2005/10/28(Fri)
台湾の行政院大陸委員會が今日発表したところ、中国では、現在、次の8つの省に、鳥インフルエンザが発生していると断定した。
すなわち、内蒙古、湖南、安徽、福建、江蘇、青海、新疆、西藏の8省である。
これに対して、台湾は、A.B.Cの三段階での対応を決めた。
すなわち、
Aは、さらに、A1レベルと、A2レベルとに分けられ、
A1レベルは、中国で、ヒト→ヒト感染が始まっている段階。
A2レベルは、中国から国境を越え、台湾において、鳥からヒト感染が始まっている段階。
Bレベルは、台湾において、ヒト→ヒト感染が始まっている段階。
Cレベルは、台湾において、ヒト→ヒト感染が大規模に始まっている段階。
とし、この段階別の対応を決めた。
なお、中国では、先週の内モンゴル自治区の天長市梁營村( Liangying)、今週の安微省のフフホト市(浩特市)に続いて、今度は、湖南省の湘潭縣で、鳥インフルエンザが発生したと、10月26日、当局が発表している。
500羽以上のアヒルが感染したが、鎮圧に向かっており、新たな感染は、発生していないという。
以下が現地の写真である。
「(1)湖南省禽流感疫情得到有效控制」
「(1)湖南省禽流感疫情得到有效控制」
しかし、昨日になって、この湖南省の湘潭縣射埠鎮灣塘村において、12歳の少女が、鳥インフルエンザ疑いで、死亡した。
この少女は、熱を出し、風邪のような症状を見せた後、二日目に死んだという。
この少女からH5N1が検出されたと言う報道はまだない。
この少女の弟で、10歳の男子も、同じような症状を示したという。
この少女の姉と弟は、死んだ鳥、アヒルを食べたことがあるという。
湖南省当局は、この少女の死亡が鳥インフルエンザというのは、うわさに過ぎないといっている。
「中國否認人類感染禽流感 世衛要求調查」参照
また、北京当局は、今日になって、この少女の死亡原因は、肺炎によるものだとして、鳥インフルエンザ説を否定したが、WHOは、なお、この死亡原因を明確にするように、中国当局に要求している。
10月28日、中國農業部獸醫局局長の賈幼陵氏は、中国での鳥インルエンザ制圧は、次の二つの理由で、制圧に困難性があるとした。
第一は、渡り鳥が、中国の多くの省を飛ぶことにより、鳥インフルエンザウイルスの接触範囲が限りなく広いものとなること。
第二は、中国経済に占める養鶏産業の位置が、飼養羽数142億羽、世界の総飼養羽に占めるシェア20.83パーセント、そのうち、アヒルについては、世界飼養量の76パーセントと、巨大であり、鳥インフルエンザの発生と蔓延の程度は、比較的に、高い状態にあること、
をあげている。
参照「禽流感我國完全有能力防控」
「中國官員:高致病性禽流感防控困難」
「WHO seeking information about link between bird flu and girl’s death in China 」
「湖南省懷疑出現人感染禽流感致死病例 」
「香港‧捨不得扔棄湖南女童吃瘟雞送命」
「湖南12歲女孩不治 中共否認有禽流感病例 」
「世衛組織要求中國證實湖南女童非死於禽流感 」
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