内閣広報室から次のようなメールが届いた。
「 内閣広報室からのお知らせ(2008/09/11)
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これまで、福田内閣メールマガジンをご愛読いただきましてありがとうご
ざいました。
昨年10月の創刊から第46号まで、読者のみなさんから、5万件近い多
数のご意見をいただきましたことにまず御礼申し上げます。
福田康夫総編集長をはじめ編集部一同、みなさんからのご意見を糧にしな
がら、よりよいメルマガ作りを目指して努力してまいりました。このメルマ
ガの場を通じてみなさんとの対話が深まったことに厚く御礼申し上げます。
今後も、メールマガジンに関して内閣広報室よりご連絡メールを配信させ
ていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
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[ご意見、ご感想]
福田内閣メールマガジン第46号の結果はこちらから(9月17日まで)
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html
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発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)」
まあ、『福田内閣が終わったんで、このメールマガジンが福田内閣最後のメールマガジンになる』っていうお知らせのようだ。
ただ、問題は、次の語句である。
「今後も、メールマガジンに関して内閣広報室よりご連絡メールを配信させ
ていただくことがございます。あらかじめご了承ください。」
私がこの内閣広報室のメールマガジンをとり始めたのは、小泉内閣のときである。
で、小泉内閣が終わって、その後の安倍内閣になって、安倍内閣のメールマガジン、それが終わって、福田内閣のときのメールマガジンと、引き続き、シームレスに、この内閣広報室のメールマガジンが届いている。
いわば、小泉内閣の時にいったん登録した私のメールアドレスが、内閣広報室の資産となって、その後の内閣のメールマガジンのデータベースとなっているらしいのだ。
でも、これって、ちょっとおかしくはありませんか?
われわれメールマガジンの読者が、膨大な貴重なアドレスという資産を内閣広報室に無料で提供したのは、そのときの内閣にたいして、提供したのであって、別に、内閣広報室に恒久的な膨大なアドレスのデータベースを構築させるために提供したのではないはずだ。
いわば、こんごあるかもしれない政治的バイアスのかかったスパムメールのデータベース作りのために、われわれ内閣広報室のメールマガジンの読者となったわけではないはずである。
提言したい。
ひとつの内閣が終わったら、その内閣時に内閣府が収集したメールアドレスの膨大な資産は、いったん消去すべきである。
そして、次の内閣は、自助努力によって、新たなメールマガジンの読者のメールアドレスのデータベースの構築につとめるべきである。
内閣広報室は、もし、政権交代して、メールマガジンの読者が、政党的に違ったバイアスをもった読者に代わった場合、これまで蓄積したもうひとつのバイアスのかかったメールアドレスのデータベースがどのように恣意的に使われるかが想像できているのだろうか。
いわば、この内閣広報室のメールマガジンの読者のメールアドレスのデータベースは、内閣官房機密費とおんなじ様なもんで、内閣交代時に、いったんリセットすべきものなのである。
追記
2008/09/25
昨日の麻生新内閣の発足とともに、以下のようなメールが内閣広報室から届いた。
私の真意は、まだ理解されていないらしい。
記
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内閣広報室からのお知らせ(2008/09/25)
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**** 様
このメールは、福田内閣メールマガジンにご登録いただいているメールア
ドレスに送付しております。
福田内閣メールマガジンのご愛読ありがとうございました。
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麻生内閣でもメールマガジンの配信を予定しております。
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麻生内閣が9月24日にスタートしたところですが、国民のみなさんとの
対話を積極的に進めるため、麻生内閣メールマガジンの配信を予定しており、
みなさんからご愛読いただけるような内容の企画にとりかかっているところ
です。つきましては、現在登録いただいている*******に配
信いたしたいと考えておりますので、是非ご愛読ください。
なお、登録いただいているアドレス等の解除・変更を希望する場合は、下
記リンク先をクリックしてください。
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/henkou.html
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発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)