Sasayama’s Weblog


2008/11/30 Sunday

タレブ氏の『私は経済学を信じない』論

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:17:40

2008年11月30日
 

以前のブログ記事「金融恐慌下で巨利を得ているNassim Taleb氏のオプション戦略」でも紹介した例のブラック・スワンタレブ氏だが、このニューズウイークのインタビュー記事「私は経済学を信じない」(原題は「Don’t Trust Anyone In A Tie」、この原題だと、「誰をも、掛け目なしに、まともに信じてはいけない」と言う題になりますね。))でも、相変わらず、その意気軒昂ぶりを示している。

その中で、いくつか、格言的な部分を取り上げると

.悒奪献侫.鵐匹採用するリスク管理モデルは信用できない。
ビジネススクールでそうしたモデルを教えるのはやめるべきだ。

¬簑蠅覆里蓮▲縫紂璽茵璽タイムズだ。
ありとあらゆる金融情報を掲載するのはよくない。
人々は、それを正しく読みとれないからだ。 

ヘッジファンドが用いる数値の多くは、くだらないものだ。

せ埔譴躁うつ病的であることを理解し、その恩恵を受けることだ。
予測せぬ事態は、危険でもあるが、利益をもたらすこともある。

ゥ璽蹇鵑陵息でも、40パーセント損するよりはいい。

Χ睛惨愀玄圓僚言は一さい聞いてはいけない。
破産させられてしまう。

Ю鐐茲亡悗垢觸言を将軍に求めてはならないように、お金に関する助言をブローカーに求めないことだ。

╋箙圓忙餠發二倍あり、レバレッジが半分であれば、今のような事態には、陥らなかっただろう。

銀行にはリスクを負わせず、ヘッジファンドと資産家にリスクを負わせることだ。
少なくとも、この両者は、社会を脅かさない。

エコノミストを財務長官に任命してはいけない。
そしても、世界中からエコノミストをもっと減らすべきだ。
私は心理学は信じるが、経済学は信じない。

以上がタレブ氏の格言的発言ですが、今日本でも話題のサブプライム問題発生後も投資銀行的な投機に走ってしまい、1兆円以上の巨額の含み損を出してしまった某銀行の幹部にとっては、ひとつひとつ、耳の痛い発言ですね。

なお、このタレブ氏、金融恐慌後、いろいろな雑誌でのインタビューがふえているようで、このほかにも、サンデー・タイムズ・マガジンでのインタビュー(このビデオ「Nassim Nicholas Taleb: the prophet of boom and doom」ですが、今年の6月に放映したものです。邦訳版は、このサイト「金融危機後の世界にささげる人生論」ご参照) などが出ています。

このインタビューのなかでも、『サンデー・タイムズ以外は、新聞を読んではいけない。』などと、ジョークをいっていますね。

 

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