Sasayama’s Weblog


2009/03/13 Friday

ゼネコン金塗れの小沢さんには、もう、魅力はないですね。

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 06:28:07

次々と明らかになってきている小沢一郎さんへの西松献金問題、しかし、民主党内は、検察批判の大合唱ばかりで、物事の本質を自立的に捉え、それを党内浄化への道筋としようとする、気配すらない。

まるで、民主党全体が、『囚人のジレンマ』のスキームに丸ごと陥っている感じだ。

私から言わせれば、『国策捜査であろうとなかろうと、悪いことは悪い、いい事はいい。』の一点に尽きるのだが。

若手議員のここにきての阿諛追従的な「検察批判→小沢擁護論」も、国民の冷静な目から見れば、政変で逃げ惑う公家衆の捨て台詞にもとらえられかねないものであるのかもしれない。

私も、新生党→新進党→自由党と、少なくとも、2000年の総選挙までは、小沢氏と行動をともにし、金権腐敗の政治・改革を標榜してきたのだが、その肝心のリーダーが、実は、あけてみれば、ゼネコン金塗れの体質を持ったもので、もしあったとなれば、これまでの私の苦労は、いったいなんだったのか、ということへの腹立たしさは感じる。

2000年の総選挙において、わたくしは、「即席的に決まった新人の候補と同順位」という、あきらかに低い重複立候補比例順位の元で、選挙区の後援会の同志とともに、屈辱的な思いではあったが、ともかく堂々と戦いを終えた。

今になってみれば、あの驚くばかりに低い私の比例順位は、ひとえに、その上の順位に、自らの元秘書高橋嘉信氏を、自薦か他薦かは知らないが、ゼネコン票とりまとめに、期待し、または、期待させ、もぐりこみ、または、もぐりこませるためのものであったのだろう。

それはいいとして、その当の元秘書が、後に小沢事務所と対立(2003年12月に、合流後の民主党を離党)し、挙句の果ては、今回の構造的な資金問題の発端の多くに、もし関与していたとすれば、私は、つまらないもののために、比例順位を譲ったものだったのだなあ、という、大きな無力感すら、いま感じる。

そんなこんなで、私は、2000年総選挙直後の自由党離党後、この9年間は、無所属として、距離をおいて小沢一郎さんの言動を見ていたのだが、それでも、評価するところは、してきた。

過日の私のブログ記事「小沢一郎さんの「第7艦隊で十分」発言は正論」で書いたような、小沢氏の言動の先見性については、評価もしてきた。

しかし、それも、限界だ。

いま、小沢さんにとっても、民主党にとっても、必要なのは、たとえそれが国策捜査であろうとなかろうと、反面の真実が第三者の立場によって明らかにされるために、そして、そのことで、国民がある面からの判断材料が得られるために、謙虚に捜査の進展を見守るとともに、もうひとつの面からの判断材料を国民が得られるように、自ら、最大限の情報提供を積極的にすることしかできないのだ。

 

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