2006/06/27(Tue)
この MedImmune社は、これまでにも、FluMistなどのスプレー式のヒト感染鳥インフルエンザ・ワクチンを開発してきたが、今回開発したのは、CAIV-T(Cold Adapted Influenza Vaccine, Trivalent)というものである。
これまでのPhase IIIを想定した研究では、A型に効くようであり、H1N1ウイルスに対しては、これまでの注射によるよりは、89パーセント以上有効であり、H3N2ウイルスに対しては、これまでの注射によるより、79パーセント以上、有効であるという。
このCAIV-Tは、これまでのFluMistと異なり、ワクチンを凍結保存しておく必要がない、冷蔵庫で保管できる生ワクチンであり、保存に楽というのが特徴のようだ。
このほど、MedImmune社は、CAIV-Tについて、アメリカのthe US Health and Human Services Departmentから、一億七千万ドルの受注を受けることとなった。
また、アメリカ国立衛生研究所と、H5N1ウイルスについての有効性についての研究をしており、フェーズ1の臨床実験についての患者登録をしているという。
また、MedImmune社は、アメリカ国立衛生研究所の国立アレルギー・伝染病研究所(NIAID)と、いろいろなタイプのウイルスに対しての試験バージョンを作るための合意書を取り交わしたという。
順調に行けば、MedImmune社は、この二年以内に、イギリスのSpekeの工場で、市場生産の体制に入るという。
MedImmune社には、MedImmune UKとMedImmune USAの両社があり、アメリカのMedImmune USAでは、FluMist生産、イギリスのMedImmune UKでは、CAIV-T生産との分業体制でやるようだ。
サイト「Testing begins on new bird flu spray vaccine」
「Flu vaccine shortage might continue into 2005」
ご参照
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