Sasayama’s Weblog


2005/11/26 Saturday

狭義のトリアージと広義のトリアージの必要性

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 08:33:29

2005/11/26(Sat)
 
nullあるメールサイトを見ていたら、次のような提案がされているので興味をひかれた。

すなわち、鳥インフルエンザが、パンデミック状態になって、人々が、病院に押しかけ、カオス状態になったときに対処して、病院を、事前に「インフルエンザ対応病院(診療所)レッドフラッグ」と「非インフルエンザ対応病院(診療所)ブルーフラッグ」を決めておく、という考えである。

まあ、たとえはおかしいが、自動車の日産のブルー・ステージ店レッド・ステージ店レッド/ブルー・ステージ店とにわけるような考えを、パンデミックの際の病院にも適用する、と考えたほうがわかりやすいかもしれない。(ブルーステージが日産店と日産モーター店。レッドステージがプリンス店とサティオ店。)

この考え方と同じような考えが、このサイト「AIDS may help spread of bird flu

に示されている。

すなわち、今年の尼崎鉄道事故の場合にも活躍した、病人を重症・軽症別に、即時にタグをつけ、層別し対応する「トリアージ」(triage)(優先割当決定原理)の考え方を、もっと広義のシステムとして、パンデミックの際に、つかっていこう、という考え方である。

ここであげられているのは、パンデミックの際に、優先安全確保が要求されるのは、安全の社会的インフラが機能するための人材、すなわち、医療・技術関係者や、食料生産・供給者とする、というような考え方である。
また、住民自身ガ、どこで、ケアするかの事前選択も、必要なのかもしれない。

日本とアメリカの違いは、自宅療養できるかどうかの体制の違いだという。
ウサギ小屋での自宅療養が出来ない日本では、いっせいに、病院になだれ込んでしまう可能性がつよいといわれている。

ここらで、広義の意味での「トリアージ」(triage)体制を、新型インフルエンザ対策に加えておく必要があるのかもしれない。

ちなみに、小樽市の行動計画では、自宅療養を、明確に盛り込んであるそうだ。

上記の「インフルエンザ対応病院(診療所)レッドフラッグ」と「非インフルエンザ対応病院(診療所)ブルーフラッグ」のご提案のように、新型インフルエンザ到来に備えての層別化された社会的ポートフォリオ(diversified portfolio)の試行錯誤が、必要というわけだ。

为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/

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