2004/11/08
平成15年度第1回文化庁映画賞受賞の映画に「掘るまいか 手掘り中山隧道の記録」(橋本信一監督、フィールドワークスプロジェクト)というのがあるが、この映画をチャリティ上映し、山古志村支援の糧にしたいとの動きがひろがりつつある。
上映を企画したのは花泉町花泉の自営業小沢仁さんで、被害の大きさに衝撃を受け、インターネットを見ていたところ、山古志村のドキュメンタリー映画があることを知ったという。
今月中旬に上映し、収益を義援金として被災地に送るという。
同様のうごきは、宮城、埼玉、千葉、神奈川、三重、東京名とに広がりつつある。
新しい換金回路の芽生えで、これが各地に広がるといいが。
もともと、この映画上映推進の「掘るまいか」上映推進委員会なり、 「掘るまいか」クラブ というものがあり、震災以前から、各地での上映を重ねてきた。
新潟でも、長岡アジア映画祭で、この8月30日に、上映されたばかりであった。
映画の概要は、こちらに詳しい。
これをつくったのは、橋本監督をはじめ例の今村昌平さん設立の横浜放送映画専門学院の卒業生らしい。
掘るまいか 手掘り中山隧道の記録2003年 日本カラー/83分 英題“HORUMAIKA”監督:橋本信一
長岡のとなり、豪雪の山村・山古志村。つるはし一つでトンネル掘りに立ち向かった村人たちの16年に及ぶ精神とエネルギーの記録。人が生きるとは、希望の光を見つけようとするアガキの姿である。そのときトンネルが単なる物ではなく、意思を持ち、人に何かを伝えるものになったのだ。この空気感を醸し出すことに、この映画は成功した。