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2008/10/25 Saturday

東京金融取引所が公表している上場企業を対象にした各社のCDSスプレッド-「危ない会社」度ランキング-

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 16:41:22

2008/10/25(Sat)
 

三菱UFJ証券の藤戸則弘氏(「藤戸レポート チューリップ・バブル vs  クレジットディリバティブ・バブル」)によると、CDS(Credit default swap-クレジット・デフォルト・スワップ-)スプレッドは企業の“平均余命”を判断する傾向値であり、
スプレッドが
(1)2%を超えるとイエローカード(CDSスプレッドが200bpsを超える。株価の下落が始まる。)
(2)4%でレッドカード(CDSスプレッドが400bpsを超える。株価の下落が顕著になる。)
(3)7%で破綻を強く意識(CDSスプレッドが700bpsを超える。株価は一日で20パーセントの急落を見せる。)
(4)10%でファイナルカウントダウン(CDSスプレッドが1000bpsを超える。株価は鋭角的に急落)

になるという。

【上場企業のCDSスプレッド(参考値)】

(スプレッドは、上乗せ固定部分の保証料率ともいうべきもので、当該会社のリスク度が高くなり、CDSが発動する可能性が高くなるにつれて、高くなる。
一般市場において日々変動する変動金利部分(ロンドン銀行間金利である円LIBORなどの基準金利)に、この対象企業特有の固定部分の保証率を上乗せしたものの合計が、その企業に対する保証率になるということである。
bpsとは、Basis Point Spreadの意味で、1% = 100bpsである。
したがって、下記スプレッド数値のbps数値をパーセント数値に換算するには、「bps数値÷100=パーセントスプレッド数値」とする。
120bpsは、1.2%と同じ意味となる。 )

◇企業名/スプレッド(bps)

アイフル/1970

武富士/1704

日本航空/1167

↑ファイナルカウントダウン(1000bpsを超える)

ソフトバンク/868

↑破綻を強く意識(700bpsを超える)

プロミス/539

オリックス/458

全日本空輸/437

住友不動産/437

↑レッドカード(400bpsを超える)

アコム/385

西松建設/383

大成建設/368

◆日興コーディアルグループ/365

荏原製作所/328

NECエレクトロニクス/310

鹿島建設/297

パイオニア/293

東芝   288

丸紅/286

IHI/285

日産自動車/274

三洋電機   268

伊藤忠商事/248

野村證券   233

野村ホールディングス/229

大和証券グループ本社   220

↑イエローカード(200bpsを超える)

↓以下は200bps以下企業

富士重工業   184
サッポロホールディングス   175
大林組   160
清水建設   150
日本板硝子   144
南海電気鉄道   137
古河電気工業   137
みずほコーポレート銀行   137
損害保険ジャパン   136
住友商事   135
神戸製鋼所   131
阪急阪神ホールディングス   130
丸井   128
近畿日本鉄道   128
三井住友銀行   127
スズキ   125
住友金属工業   125
三菱東京UFJ銀行   120
三井住友海上火災保険   117
イオン   117
東武鉄道   113
本田技研工業   112
川崎汽船   105
日本電気   105
王子製紙   103
三井不動産 103
東京海上日動火災保険 97
トヨタ自動車   97
三井物産   97
ヤマハ発動機  96
商船三井   95
三菱化学   94
三菱商事   94
日立キャピタル   90
積水ハウス   88
相模鉄道   88
三菱地所   87
豊田通商   85
日本郵船 80
JFEスチール  79
富士通 77
新日本製鐵   76
JFEホールディングス   76
川崎重工業 74
三菱重工業   73
ブリヂストン   73
日立製作所   72
東レ   72
カシオ計算機   71
ソニー   71
セイコーエプソン   70
アサヒビール   69
帝人   66
日本たばこ産業   66
三井化学   65
ニコン   65
三菱電機   64
シャープ   63
コニカミノルタホールディングス   60
シチズンホールディングス   59
東京急行電鉄   57
伊勢丹   56
KDDI   54
リコー   53
新日本石油   52
住友化学   50
京浜急行電鉄   48
小松製作所   47
クボタ   46
アドバンテスト   45
日本通運   45
凸版印刷   42
ヤマトホールディングス   42
麒麟麦酒   42
住友電気工業   42
キヤノン   41
旭化成   41
味の素   40
東海旅客鉄道   40
イトーヨーカ堂   39
中国電力   37
中部電力   37
日本電信電話   36
関西電力   36
エヌ・ティ・ティ・ドコモ   35
旭硝子   35
パナソニック   35
パナソニック電工  35
東京電力   35
西日本旅客鉄道   35
東日本旅客鉄道   32
大阪瓦斯   30
東京瓦斯   29
小田急電鉄   29
京王電鉄   23

(東京金融取引所調べ=10月24日。単位はbps)

一位アイフルの10月中CDS(bps値)推移一覧

参照「2008年10月ヒストリカルデータ」

10/01 1400 → 10/02 1400(0-前日比増減率、以下同じ-) →10/03 1431(2.2)→ 10/06 1462(2.16) → 10/07 1487(1.70)→ 10/0/1512(1.68)→ 10/09 1525(0.85)→ 10/10 1537(0.78)→ 10/14 1587(3.25)  → 10/15 1605(1.13)→ 10/16 1617(0.79)→ 10/17 1630(0.80)→ 10/20 1614(−0.89)→ 10/21 1614(0)→ 10/22 1678(3.96) → 10/23 1790(6.67) → 10/24 1970(10.05)

(企業同士のCDSスプレッドを横並びに見るよりも、このように、一企業のCDSスプレッドの時系列的な推移を見たほうが、リスク管理には、意味があるようだ。
たとえば、上記のゴチック時点での数値の跳ね上がり要因は、何によるものか、といった具合に。)

参考 

CDS参考値 2008年10月24日」

CDS参考値 過去データ

「CDS参考値について 」

クレジットデフォルトスワップ(CDS)参考値公表制度要領

The Relationship Between CDS Spreads
And Equities Market Volume and Volatility With Respect to Credit Events For Single-Name CDS within CDX.NA.IG Index

CDSスプレッドの公式

藤戸レポート チューリップ・バブル vs  クレジットディリバティブ・バブル

財務アナリストの雑感■  シーズン2

日本企業のCDS値を見ながらCDSについて考えてみる

なお、アメリカの企業のCDSスプレッドのデータを得るには、次の方法があります。

 CMA - QuoteVision -」から得る。
こちらのサイトからエクセルデータをダウンロード

こちらのサイトからダウンロード

その他のデータが得られるリンク
Markit
Markit-2-
CreditEx RealTime
Swapswire
GFI CreditMatch
Tradeweb
MarketAxess
Bloomberg

参考
CDS Spread Market Quotes

Watson’s Ramblings

 

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