2005/09/30
この『遅々とした歩み』というのが、glacial speedという表現でこの記事は伝えている。
「氷河が動くようなスピード』というのだろうか。
9月28日にひらかれた「the House Ways and Means Committee 」(歳入委員会)のヒアリングで、Foreign Agricultural Service AdministratorのEllen Terpstra 氏は、「行動をとるべき時は、はるかに過ぎた。」と、進まない日本との牛肉貿易再開に苛立ちを見せた。
冒頭、米通商代表部のWendy Cutler氏は、「日本とアメリカとの通商関係は、年々、双方、ウィン−ウィンの解決策を見出すよう、協力しあうことが、難しくなってきている。」といった。
委員会の前に、Jerry Moran議員が、「アメリカの牛肉産業と農家は、日本が牛肉貿易を閉ざしてからというもの、毎月、一億ドルを失っている。日本は、アメリカからの牛肉輸入を再開しない限り、アメリカへの輸出によって、利益を得ることはできない。アメリカ議会の日本に対する忍耐は、すでに切れた。」として、日本に対する経済制裁を呼びかけた。
また、日本からの牛肉輸入も、日本のアメリカからの輸入再開があるまでは、しない、と、言明した。
歳入委員会委員長のBill Thomas議員は、日米関係のあまりに多くのことが、明日に待たされている。決まり文句に、「明日は、永遠である。」とか、「明日というのは、永遠にこない」とかあるが、そのどちらも、日米関係の「明日』を、かなりよく、あらわしている。」といった。
追記 2005/10/03米国務次官補、牛肉問題で日本に輸入規制撤廃を要請
ヒル米国務次官補(Christopher Hill)は、9月29日のthe Senate Foreign Relations Subcommittee on East Asia and Pacific Affairsのヒアリングの席で、牛肉輸入再開問題に関して、次のような発言をした。
サイト『U.S.-Japan Alliance Evolving To Meet New Threats』参照
「我々アメリカ政府は、これ以上の遅滞なく、アメリカからの牛肉輸入が再開できるように、日本政府に対して強く望むものであります。
輸入再開実現を意図して、両国がフレームワークについての協定を締結してから、一年がたちます。
アメリカ政府による度重なる高級レベルでの介入にもかかわらず、まだ、実現できていません。このことは、変えるべきであります。」
「and, of course, we strongly urge Japan to resume beef imports from the United States without further delay. It has been a year since we reached agreement on a framework intended to accomplish that. Despite repeated interventions at the highest-level by the U.S. Government, it has not happened yet. This should change. 」
ヒル米国務次官補は、今月北朝鮮を訪問されるようで、なんやら、拉致問題と牛肉輸入再開問題とが、トレードオフにされかねない雰囲気となってきた。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=10507もご参照
为翻译对汉语, 使用这 ⇒http://translate.livedoor.com/chinese/