2005/09/18(Sun)
今年の8月ころから始まった、モンゴル各地での鳥インフルエンザであるが、その後、拡大し、Buryattaや、隣接するトウバ共和国などに、広がりを見せている。
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http://www.recombinomics.com
/News/09170501/H5N1_Tuva.html参照
先週、Buryatta地区では、123羽が死亡している。
特に、モンゴルの湖沼の中には、ドルノド州(Dornod Province)ダグール(Daguur)特別保護区など、日本の鹿児島の出水などに飛来するマナヅル(Grus vipio,White-naped crane)の生息地があるので、これから冬にかけての日本への飛来による鳥インフルエンザの拡大が、懸念される。
モンゴルでの鳥の生息地サイト関連情報は、こちらのサイト「Anatidae Site Network in the East Asian Flyway
Network Sites」ご参照
モンゴルから日本への渡り鳥が懸念されているのは、次のようなことによるものである。
一般的に、鳥インフルエンザの弱毒性と、強毒性を決定するのが、�.Εぅ襯弘篥岨劼留�基性配列でのヘムアグルティニン」(Hemagglutinin:HAタンパク質)の開裂部位(HA cleavage site)のアミノ酸配列と、�△海粒�裂部位のアミノ酸配列状況に反応する、たんぱく質分解酵素の働きの違い
によるものといわれている。
「A型インフルエンザウイルスの病原性を決定するノイラミターゼの新規機能に関する研究」などをこ゜参照
1.アミノ酸配列に関しては、
弱毒性の場合は、単一のアルギニン(Arg)を開裂部位に持つのに対して、
強毒性の場合は、アルギニン(Arg)または、リジン(Lys)の塩基性アミノ酸が開裂部位に連続して配列されている(multi-basic cleavage siteまたは、two basic amino acids (arg-lys) in cleavage site)(たとえば、Abz-Arg-Asn-Thr-Pro-Arg-Glu-Arg-Arg-Arg-Lys-Lys-Arg というように。略号については、http://f46.aaa.livedoor.jp/~nurse/igakuryakugo.htm
http://www1.cts.ne.jp/~clab/hsample/Point/Point22.html参照)という特徴をもち
2.たんぱく質分解酵素に関しては、
弱毒性の場合は、開裂部位に連続する塩基性アミノ酸配列を持たないので、呼吸器や腸管のみにあるプロテアーゼによって切断され、部分的に開裂可能となるため、感染部位は限られるのに対して、
強毒性の場合は、開裂部位に連続する塩基性アミノ酸配列が存在し、多くの臓器に存在するフリン(furin)やPC6という蛋白分解酵素(プロテアーゼ)によって切断され、HA1と HA2に開裂し、全身感染症を引き起こす.
(インフルエンザウイルスHA蛋白質は、身体のほとんどの細胞に存在する内因性プロテアーゼによって開裂することができるが、MPAIのHAたんぱく質は、主に呼吸器と消化管に存在するトリプシン様プロテアーゼでなければ開裂しない。)
とされている。
そこで、Recombinomicsの『Evidence for H5N1 Wild Bird Flu Migration』http://www.recombinomics.com/News
/08290501/H5N1_Migration_Evidence.html
によると、
アジアでのH5N1には、このmulti-basic cleavage site が見られ、このmulti-basic cleavage site での配列は、以前の中国の広東省や日本や韓国のウイルス、そして中国・青海のウィルスやロシアのChany 湖のウイルスと関連性があると見られる配列であるとしている。
つまり、遺伝子塩基配列に強毒性の場合にある塩基性アミノ酸配列が存在するウイルスが、中国・青海から、カザフスタン・西シベリアを経て、東シベリア・モンゴルを経て、冬の渡り鳥を通じて、今度は、日本へと、H5N1が感染する可能性が、非常に強くなっていることを、Recombinomicsは、示唆しているのだ。
他のシークエンスサンプルは、こちらのサイトhttp://www.patentstorm.us/patents/6838554.htmlご参照
参考 アミノ酸の特性別分類
1.アミノ酸(amino acids)の�‥轍�(charges)�∩多綫�(hydorphobicity)�6棒�(polarity)による四分類
『FRONTIERS IN BIOSCIENCE; DATABASE; AMINO ACIDS』http://www.bioscience.org/urllists/aminacid.htm に基づく
1.グループ��
特性
�‥轍�(charges)-?
�∩多綫�(hydorphobicity)-疎水性(Hydrophobic)あり
�6棒�(polarity)ー非極性(Non-polar)あり
対象アミノ酸
Ala(Alanine.A).Met(Methionine.M).Trp(Tryptophan.W)
2.グループ��
特性
�‥轍�(charges)-負電荷(Negatively charged)(acidic amino acids)
�∩多綫�(hydorphobicity)-疎水性あり(Hydrophilic)
�6棒�(polarity)-極性あり(Polar)
対象アミノ酸
Val(Valine.V).Leu(Leucine.L).Ile(Isoleucine.I).Phe(Phenylalanine.F).Pro(Proline.P)
3.グループ��
特性
�‥轍�(charges)ー無電荷(No charge)(非酸性アミノ酸non-acidic amino acids)
�∩多綫�(hydorphobicity)-親水性(Hydrophilic)
�6棒�(polarity)-極性あり(Polar)
対象アミノ酸
Gly(Glycine.G).Ser(Serine.S).Thr(Threonine.T).Cys(Cysteine.C).Tyr(Tyrosine.Y).Asp(Aspartic.D).Gln(Glutamine.Q).Glu(Glutamic acid.E).Asn(Asparagine.N)
4.グループ��
特性
�‥轍�(charges)-正電荷(Positively charged)(basic amino acids; non-acidic amino acids)
�∩多綫�(hydorphobicity)-親水性(Hydrophilic)
�6棒�(polarity)-極性あり(Polar)
対象アミノ酸
非酸性アミノ酸(non-acidic amino acids)-His(Histidine.H)
塩基性アミノ酸(basic amino acids)-Lys(Lysine.K).Arg(Arginine.R)
2.アミノ酸(amino acids)の�〇誓�(acidic)中性(Neutral)塩基性(Basic)��極性(polarity)非極性(Non-polar)、による五分類
『Structures of Amino Acids』http://www.elmhurst.edu
/~chm/vchembook/561aminostructure.htmlによる
1.グループ��
特性
非極性で(Non-polar)、中性(Neutral)
対象アミノ酸
Ala(Alanine.A).Gly(Glycine.G).Leu(Leucine.L).Phe(Phenylalanine.F).Pro(Proline.P).Val(Valine.V).
2.グループ��
特性
やや極性があり(Slightly Polar )、中性(Neutral)
対象アミノ酸
Cys(Cysteine.C).Trp(Tryptophan.W)
3.グループ��
特性
極性があり(Polar)、酸性(Acidic)
対象アミノ酸
Asp(Aspartic.D).Glu(Glutamic acid.E).
4.グループ��
特性
極性があり(Polar)、中性(Neutral)
対象アミノ酸
Asn(Asparagine.N).Gln(Glutamine.Q).Ser(Serine.S).Thr(Threonine.T).Tyr(Tyrosine.Y).
5.グループ��
特性
極性があり(Polar)、塩基性(Basic)
対象アミノ酸
Lys(Lysine.K).Arg(Arginine.R).His(Histidine.H)
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