Sasayama’s Weblog


2006/01/08 Sunday

正月旅行中に大事故が立て続けに起こってしまった秋田県知事の危機管理の認識程度

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:06:35

2006/01/08(Sun)

nullこの平成18年01月04日の秋田県知事の記者会見録を見ると「ベトナムとカンボジアに27日午後から2日の昼まで行っておりました。」とある。

羽越線事故で、県庁職員の臼井和弘さん(厚生労働省から秋田県庁に出向中)が犠牲になったのが12月25日午後7時。

12月26日現在で、秋田県民では、にかほ市の畠山学さんと、秋田市の畠山祐紀さんの死亡も確認されていた。

そのほか、県民の負傷者としては、田沢友泰さん、高橋徹さん、高井行則さん、大滝久司さんの負傷が、26日時点で確認されていた。

そして、その後、秋田市の実家から勤め先に戻る途中犠牲にあった山形地検鶴岡支部の検察事務官江本陽子さんの死亡がわかったのが、12月27日夜。

秋田県湯沢市の泥湯温泉の硫化水素中毒で、東京から遊びに来ていた東大助手松井安泰さん一家、親子4人が死亡したのが29日午後5時。

となると、旅行前には、羽越線事故での県庁職員の死亡がわかっていたということ。

この間にも、あったかいカンボジアにいけない秋田県民は、降りかかる未曾有の豪雪の処理に汗だくになっていたはず。

その旅行中「毎日のごとく今回のJR羽越線の脱線事故とか、それから泥湯温泉の硫化水素ガス事故の問題とかそういう情報が入ってきてました。」とあり、
「泥湯温泉の事故については、ファックスがすぐ入りました。それからBS放送ですぐ知りました。」とあり、
その意味で「残念ながら携帯電話の通じるところしか行けなかったということが事実ですね。」とある。

何が「残念ながら」なのか、よくわからないのだが、旅行の目的としては「自分がある程度休暇を取りたいというのは、毎日、県のことだけ考えるとリセットできなくなってきて、非常に頭が硬直化するもんですから、もう少し頭をリセットするためにも少し休暇を取るというのが自分の生き方なんですけれども。」とある。

記者会見の全文は、こちらのサイトhttp://www.pref.akita.jp/tiji/17year/060104.htmlにある。

海外旅行に出掛けた寺田典城知事に対し、県庁に批判の声が寄せられており、1月6日午後3時現在、106件の意見が寄せられているという。
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000601070001 参照

どうも、間が悪かったといえばそれまでなのだが、公人としては、どうなのかな?というような発言が続いている。

こうなると、2003年5月29日に、三陸南地震の最中にパチンコを続け、詰め腹を切らされた副知事(この時も知事は外遊中であった。)と、どっこいどっこいという感じもしてくる。

「公人は、日々、戦戦兢兢 (せんせんきょうきょう)としてすごすべし」(詩経の一節に「戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、薄冰を履むが如し」とある。)というのは、私の政治の師、伊東正義先生の言葉でした。

参考「秋田県メールマガジン メルマガ『あ!きた。』 No.106 2006・1・6」
より「寺田知事のそのまんま通信」全文

■ベトナム・カンボジアで「リセット」
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年来の大雪で毎日大変なことと存じます。
ところで、新年を迎えての今年のキーワードは「育(はぐくむ)」。
「子育てや教育」、農業の「担い手育成」や「食育」、さらに、来年の「秋田わか杉国体」での優勝に向けて「選手を育む」との願いを込めて、この言葉を選びました。
元気な秋田県を目指して頑張ってまいりますので、今年もよろしくお願いします。
さて、この年末年始にかけてベトナムとカンボジアに行ってきました。外から秋田を見つめ直すとともに、県庁の仕事で固くなった頭を「リセット」することが目的です。
ベトナムには以前にも行ったことがありますが、今回は初めてカンボジアを訪れ、世界遺産の「アンコール・ワット」を見学することができました。
古代クメール人は、どういった発想でこの巨大な石造建築群を建造したのか、
私の理解を超える不思議な遺跡でしたが、こうした日本とは全く異なった文化、文明に触れ、自由な発想をしてみることが、とても大切なことだと思っています。
ベトナムにも3日ほど滞在しましたが、特に観光地には出掛けず、毎日5時半(時差が2時間あるので、日本時間では7時半)に起床し、ゆっくりと過ごしながら、新年に向けてさまざまなことを考える時間とさせていただきました。
特に、年末には痛ましい事故が続いたこともあり、危機管理の重要性や、県民の安全・安心のために、行政として、県として何をなすべきか、何ができるのか考えさせられました。
羽越本線の列車脱線事故では、県健康対策課の臼井副主幹を含む5人の方が亡くなられ、また、泥湯温泉で4人の方が硫化水素ガスにより亡くなられた事件は、ベトナム滞在中に県庁からの連絡と滞在したホテルのBS放送で知りました。
家族そろっての旅行で、本県の温泉での年末を楽しみになさっていたとのこと。
本当に残念であり、改めて、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

以上引用終わり

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