2005/08/18(Thu)
いつのころからか、説得力ある資料づくりの有力なソフト兵器として、パワーポイントが、つかわれ、各職場で、資料説明に威力を発揮しているようなのだが。
しかし、このパワーポイントを使った部下の資料に、正直、辟易している管理職の方も多いのではなかろうか。
いってみれば、「強引に、自らの結論に誘導していくための、無意味で、仰々しい、矢印や強調」についての辟易さである。
たとえば、この資料
http://www.waseda-coe-cas.jp/project/minutes/images/fig01.jpg
が、その典型的な例であるが。
私自身も、相対する要因を、縦軸・横軸のマトリックスにおいてみて、その、交じり合う空白部分に、結論や仮説を当てはめていく、という行為を何年もしているので、その重要さはわかるし、意外な発想も、そこからうまれうることもわかる。
しかし、「故に、結論」と、因果関係のあまり無い要因に、強引に矢印をつけ、こと終われりとする、パワーポイント症候群は、中間のファジーな部分の説明を、すっ飛ばしてしまう危険性がある。
オルタナティブの発想の無い、無機的世界とでもいおうか。
まあ、今回の郵政法案賛成か?反対か?、の対決軸も、これらパワーポイント症候群の政界波及現象とも、見てとれなくも無いのだが。
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