Sasayama’s Weblog


2005/05/08 Sunday

狂牛病殺人事件???

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:59:30

2005/05/08(Sun)
 
例の2chで、1996年5月8日午前一時半(日本時間で5月8日午後五時半奇しくも、9年前の今日ですね!!!)に、アメリカのカリフォルニア州サンジェゴの北11キロの海岸沿いの町、ラホヤ市(LaJolla)で、プロの手によるものと思われる方法で、射殺された日本人Tsunao Saitoh(斎藤綱男)氏の話が取り上げられていた。

2chでは、実名も紹介されていない簡単なものであったので、以下に、その詳細を記しておく。

Tsunao Saitoh(斉藤綱男)氏は、車の側面から銃で胸部を数発撃たれ、白衣姿のままで、ハンドルに覆いかぶさるようにして死亡しており、また、13歳の長女Louille(斎藤留理)さんも、車から6メートル離れた路上で胸部を撃たれ射殺されていた。

Tsunao Saitoh氏は、当時、46歳で、UCSD(University of California, San Diego — Department of Physics)の病理学者で、アルツハイマー病の世界的権威であった。

京都大学理学部を卒業後、同大学大学院でDNA複製などの分子生物学を研究し博士号を取得し、、フランスのパスツール研究所で研究の後、1985年にカリフォリニア大学に移った。

当日、Tsunao Saitoh氏は、学会で、アルツハイマー病とCJDとの関係についての新説(アルツハイマーにおけるリン酸化された、異常なtauと呼ばれる微小管会合タンパク質の存在)を発表する予定であったという。(注-このサイト『PROFESSIONAL HIT ON SAITOH, WORLD CLASS SCIENTIST!』によれば、斉藤氏は、この会議に出席する予定はなかったとする記事もある。)(後日記−この物質は、斉藤氏の死後、記念して、Saitohin(STH)と名づけられているという。このサイトをご参照)
http://www.stevequayle.com/dead_scientists
/UpdatedDeadScientists.html

参照

奇妙なことに、時をおかず、BSEに詳しいMark Purdey氏(有機農業経営者で、畜舎で使う有機リン系殺虫剤のホスメット-PHOSMET-が、BSEの原因だと主張している。)の家が全焼し、また、彼の顧問弁護士二人と、CJDの権威であるC. Bruton博士が、それぞれ、別の交通事故でなくなった。

このC. Bruton博士も、近々、新しい学説を発表する予定であったという。

さらに偶然なことに、Tsunao Saitoh氏の奥さんも、C. Bruton博士の奥さんも、事故当日は、それぞれの主人と一緒ではない日程が組まれていた。

斎藤さんの妻の斎藤静江さんは、南仏ニースにたまたま、静養のため、旅行中であったという。

また、この事件に先立つ1996年3月には、カニバリズム(Cannibalism)の風習のある地帯の風土病であるKuru病の調査を通じて、「相当長い潜伏期間を経て発症するスローウィルス(slow virus)」の研究者であるCarleton Gudjasek氏が、FBIに別件で逮捕された。

これらの共通の接点として、the Howard Hughes Medical Institute(ハワードヒューズ医学研究所)の存在とCIAとの関係などを指摘する向きもある

この9年前の出来事は、BSEとCJDとアルツハイマーとのつながりをめぐる黒いうわさとして、今でも語り継がれているという。

なお、Tsunao Saitoh氏の一件については、当時、日本の報道各社の一部が、事実を歪曲した過熱取材をし、
http://www.bro.gr.jp/kettei/k001-nhk.html#000
などにみるように、1998年 3月 19日 NHK  TBS  テレビ朝日  テレビ東京 の四社が放送と人権等権利に関する委員会機構の審理をうけた。

参照
http://www.freerepublic.com/focus/fr/596777/posts
http://www.whale.to/m/bse5.html
http://www.warmwell.com/purdeyseac.html
http://www.mercola.com/2000/dec/17/bovine_spongiform_disease.htm
http://www.zmag.org/Japanwatch/0109-BSE.html
http://archives.foodsafetynetwork.ca/fsnet/1997/7-1997/fs-07-18-97-01.txt
http://www.ummah.net.pk/dajjal/madcow1.html
http://www.geocities.com/maymartin2001/pandemonium00046.html
http://www.siewca.ppr.pl/FQHjanuary2004.pdf
http://www.usio.co.jp/html/topics/usio_view.php?lcd=24
http://www.translan.com/jucc/precedent-1998-09-29.html
http://www.tmin.ac.jp/publish/2004/news206.pdf

Tsunao Saitoh氏のご生前の論文については、ここをクリックしてください

なお、この論文「Defective neurite extension is caused by a mutation in amyloid /A4 (A) protein precursor found in Familial Alzheimer’s Disease」(Received: 9 May 1996; Accepted: 5 January 1997)
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/45344/ABSTRACTやこの論文「The synaptic protein NACP is abnormally expressed during the progression of Alzheimer’s disease.」は、tau protein、アルファ・シヌクレイン(α-synuclein/NACP)に関するTsunao Saitoh氏の最後の共同研究成果とも見受けられます。

斎藤教授は、アルファ・シヌクレイン(α-synuclein/NACP)という物質を人間の脳から世界で初めて分離したもので、この斎藤教授の業績を、エリーザー・マスライアー教授(Eliezer Masliah )らが引き継いで研究した。

すなわち、人間のアルファ・シヌクレイン(α-synuclein/NACP)の遺伝子をネズミに組み込み、脳の変化や運動能力を調べた。脳内でアルファ・シヌクレインが大量に作られたネズミの生後2、3ヶ月の脳を調べると、人間のパーキンソン病の患者の脳神経細胞内にできるかたまりに似た組織ができ、脳神経細胞が萎縮。また普通のネズミと運動能力を比べたところ、遺伝子を組み込んだネズミは、運動能力に明らかな障害が生じたという。

この研究グループと、日本の横浜市立大などの研究グループがネズミを使った実験でこの仮説を裏付け、2000年の米科学誌「サイエンス」に発表した。

斉藤氏の経歴は、ここと、ここにあります

追記 2005/10/25 アメリカのCWD研究者夫妻の交通事故死

これは、不審死ではないようですが、昨年末に起こったアメリカの研究者夫妻の交通事故について触れてみましょう。

エリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)さんは、アメリカの野生鹿にもCWDというプリオン病がかかることを発見されたかたです。

エリザベートさんが写された写真が、このサイト
4つある写真の中の右上のやせ細った鹿の写真に残っています。

このサイトにありますように、エリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)さんは、2004年12月29日に、夫のTom Thorneさんとともに、交通事故でなくなっております。

このサイトによれば、カリブ海でのクリスマス休暇の後、デンバー空港から自宅に向かう途中、雪交じりの天候の中で交通事故にあったそうです。

享年53歳とのことです。

このサイトを見ますと、高速道路上で、氷でスリップした先行のトレーラーが、ジャックナイフのように折れ曲がったところに、激突したとしています。

このサイトは、生前のご夫妻の姿です。

このサイトでは、エリザベートさんがCWD鹿を発見してからの話が、物語風にかかれています。

为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/

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