the Delegation of the United Kingdom to add the following sentence:
They are of vegetable or animal (including milk) or marine origin.
133. The Committee accepted the following proposals of the Delegation of Malaysia: to amend the wording “glycerides” to “triglycerides” and to specify that edible fats and oils may contain small amounts of other lipids such as “partial glycerides”.
It also agreed to add more examples on processes of modification such as “fractionation, interesterification“ in the last sentence of the paragraph.
It was also accepted, as proposed by the Delegation of Germany, to clarify that “processes of modification” referred exclusively to physical and chemical types of modification. Consequently the sentence was amended as follows:
This includes fats and oils that have been subjected to processes of physical or chemical modification including fractionation, interesterification and hydrogenation.

the 15th Session of the Codex Committee on Fats and Oils
http://www.fao.org/docrep/meeting/
005/W3963E/W3963E01.htm

Codexの15セッションから19セッションまでの「Edible fats and oils 」の定義の変遷(太字は、そのセッション時での加除部分です。)

Codex1981年から15セッション(1999年)まで
http://www.ipfsaph.org/cds_upload
/kopool_data/codex_0/en_cxs_019e.pdf

2. DESCRIPTIONS
2.1 Edible fats and oils are foodstuffs defined in Section 1 which are composed of glycerides of fatty acids.
They are of vegetable, animal or marine origin. They may contain small amounts of other lipids such as phosphatides, of unsaponifiable constituents and of free fatty acids naturally present in the fat or oil.
Fats of animal origin must be produced from animals in good health at the time of slaughter and be fit for human consumption.

Codex16セッションから18セッション
http://codexindia.nic.in/shadowcommittees/
ccfo/18report.pdf

2.2 Edible Fats and Oils
“Edible fats and oils” means foodstuffs composed mainly of [tri]glycerides of fatty acids.
They are of vegetable or animal (including milk) or marine origin.
They may contain small amounts of other lipids such as partial glycerides or phosphatides, of unsaponifiable constituents and of free fatty acids naturally present in fat or oil.
Fats of animal origin must, if originating from slaughtered animals, be obtained from animals in good health at the time of slaughter and (be が削除)fit for human consumption as determined by a competent authority recognised in national legislation.
Fats and oils that have been subjected to processes of physical or chemical modification including fractionation, inter-esterification or hydrogenation are included.

Codex19セッション
http://www.codexalimentarius.net/
download/report/635/al28_17e.pdf

2.2 Edible Fats and Oils
“Edible fats and oils” means foodstuffs composed of glycerides of fatty acids.
They are of vegetable or animal (including milk) or marine origin.
They may contain small amounts of other lipids such as (partial glycerides or が削除)phosphatides, of unsaponifiable constituents and of free fatty acids naturally present in fat or oil.
Fats of animal origin must, if originating from slaughtered animals, be obtained from animals in good health at the time of slaughter and fit for human consumption as determined by a competent authority recognised in national legislation. Fats and oils that have been subjected to processes of physical or chemical modification including fractionation, inter-esterification or hydrogenation are included.

http://www.fao.org/docrep/meeting/
005/w3963e/w3963e00.htm

为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/

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