2005/08/11(Thu)
今年の三月の私のブログ「再び世界経済に、原油高の洗礼」http://www.sasayama.or.jp/
wordpress/index.php?p=237 で、「原油価格は、一バーレル60ドル台に突入することになるであろう。」等といっていたのが、すでに、一バーレル70ドル台の攻防へと移ってきている。
昨日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ガソリンの在庫減を受けた供給不安の高まりを背景に急伸、指標となる米国産標準油種WTI9月当ぎりは一時、1バレル=65.00ドルの過去最高値をつけた。
原因は、Bloomberg等によれば、製油所の稼働率低下と、変わらぬ需要の堅調によるものとしている。
ここ四週間のアメリカのガソリン消費量は、前年同期に比し、1.4パーセントの増、末端のガソリン価格は、前年同期比27パーセント増となっている。
暖房用灯油についても、1978年の取引所開所以来の最高の高値に達し、前年同期比57パーセント高い、一ガロン1.842ドルとなっているという。
アメリカへの一日あたり原油輸入量は、先週、過去二番目に高い水準に達し、一日あたり一千百十万バーレルとなった。
製油所の稼働率は、95パーセントで、先週に比して、0.8ポイントの下落となり、低下傾向にあるという。
ロンドン市場においても、一バーレル64.20ドルに達した。
総じて、ガソリンの在庫量の減少が、原油価格の先行きに影を落としているという構図のようだ。
ヘッジファンドの、原油をめぐる取引も、依然、活発化している。
さらに、ガソリンの高値は、ディーゼルエンジン用軽油需要の増加につながっているという。
これらの原油高は、株式市場にも大きな影響を与えつつある。
一方、日本においても、給油所のガソリン全国平均価格が、レギュラー1リットル当たり128.4円(8日時点)で、前週比0.9円値上がりした。
ハイオクガソリンも0.9円高の139.6円。原油価格の高騰を反映し、レギュラー、ハイオクともに6週連続の値上がりとなった。
政治の混乱をよそに、原油高の日本経済に与える影響は、より深刻化している。
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