2009/05/19(Tue)
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「More infectious than the flu bug - hysteria」
ですが、気軽に読める内容のコラムですね。
舛添厚生労働大臣も、ご一読いかがでしょうか?
概要は下記のとおり
いまやおなじみのH1N1ウイルスは、インフルエンザ・ウイルスの中でも、新しいメンバーである。
ウイルスは人類とともに歩んできた。
ウイルスは、バクテリアよりも100倍も小さくて、DNAや、周囲をタンパク膜で覆われているRNAからなる。
ウイルスを差別化しうるのは、そのタンパク膜の形や、RNAの遺伝子配列の違い(インフルエンザ・ウイルスの場合)だけである。
ウイルスの大きな差異が生じるのは、RNAが少し変化したとき、または、人間の免疫系がそのウイルスを以前に見たことがない場合、である。
簡単に言えば、ウイルス感染は、我々人間の細胞のひとつに入り込むことによって起こる。
そして、入り込んだあとは、細胞の制御室をのっとって、細胞破壊を引き起こす前に、ひとりでに何千もの複製コピーを作りながら、新しいウイルスが他の細胞に感染するがままにさせることになる。
それは、一種のゼロックスの複写機械のようである。
一方のバクテリアは、ウイルスとはまったく異なる。
DNAやたんぱく質だけでなく、ほとんど無限の数の形と影響力を持った全細胞である。
そのいくつかは人間にとっていいやつだが、そのいくつかは、悪いやつである。
ウイルスとバクテリアとの違いについての認識は、重要なことであり、特に、それらについて、いかに我々の体が感染を扱うのか、そして、医者は、どのように病人をあつかうのか、について理解することは、重要である。
われわれがインフルエンザにかかるということは、基本的には、われわれはウイルス性肺炎にかかる、ということである。
次に、ウイルス血症(viremia)を、循環血液を通じて、いたるところに生じさせる。
ここに、単なるカゼの患者と、合併症状を起こした患者との決定的な違いが生じる。
続く