2006/11/06(Mon)
ニューヨークタイムズ紙が、日曜日の社説「The Difference Two Years Made 」で、次のように、明確に共和党候補不支持を言明した。
ニューヨークタイムズ紙が、共和党候補を一人も応援しなかったことは、1851年発行以来、初めてのことで、ある。
以下は、その概要。
「ニューヨークタイムズ紙では、これまで、穏健な共和党員を支持してきた。
それは、二大政党制が、重要であるとの観点からの、われわれの忠誠の証でもあった。
それが、今回、なぜ、われわれをして、共和党候補不支持を社説上で明確にしなければならなかったのかについてだが、それは、何よりも、多数派である共和党が、政治のうえで、基本的に、ひどい仕事をしているから故である。
減税は、国家予算を破壊し、中産階級を弱らせ、長期的に、経済的危機を招いた。
地球温暖化に目を向けることなく、国は、海外の原油に依存し続けている。
特に、下院の共和党議員は、長期の多数派に特有な有害さを見せてきている。
彼らは、反対派をシャットし、自らの党の穏健派をも、締め出そうとしている。
彼らのただひとつの使命は、永続化のための自己保存のみであるように、みえる。
彼らは、最も最小の倫理規範に対しても驚くべき無関心の状態で、消耗した機能で持って、何とか、永らえている状態だ。
このような党が、お手盛りの政府事業を緊縮財政に持ち込むことができるなど、信じられないことだ。
中略
今回の中間選挙は、まさに、ブッシュについての選挙であり、ブッシュの犯した過ちと愚行の結果を覆い隠そうとする多数派議会人についての選挙なのだ。
ブッシュは、2000年にポピュラー・ヴォート(総得票数)で負けて(対立候補のゴアに総得票数では負けたということ。)以来、それからというもの、彼は、あたかも、大きな命令力を持つもののごとく、支配を始めてきた。
2004年に対立大統領候補を打ち破って以来、彼は、真の政治的資産を持ち、それを使うつもりであることを、公言してきた。
われわれは、その結果を見てきた。
もし、ブッシュが、中間選挙のある来週の水曜日に目を覚まし、彼の党である共和党が、下院も上院も、保持できるとわかったとしたら、彼がさらになしうる新たなでっち上げを想像するだに、恐ろしいことである。」
以上
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