Sasayama’s Weblog


2008/06/15 Sunday

地震災害発生で、問責決議−審議拒否が裏目に出そうな民主党

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 09:46:49

2008/06/15(Sun)
 
災害発生の場合は、国会休会中といえども、対策に万全を期すのが国会の役目だし、これまでも、休会中といえども、災害発生の場合は、むしろ、野党の求めに応じて、災害対策委員会を開き、災害対策に万全を尽くしてきた。

ところが、まさかの地震の直前に、民主党は、問責決議案のダンビラを振りかざし、審議拒否のまま、国会休会に流れ込もうとしたとたんに、岩手・宮城両県の地震という事態となってしまった。

与党であれば、休会中での委員会審議を求めなくても、淡々と、地震災害対策に手を尽くすことなり存在感なりは示せるが、野党となれば、災害対策委員会での質疑でしか、対策なり存在感は示せない。

しかも、被災地の一方は、民主党党首の地元ときているし、もう一方の宮城県の被災地といえば、民主党国会対策委員長代理の地元の隣である。

国民の声を聞くとなれば、やはり、ここは、格好はいささか悪いが、審議拒否スタンスの休会中での継続をやめ、災害地の声にこたえるべく、大儀につくべきなんではなかろうか?

それにしても、今回の宮城の花山から秋田の小安にぬける(国道398号)、または、岩手の胆沢から秋田の東成瀬に抜ける(国道397号)、さらには、一関から須川にぬける(国道342号)、被災地の道路は、いずれも、私もよく使う道で、大崩落でまっ二つに引き裂かれた道路の航空写真をみると、ぞっとする。

また、これらの道路は、秋田県の温泉地への重要なアクセスとなっており、これから観光シーズンを迎える観光業者にとっては、手痛い一撃であるだろう。

後記 案の定——

衆院災害対策特別委員会は十六日の理事懇談会で、委員会を十七日に開き、泉信也防災担当相から岩手・宮城内陸地震の被災状況や復旧対策について説明を聴取することを決めた。
しかし、肝心の質疑はない。

民主、社民、国民新の野党三党は、参院で福田首相問責決議を可決した後、全面的な審議拒否に入ったが、自然災害への対応は別問題だとして、与党に同特別委に限定した審議を申し入れていた。

一方、参院災害対策特別委も十六日、理事懇を開き、民主党が十七日に政府からの説明聴取を提案したのに対し、自民党は問責と国会審議の関係の整合性を欠くとし、拒否した。

まあ、案の定、というか、政党の「審議拒否をすることについての危機管理の認識の欠如」が、今回のようなブーメラン現象を招いたというべきなのだろう。

 

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