2009年5月18日
ようやく国内感染本格化という日本ではあるが、世界の新型インフルエンザに対する関心は、すでに、第二波に向けられているようだ。
今回の新型インフルエンザの第一波への評価は、
�|彁狹�なウイルスではない。、
��感染力はつよい。
��疾病率は高い。
�っ彁猯┐蓮�低い。
といった評価のようである。
これが、第二波到来時においてのウイルスは、どうなっているか?というのが世界の関心のようである。
来月から南半球は冬に入り、今回の新型インフルエンザは、南半球においては、通常の季節性インフルエンザとともに、フル・シーズンに入る。
南半球のフル・シーズンを季節性インフルエンザウイルスとともに回り終えた今回の新型インフルエンザウイルスH1N1が、ふたたび9月に北半球に戻ってくるときに、どのような変異を遂げているのか、そして、どのような形での第二波の到来となるのか、というのが、その関心の源にある。
そこには、過去のウイルスにおける第二波に対するトラウマがあるものと思われる。
1918年のスペインカゼ(H1N1)では、第一波でいきのびたものが、第二波でやられ、また、1968年から1970年にかけての香港カゼ(H2N2→H3N2)においては、北米とヨーロッパとでは、第一波と第二波とで、ことなった特徴が見られたからだ。
1957-1958年のアジア風邪(H2N2)パンデミックにおいても、第一波よりも第二波のほうが、被害が大きかった。
今回の新型インフルエンザウイルスH1N1の特徴として
�ー稠�層が多く罹患し、老年層には、何らかの免疫体があるように見られる。
�⊂評�に豚インフルエンザ特有の嘔吐・下痢がみられる。
�4擬圓瓦箸棒�伏期間にばらつきが見られ、あるものは、一日、あるものは3-4日と、差異が見られる。
�ぅ瓮�シコでの高い致死率についての解明が明らかでなく、今回の新型インフルエンザの毒性についての解明が進んでいない。
�サ╂畧�インフルエンザウイルスに比較して、接触伝染性が強い。
などがあげられている。
第二波は、最初の第一波感染発見から勘定して、最低2ヶ月後から、最大2ヵ年後に到来といわれている。
早ければ今年の9月には、第二波到来の可能性が強い、と、言われている。
そこで、第二波は、どのような形の襲来となるのかについてだが、「Will H1N1 be back in deadly second wave? 」では、今回のH1N1が、今後季節性インフルエンザとなって、再び、第二波として来襲する場合には、どのような影響をアジア地域に与えるかを論じている。
ここでは、過去の福建株(H5N1)の第二波などを例に挙げている。
2003年から2004年にかけての福建株は、2003年12月の季節性インフルエンザシーズンと重なり、フランスでは、二百万人罹患、スペインでは、前年より20倍の罹患率となった。
特に子供の罹患がひどく、イギリスでは、7人の子供が死に、アメリカ・コロラド州では、5人の子供が死んだ。
いずれも、例年の季節性インフルエンザでは、1人か2人の死亡であったのが、である。
ワクチン計画の失敗にも懸念が残るという。
それは、1976年の豚インフルエンザ(H1N1)発生時のワクチン計画失敗のトラウマによるものだ。
今回のH1N1についてみても、、
現在のH1N1がシフトするのか?
毒性はどうか?
タミフル耐性を持って再来襲するのか?
などによって、今回軽微で終息した地域が、第二波では、思わぬ人的被害をあたえるのか?
などなど、わからないことが多いようだ。
ここにきて、WHOは、現在のレーティング・システムの改善を志向しているといわれている。
すなわち、現在のSARSやH5などの強毒性を前提とした感染の範囲の広狭をしめすアラートシステムと、今回の弱毒性であっても感染力の強いウイルスを前提とした毒性の強弱に応じたアラートシステムとの、二つのカテゴリーを縦横にグリッドしたマトリックスのかたちでの、ハイブリッドなポートフォリオ・アラート・システムを考えているようにも見える。
(一部報道では、WHOは、(1)健康被害の大きさ(2)社会的インパクトの強さという二つの指標にたった、フェーズにかわるカテゴリー概念の導入を検討中との話もあるようだ。)
ここに、 DALY (Disability-Adjusted Life Year)という指標がある。
これは、「疾病の負荷」(Burden of Disease)を示す指標である。
インフルエンザによって、85歳の人が亡くなるのと、21歳の人が亡くなるのとでは、疾病が人口から生産的な人口を奪う率が異なるという、やや、顰蹙を買いそうな概念ではあるのだが。
若い人が死ぬエイズは、死亡数は少ないが、そのDALY値は高いのに対して、老人がかかる脳疾患は、死亡数は多いが、そのDALY値は、低い。
同様に、今回のH1N1は、死亡数は少ないが、若い人にのみかかかるという意味で、そのDALY値は高いとされる。
参考「Is H1N1 scare just a false alarm?」
いずれにしても、今回の軽微で終わった地域が、第二波でも、軽微で終わるかは、わからない。
いま必要なのは、第二波到来に備えた、定期的なH1N1やH3N2のモニター/定点観測であるものと思われる。
| お知らせ: 日本からシカゴのオプション売買ができるためのマニュアル「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(A4版273ページ、5,900円)をこのたび書き上げ、発刊しました。 内容・目次のご確認やお求めについては、こちらをクリックしてください。 お徳用なダウンロード版-電子書籍PDFファイル(273ページ、3,980円)ご希望の場合は、こちらをクリック してください。 |
|---|
| Check Page Rank of any web site pages instantly: |
| This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service |