Sasayama’s Weblog


2005/02/14 Monday

Tim Johnson 上院議員のカナダとの牛肉輸入再開反対論

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 10:42:12

  
2005/02/14(Mon)

nullアメリカのサウスダコダ州選出の上院議員であるTim Johnsonさんは、先週土曜日にラピッドシティで行われた農業フォーラム・パネルの席で、 カナダから生体牛と牛肉の輸入再開を3月7日にしようとしているUSDAに対して、反対の意思表示をした。
http://www.rapidcityjournal.com/articles/
2005/02/13/news/local/top/news01.txt
参照

Tim Johnsonさんによると、カナダからの生体牛の輸入再開によって、日本のアメリカからの牛肉輸入は、さらに遅れるであろうとしている。

また、日本国内の事情についても触れ、日本政府は、アメリカ牛肉輸入再開を強く望んでいるが、日本の消費者は、それを望んでいないとしている。

また、日本政府は、アメリカの牛肉を輸入したいと思っていても、われわれは、日本に輸出する牛肉が、本当にアメリカの牛肉であることを、日本に保障することはできないとして、南部選出議員の反対によって、施行が2006年にまでずれ込んだCOOL制度−原産国表示制度-の遅れが、その原因であるとした。

さらにTim Johnson上院議員は、カナダとの生体牛の国境再開によって、「大きな牛の津波が、カナダから押し寄せてくるであろう。」としている。

一説には、国境再開によって、九十万頭の牛がカナダから押し寄せるとの見方もあるが、実際は、はるかにそれ以上の頭数であろうという。

また、同じパネルに出席したMargaret Nachtigall さんは、「今回のUSDAがとった国境再開措置は、非BSE国が、世界で始めて、BSE国に対して、国境を開いた例になる。」と、非難した。

これに加えて、Tim Johnson上院議員は、「アメリカがカナダに適用するような基準を受け入れるような国は、他の世界各国どこにもない。」と、USDA を非難した。

さらに氏は、「アメリカの国内の牛肉加工業者が工場閉鎖に追い込まれるのは見るに忍びないが、消費者信頼を損ねてまでも、ミートパッカーを維持することには、異議がある。消費者からの信頼を損ねることこそ、アメリカにとっての真の危機であるからだ。」としている。

氏は、また、「アメリカのカナダとの国境再開は、いつかはあるであろうが、カナダの牛の安全性を証明できるまでは、国境再開を遅らせることはできる。それを現実的にできる場は、アメリカ議会の場である。」と、今回、超党派で、アメリカ議会に提出のカナダ牛肉輸入再開反対決議案の有効性を確信している。

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