Sasayama’s Weblog


2008/02/11 Monday

「金にならないことができる」ための社会システム作り

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 05:17:30

2008/02/11(Mon)
 
null「全国の湿地を抱える地域から子どもたちが一堂に集まり、「KODOMOラムサール中海・宍道湖全国湿地交流会」が九日、三日間の日程で島根県松江市内のホテルで始まった。
初日は各地の活動紹介などがあった。最終日には環境保全への思いをメッセージにまとめ、十月に韓国で開かれるラムサール条約締約国会議で世界に発信する。」
(参考サイト)という話題なのだが、心強い感じがする。

近頃の財テクブームで、子供にも、財テク教育を、というような風潮もある中で、このような「金にならない」社会活動を手がけられるのは、逆に、子供たちだけ、というような感じも受けてしまうのだが。

しかも、全国の湿地を守る大人たちは、格差社会のハザマの中で、それこそ、手弁当で、このような「金にならない」社会活動を強いられているわけなのだが。

もっと、これらの「金にならない社会活動」を直接的にも間接的にも、公的補助・扶助に頼らずに、できる社会システムを作ることはできないものなのだろうか、などと、考えてしまう。

たとえば、インドのマイクロクレジットシステムは、ごく小額の融資システムで、このような「金にならない社会活動」を助けるシステムになるだろうし、ごく小額の投資活動を可能にするシステムの用意なども、これらの「金にならない社会活動の円滑化」に資するだろう。

グーグル・アドセンス的発想だ。

小額のNGO相互扶助銀行を作る動きもある。

現代版頼母子講だ。

もっとも、これとても、モラルハザードには、気をつけなければならないが。

ドーネイション-寄付-へのインセンティブも、国税庁を経由しない、多様な資産再配分機能を有せるはずだ。

政府系ファンドなどについても、本来は、このような社会目的に資するためのスキームだってできるはずだ。

「金にならない社会活動」を円滑化にしうるための、換金回路を、地域に数多く作ることが、もっと必要な感じがしている。

湿地を守る、これらの子供たちの活動が、あとで、大人になって振り返ってみて「奇麗事だった」と嘆くことがないためにも。


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