2009/06/19(Fri)
以前のブログ記事「今回のH1N1は、この夏、南半球でも、北半球でも大流行するとのニーマン博士の見解」で、PB蛋白のE627K変異が、低温でのウイルスの複写効率を増加させるとのニーマン博士の説を紹介したが、今回の上海で発見のH1N1新型ウイルス A/Shanghai/71T/2009(2009年5月31日に採取)についても、E627K変異がみられたという。
そして、この再集合は、ヒト→ヒト間で生じたものではないと見られている。
参照
一方最近ブラジルで発見されたA/Sao Paulo/1454/2009には、E627K変異は、見られなかったという。
かねて、ニーマン博士は、今後6月から12月までのH1N1対策には、両面戦略がとられるべきであるとして
ひとつは、北半球では、E627K変異がおこっていないH1N1が、北半球での暑い夏の間も、感染拡大を続けるであろう事への対策
もうひとつは、南半球では、E627K変異がおこったH1N1が、南半球での寒い冬の間、感染拡大を続けるであろう事への対策
であるとしている。
この説が一部、実証されているということなのだろうか?
このE627K変異は、第二波のウイルスにおけるヒトへの感染性と劇症性を付与するものとニーマン博士は見込んでいるようだ。
参考 A/Shanghai/71T/2009のシーケンス
「Flu Trackers」より
601-610
qqmrdvlgtf
611-620
dtvqiikllp
621-630
faaappkqsr
この621-630の部分がA/Shanghai/71T/2009 では
faaappeqsr
となっている。
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