Sasayama’s Weblog


2004/12/02 Thursday

国債利払い抑制へスワップ導入

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:31:04


2004/12/02
財務省は1日、既に発行した国債の利払い費が金利上昇によって増大するリスクを抑制するため、金利スワップ取引を2005年度下期から実施すると発表した。08年度に大量の国債償還が予定されていることから、スワップ導入で将来的な利払い費の軽減を狙う。初年度は2000億〜3000億円程度の取引を予定している。

というものなのだが、どんなこと?
ってことだが、金利スワップというのは、元本関係なく、利子分について、固定金利から、変動金利へ、あるいは、変動金利から、固定金利へ、と、利払いを軽減させるために、スワップ先が、利子分を交換して、つなぐことだ。
この場合は、国債の金利の支払いだから、国が、国債保有者に対して、約定利率で支払うのを、将来の利払い増加に対処して、平準化するためのものだろう。
国は、スワップ契約先に対して、固定金利を支払って、LIBOR(ライボー) 6ヶ月もの変動金利で、金利を受け取り、その分を国債利払いに当てる。
LIBORと国債利回りの差をTEDスプレッドというが、この差は、長期的には、安定しているので、変動金利と固定金利との差は、長期的には、均衡するので、スワップ契約先も国も、ヘッジで損することはないようだ。

HOMEオピニオン提言情報・解説発言– –プロフィール—-著書行動図書館—-掲示板

  

157

No Comments

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. | TrackBack URI

Sorry, the comment form is closed at this time.